やじうまミニレビュー
エル・ティー・アイ「モダンACカバー」
エル・ティー・アイ「モダンACカバー」 |
去年くらいからベランダ菜園にハマっている。菜園と言っても賃貸マンションの狭いベランダなので、たかが知れているが、それでも緑があると気持ちが良いものだ。鉢や受け皿のデザインにこだわってみたり、自分なりの「ガーデニング」を楽しんでいる。ただ、改めてベランダを見てみるとやっぱり生活感が溢れていて、“おしゃれな家庭菜園”とは程遠い印象。
我が家のベランダはもともと狭い上に、スペースの1/4をエアコンの室外機に独占されている。エアコンの室外機は、もともと室内に置くものではないため、デザイン面は重視されておらず、無機質なメカっぽい造り。サイズも大きく、圧倒的な存在感がある。室外機がある限り、ベランダを楽しむなんてムダだろうな――とあきらめていた。
しかし、そんな室外機を隠してしまうというグッズをネットで知った。それが今回紹介するエル・ティー・アイ「モダンACカバー」。木製のカバーで、色気のないエアコン室外機を覆ってしまうというものだ。
メーカー | エル・ティー・アイ |
製品名 | モダンACカバー MAC-935 |
希望小売価格 | オープンプライス |
購入場所 | 園芸ネット |
購入価格 | 6,800円 |
大きめの段ボールに入った本体は、室外機の前面と側面を覆う大きな部品一枚と、上に載せる棚板、板を固定するためのボルトから成る。本体サイズは910×380×830mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約9.5kg。
製品パッケージ | 中には大きな側面用の部品と、棚板、ボルトが入っている | 組み立て説明書 |
側面と上面の部品はいずれも木製で、材質は杉。側面部分の部品は左右に開くようになっていて、あらかじめ蝶番(ちょうつがい。開き戸や開き蓋などに用いられる部品)で固定されている。部品だけを見ていくと、なんだか日曜大工のようなことをしなければならないのではないかと思ってしまうが、実際の設置はとても簡単だった。
左が側面用の大きな部品。右が棚板 | 棚板固定用のボルトは4本 |
まず、一番大きな側面用の板を室外機の前面から、室外機を囲むように設置する。次に棚板を上面に設置、付属のネジで4カ所を固定するだけであっという間に完成だ。本体部品のほかに用意するのはプラスのドライバーだけだ。棚板にも側面用の板にもあらかじめ、ネジ穴が開いているので、ボルトを固定するのにも特に力は必要ない。梱包を解いてから、設置まで10分かからないくらいで終わってしまう。
まずは棚板用の大きな部品を室外機を囲むように設置 | 板で室外機を囲むようにする | 上に棚板を載せる。この時点でほぼ完成だ。あとは板をネジで固定していく |
組み立て上の注意としては、側面の板の上下を間違わないようにすること。側面にネジ用の穴が開いている方を上にして設置する。
ネジ穴が上に来るように設置 | 棚板にもあらかじめネジ穴が開いている | 板固定用のボルト |
ナット(ボルトを固定するための部品。ボルトにあらかじめ付いているので、取りつけ前に外しておく)を、板の向こう側にセットしながら、ボルトを回していく | ボルトを固定したところ | ドライバーでしっかりと固定する |
できあがりは予想以上! カバーをしただけでベランダの雰囲気がガラリと変わる。本体の造りがしっかりしているので、簡単に設置できるわりに全く安っぽくない。木製のカバーがベランダの緑にマッチする。カバーをすることで、室外機のスペースは多少大きくなるものの、木目が目に優しく圧迫感がない。カバーの上に鉢植えなどのちょっとした物を置けるのも魅力だ。
設置前のベランダの様子。室外機がドーンと場所を取って、生活感が丸出しだ | 設置後の様子。室外機をカバーで覆うだけで雰囲気がガラリと変わる | 棚板の上にちょっとした物を置くこともできる |
設置も簡単で、仕上がりも大満足の一品。購入したタイプのほかにもマンションのベランダでのガーデニングをあきらめていたという人に、ぜひおすすめしたい。今回「モダンACカバー」を購入した園芸ネットというサイトでは、今回紹介したタイプ以外にも様々な室外機カバーを扱っている。興味のある人は一度覗いてみてはいかがだろうか。
2011年 1月 13日 00:00
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