やじうまミニレビュー
誘惑に負けちゃう人に! 半強制的に勉強できるカシオの英語学習ツール
by 西村 夢音(2015/9/28 07:00)
大学受験のときくらいしか、まともに英語を勉強してこなかった筆者。英文を読むことはできても、悲しいくらいリスニングと会話ができない……。
さらっと英語が話せたらと思うが、社会人になってからだとなかなか勉強する時間もない。そこで使ってみたのが、英語リスニングに特化したデジタル学習ツール「joy study」というアイテムだ。
メーカー名 | カシオ計算機 |
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製品名 | joy study JY-L01 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 10,770円 |
joy studyは、「デイビッド・セインのデイリースピーキング」という英語教材を収録した学習ツール。本体に表示される英文を読みながら英会話を聞くことで、英語表現を覚えられる。英文を耳で聞いて、口にすることで実践的な英会話スキルを効率的に学べるという。
本体はコンパクトで手のひらにおさまるサイズ。単四形アルカリ乾電池1本で駆動し、電池寿命は約10時間ほど。専用のヘッドホンが付属するが、普段使っているイヤホンを差しても問題なく使用できた。
繰り返し聞いて耳が覚える! 実践的な会話が多くて役立てられそう
メニューは英会話を繰り返し聞く「デイリースピーキング」と、英単語を覚える「キクタン」の2種類。まずは、デイリースピーキングに挑戦。
この項目では、1つの会話文を4つのステップに分けて流す。STEP1で同じ英会話を3回聞く。STEP2で、会話を英語→日本語の順で聞き、STEP3では先に日本語が流れ、英語での表現を思い浮かべながら聞く。STEP1の段階では、英語が聞き取れない部分もあったが、繰り返し聞くことで理解できた。STEP2では日本語訳もわかるので、しっかり意味も理解できる。
最後は、仕上げとして一度だけ英会話が流れて全体を確認する。このときにはもう英文を覚えていて、本体に表示されている文を読まなくても声に出すことができた。
なお、収録されている会話は343種類。約3,400例文があり、「日常会話・買い物・異文化理解」などさまざまなジャンルの英文を聞くことができた。
海外旅行をした際、買い物や食事中に、英語でなんて言ったらいいのかわからない! と困ることがよくあったので、これから役立てられそうだなと感じた。覚えておきたい例文は、中央の「登録」ボタンを押せば「My例文帳」という項目に保存できる。
構文チェックもできてしっかり勉強したいときにもOK
「スキットを選んで復習」という項目も用意。デイリースピーキングで流した、STEP1~3を分けて聞くこともできる。
また、この項目では「なるほど英語!!」というメニューもあり、会話中に出てきた構文なども確認できる。こちらは流して見るというよりは、机に向かって勉強するときにチェックするほうがしっかり覚えられると感じた。
英単語を覚えるメニューでは、英単語帳「キクタン」に収録されている単語をチェックできる。2種類の難易度別に分かれており、「Entry」は高校で勉強するレベルで少し易しく感じた。
はじめに単語が表示されて、右の十字キーを押すと日本語に切り替わる。キーを押すごとに単語が変わるので、暗記したいときにも便利そうだ。また、表示される日本語の意味が1種類だけなのも、シンプルでわかりやすい。