やじうま大掃除ウィーク
普段掃除しにくいサッシや畳、タイルの目地を徹底的にキレイにする
(2013/12/6 07:00)
あー汚れてるなーと思っても、なかなか重い腰が上がらなかったり、まとまった時間がとれなかったり、見て見ぬふりをしてやりすごしてきた場所はないだろうか。我が家の場合は、サッシの隙間や畳、風呂場のタイル目地などが当てはまる。
そんな汚れは来年に持ち越したくない! というわけで、大掃除で一挙に片付けてしまおう。
サッシのレールに溜まったホコリも、掃除機で一気に吸引
エヌケーグループ販売の「はぼき」は、「ハタキ」と「ほうき」の特徴を組み合わせた掃除機用のノズルだ。1980年代に発売されて以来、約30年に渡ってロングヒットを続けているという。
メーカー | エヌケーグループ販売 |
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製品名 | はぼき |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 2,200円 |
はぼきの特徴は、先端の触手のようなパイプにある。このパイプは塩化ビニール製で柔らかく、うち32本は、ゴミやホコリを取り込む吸込口で、内側の3本は、汚れを掻き出すブラシとなっている。これらのパイプが、細かい隙間などに入り込み、ゴミを吸引できるわけだ。
さっそくサッシのレールに溜まったホコリを吸引した。細いレールに、触手のようなはぼきの先端が入り込む。掃除機の運転をONにすると、レールはあっという間にキレイになった。隅に溜まったホコリもはぼきのブラシ毛が掻き出す。先端が細かい隙間まで入り込み、手でブラシや雑巾を使うよりも簡単で早い。
ついでに網戸のホコリも吸引した。ブラシ毛が網戸の隙間を突き抜け、ホコリを絡め取る。掃除機のノズルよりも、網戸に吸い付きにくく、掃除はスムーズに進む。ハタキでホコリを叩き落とすのと違い、ホコリが周りに散りにくいのもポイントだ。こちらもあっという間に掃除が完了した。
ロングセラーの製品というだけあって、便利な掃除機アタッチメントだとわかった。直販サイトでは、コタツの布団や玄関マット、パソコンのキーボードをはじめとして様々な用途を紹介しているので、ご興味のある方は覗いてみて欲しい。
意外と簡単な、畳の掃除
最近、和室のないご家庭が増えているという。友人によると、畳は「手入れが大変そう」というイメージがあるそうだ。
実は、畳の掃除は簡単だ。注意すべき点は、畳は湿気に弱いということ。水拭きは厳禁で、基本的には、乾拭きで掃除する。掃除機をかければ早い。畳の端の部分は、ホコリがたまりやすいので、先細ノズルを使うと、よりきれいに仕上がる。掃除機をかける際は、畳の目の向きに沿わせるのがポイントだ。
昔テレビで見たのだが、掃除機をかけると、ダニはその音を聴いて、畳の奥に潜るらしい。真偽は不明だが、我が家では一度掃除機をかけてから時間を置いて、もう一度かけるようにしている。
畳表のイグサは、もともと汚れを防ぐために白土でコーティングされているので、普段の手入れはこれで十分。さらにワンランク上の手入れを……という時に使うのが、アサヒペンの「タタミの洗剤」だ。畳表の汚れを落とし、除菌、防虫効果があるという。使用頻度は2カ月に一度が推奨されている。
メーカー | アサヒペン |
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製品名 | タタミの洗剤 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 367円 |
使い方は、布巾に適量を染み込ませて、畳表の目に沿って、撫でるように拭くだけ。拭いた直後は、ペパーミントのような清涼感のある匂いがする。20分程度経って乾いたら、乾拭きして終了だ。写真ではわかりにくいが、掃除機では取れなかった表面のホコリや汚れが落ち、畳にツヤが出て、色が少し明るくなったと感じる。6畳の和室で、1本使い切る容量だ。
空気の乾燥する今の季節は、液剤も乾きやすく、ワンランク上の畳掃除に絶好のタイミング。この機会に是非、畳をきれいにしてあげて欲しい。
浴室のタイル目地を白くしたい
黒ずみやすい浴室のタイルの目地。日頃の掃除にピッタリなのが、3M スコッチ・ブライトの「バスシャイン 目地洗い用スポンジ」だ。端が尖った形をしていて、目地に密着して汚れを落とせるというものだ。
メーカー | スコッチ・ブライト |
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製品名 | バスシャイン 目地洗い用スポンジ |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 398円 |
スポンジに浴室用洗剤を含ませれば、壁面の汚れがスイスイ落ちる。周りのタイルに触れにくく、傷つけにくいのが良い。
だが、こうしてこまめに風呂掃除に励んでも、目地には、気づくと黒カビが生えていたりする。そこで使ったのが、ジョンソンの「ゴムパッキン用カビキラー」。カビキラーと言えば、スプレータイプのイメージがあるが、こちらはジェルタイプ。塩素系の強力なカビ取り剤で、カビの細胞および色素を分解、漂白する作用があるという。
メーカー | ジョンソン |
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製品名 | ゴムパッキン用カビキラー |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 296円 |
使い方は簡単。汚れが気になる部分にジェルを塗り、15分~30分経ったら水で流すだけ。汚れが残っている場合はもう一度ジェルを塗る。
石素材の目地よりも、ゴム素材の部分に効果が大きかった。水で流すと、完全とは言わないが、だいぶ白さが甦った。
ちなみに、カビキラーには防カビ効果はない。カビ予防には、ほかのアイテムを併用したい。過去の大掃除ウィークでは、目地を真っ白に塗る防カビ剤配合のペンや、防カビ用のくん煙剤を使ったので、こちらも併せてご参照いただきたい。
【2013年 やじうま大掃除ウィーク】
・1日目「お掃除大好きライター・スタパ齋藤氏が明かす、とっておきの掃除術」
・2日目「お掃除大好きライター・藤原大蔵氏が愛用する掃除グッズ」
・3日目「猫に快適に過ごしてもらうための大掃除」
・4日目「本格ワックスに初挑戦! フローリングがピカピカツルツルに」
・5日目「普段掃除しにくいサッシや畳、タイルの目地を徹底的にキレイにする」