やじうまミニレビュー

美肌作りの味方“ホットタオル”用に作られた「蒸すためのタオル」

やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです

 水で濡らして電子レンジで温めるだけのホットタオルは、スキンケアや寝癖直しなどあらゆるシーンで活躍する。じんわり温かいタオルを顔にのせるのはかなり気持ちよく、リラックス効果も高い。

 普段は家にあるフェイスタオルを使っているが、ホットタオルのために作られたタオルがあることを知り、さっそく購入してみた。今回は、KBツヅキの「ほっと蒸すためのタオル」を紹介しよう。

ほっと蒸すためのタオル
メーカー名KBツヅキ
製品名ほっと蒸すためのタオル
購入場所Amazon.co.jp
購入価格1,279円

 同製品は、「今治タオル」として有名なタオルの名産地である愛媛県・今治市で作られている綿100%のタオル。吸水性や保温性が高く、タオルが水分をしっかり吸収し、温かい蒸気が長持ちするという。耐久性もあり、洗濯を繰り返しても品質が長持ちするとしている。

 触ってみると、まずそのフワフワさに驚いた。ずっと触っていたくなるような手触りで、一本一本の糸が太く、丁寧に織られているのがわかる。4つ折り、8つ折りとたたんでみると厚みが増すので、視覚的にもフワフワなのが確認できるだろう。

4つ折にした状態。広げると一般的なフェイスタオルのサイズになる
太陽や海をモチーフにした今治タオルのロゴが付いている
フワフワでずっと触っていたくなる感触
8つ折りにした。糸がしっかりしているため厚みがある

 温め方は、水で濡らしたらラップで包んで電子レンジで1分ほど加熱する。筆者が普段ホットタオルを作るときと同じやり方だったので迷いなくできたが、できあがりに違いがあった。一般的なフェイスタオルであれば1分も加熱すればホカホカのホットタオルになるのだが、蒸すためのタオルは糸が太く厚みがあるため、1分では中までしっかり温まらなかったのである。

 フワフワゆえなので仕方ない……と思い、追加で1分温めた。計2分加熱したら、中まで十分温まりホットタオルが完成した。普通のフェイスタオルを温めたものと並べてみると、蒸すためのタオルはより水分を含んでいるようで一回りほど大きかった。厚みを見ても差は歴然。

水で濡らしてラップで包む
電子レンジで2分ほど加熱
蒸すためのタオル(左)と、一般的なフェイスタオル(右)を濡らして温めた。乾いているときは同等のサイズだが、蒸すためのタオルは水分を多く吸うためか濡らすと一回りほど大きくなる
厚みも違う

顔全体がしっかり包まれる! 耳や首元まで蒸気がいきわたって気持ち良い

 できあがったホットタオルは、夜メイクを落として洗顔する前に、顔にのせて使った。化粧を落とした顔にホットタオルを乗せると、蒸気で毛穴が開いて汚れが浮きやすくなる。その状態で洗顔をすることで、汚れを残さず肌をキレイな状態にできるのだ。実際ホットタオルを使ってから洗顔をしたときの方が、肌がワントーン明るくなっている。

 4つ折りにした状態の蒸すためのタオルを顔にのせてみて思ったのは、顔全体はもちろん耳や首元もしっかり蒸気に包まれて気持ち良いということ。顔に乗せているだけなのに、マッサージされているような心地よさを得られる。

 温かさも持続していて、たたんでいたタオルを開くと蒸気がふわっと広がり、また温かいスチームが楽しめる。普通のフェイスタオルでは冷めやすく、広げてみても水っぽくなっていることが多いが、蒸すためのタオルにはそういったことがなかった。完全に開ききる最後まで、しっかり温かい蒸気が残っている。ホットタオルをよく作る人に、ぜひオススメしたいアイテムだ。

顔にのせたところ。顔全体だけでなく耳や首元まで、しっかり蒸気に包まれて気持ちいい
タオルが温かいうちにクレンジング剤を拭き取る。温めることで毛穴が開いて汚れが取れやすくなる

西村 夢音