やじうまミニレビュー

ワレモノや虫を分別して吸引できる掃除機用ノズル

やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです
アーネスト「分別吸い取りヘッド クリーンキャッチ」

 うっかり落として割れてしまった食器は、いつも仕方なく掃除機で吸い込んでいる。粉々に割れてしまった細かい破片は、掃除機で吸い込んでおけば安心だが、鋭い破片を吸い込むと掃除機のヘッドやホース、本体内部が傷付いてしまう恐れがある。

 そこで、アーネストの「分別吸い取りヘッド クリーンキャッチ」という製品を購入してみた。掃除機のホースに取り付けることで、ペットボトルに分別できるノズルだ。

メーカーアーネスト
製品名分別吸い取りヘッド クリーンキャッチ
参考価格2,057円
購入場所Amazon.co.jp
購入価格1,800円

 分別吸い取りヘッドのセット内容は本体と接続パイプとペットボトルカバーの3点で、本体の大きさは95×325×130mm(幅×奥行き×高さ)。本体重量は130g。別途500mlのペットボトルを準備する必要があり、本体に取り付けて収集したゴミはペットボトルに分別される。

 使い方は、ペットボトルカバーにペットボトルを取り付け、掃除機のホースに直接本体を接続するだけ。サイズが合わない場合は、接続パイプを使用する。ホースパイプ内径が最小32mm~43mmのものまで接続可能だが、コードレスタイプ、業務用などでは接続パイプを使っても使用できない場合がある。使用するペットボトルは、潰せない固いものを使用する。

 本体内部には弁が付いており、口から吸い込まれた空気とゴミはペットボトルを通り、空気だけ掃除機内部に送られる。

セット内容は本体、接続パイプ、ペットボトルカバー
黒いペットボトルカバーに別途準備しておいたペットボトルを装着する
中をのぞくと弁が見える。空気の流れを変えてペットボトルにゴミを分別する
ペットボトルを装着し、ホースにつなげば準備完了

割れた小さな破片もペットボトルへ吸い込まれて安心!

 まずは、割れてしまったガラスのコップを吸い込んでみることにした。大きいガラスは取り除いておき、手ではとれない細かい破片だけを吸い込んだ。

 掃除機の吸引力は「中」または「弱」で十分だ。細かいガラスがどんどんペットボトルに吸い込まれていく。触ると危険な破片も、これなら安心だ。掃除機本体に破片は入らないのも嬉しい。

割れてしまったガラスのコップ。こんなときは慌ててしまうが、分別吸い取りヘッドがあれば大丈夫
割れたガラスコップの破片をスイスイ吸い込む
ペットボトルにきちんと分別される

 なお、ノズルの先が小さいので、飛び散りやすい破片を吸い取るときは、取りこぼしがないように念入りに吸い取っておく。

いやな虫対策にも! サイクロン派におすすめ

 次に、虫を捕えるために使った。サイクロン掃除機で吸い込まれ、高速回転し、無残な姿になっていく虫……。想像するだけでゾッとするという方も多いのではないだろうか。

 サイクロン掃除機にしてからというもの、我が家でも虫を掃除機でとるのはやめていたが、分別吸い取りヘッドを使って虫を駆除することにした。

 照明カバーにたくさんいた虫の死がいを分別吸い取りヘッドで吸い込んだ。小さくて軽い虫ばかりなので、掃除機本体に取り込まれてしまわないかと不安だったが、ペットボトルの中にきちんと収まっていた。

【拡大注意】シーリングライトの裏側に小さな虫がたくさんいて気になっていた
【拡大注意】小さく軽い虫ばかり。ちゃんと分別されるか心配だ
【拡大注意】写真では見にくいが、大量の虫がペットボトルに入っていた!

 これなら網戸に付いている虫、サッシの溝や隙間などに入り込んだ虫、天井や照明に張り付いている虫なども吸い込むことができる。殺虫剤を使わずにすむので、小さな子供やペットがいる家庭でも安心して使える。

 分別吸い取りヘッドは、素手では取ると危険なワレモノや、さわりたくない害虫もサッと掃除機で取ることができる。持っていると何かと出番が多いので、家庭に1つ、備えてみてはいかがだろうか。

石井 和美