家電製品ミニレビュー

飲みすぎた日の翌朝はスチーマー ナノケアが役に立つ!

スチーマー ナノケア EH-SA95(※ヨドバシカメラで購入した量販店モデルなため、品番はEH-CSA95となっている。機能は変わらない)

 美容家電の代表格といったら、やはりスチーマーだろう。

 普段は、温かいスチームだけが出るパナソニックのスチーマー「ナノケア EH-SA61」を使っている。しかし、近年は冷たいミストが発生するモデルも多く、ずっと気になっていた。今回は、温冷ケアができるスチーマー「ナノケア EH-SA95」を紹介しよう。

メーカー名パナソニック
製品名スチーマー ナノケア EH-SA95
希望小売価格オープンプライス
購入場所ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba
購入価格38,600円

 「スチーマー ナノケア EH-SA95」は、温かいスチームと冷たいミストを発生させ、温度差で肌を刺激してハリのある肌へ導くというもの。スチーマーは、パナソニックが毎年新モデルを販売している人気製品だ。

 新モデルのEH-SA95では、従来1カ所だった冷マイクロミストの発生口が2カ所に増え、顔全体を急速に冷却できるようになった。ほかにも、コースに「クイック温冷(7分)」と「クレンジング(3分)」が追加された。本体も、従来モデル(EH-SA93)より横幅が約30%スリムになっている。

フタを開いた様子。従来機よりも約30%スリムになった
背面。給水タンクを備える
電源コードは取り外せる
2つの急冷マイクロミスト発生口(中央)と、温スチーム発生口(両脇)
コースは6つ。クイック温冷と、クレンジングコースが追加された

 使い方は簡単。給水タンクに水を入れ、コースを選択してスタートボタンを押せばもくもくと温かいスチームが出てくる。

給水タンクを取り外す
目盛りは3つ
コースを選択してスタート

 なおコースは6つあり、最初はどれが良いのか悩む。使い始めは、説明書に記載されているコースの詳細と目安時間を見て決めると良いだろう。

各コースの詳細と目安時間

冷ミストも勢い抜群! 肌がプルプルに

ノズルから20cm以上顔を離して使用する。スチームは十分届く

 まずは、洗顔後に「クリア肌コース」で温冷ケアを試してみた。温スチームは、両脇2つのノズルから吹き出す。勢いがよく、顔全体にスチームが当たって気持ちいい。

 6分ほど経つと、冷却ミストに切り替わった。中央の2つのノズルから冷たいミストが激しく吹き出し、肌がみるみると冷えていくのがわかる。温スチーム発生時はスマホをいじりながらのんびりできるが、冷ミストはさらに勢いが良いので何もできなくなるほどだ。

 温→冷→温→冷→温のケアをした後の肌を触ってみると、明らかにハリとツヤがアップしていた。化粧水と乳液で整えると、いつもより肌がプルプルしていてずっと触っていたくなった。温スチームで肌を緩ませて毛穴を開き、冷ミストでキュッと引き締めるのは、やみつきになりそうなほど気持ちいい。

飲みすぎた日の翌朝にはクイック温冷コース

 新しく追加された「クイック温冷コース」も試してみた。6分の温スチーム後に、1分の冷ミストを浴びる短時間コースだ。温めて冷やす作業は1回ずつだが、それでも十分肌はプルプルになった。

 特に効果があったのは、飲みすぎた日の翌朝だ。お酒でむくんでパンパンになった顔に、温スチームを当てるのはかなり心地よい。締めに冷ミストを1分浴びることで目も覚めて、顔も頭もスッキリした。

 潤った肌は化粧ノリがよく、ファンデーションもするする伸びた。スチーマーを使用したときとそうでないときでは、化粧の仕上がりに差が出る。飲みすぎたときだけでなく、合コンや初デートのときなど、気合を入れたい日には朝の使用がオススメだ。

温スチームが出ている間は小顔ローラーでマッサージ。むくみ解消にさらに効果あり
スチームが発生する向きは上下に変えられる
椅子やテーブルの高さを気にせずに、スチームを顔の位置にしっかり当てられる
ドレッサーや普段スキンケアをする場所に固定で置くと使いやすい

 これまでは、温スチームだけが出るEH-SA61を使っていて、スキンケアは温スチームだけ出ればいいのでは……? と思っていた。冷ミストが出るモデルは1万円ほど高くなるし、温冷ケアに疑問を抱いていた。

 しかし、EH-SA95を使い始めてからその考えは改められた。冷ミストはかなり気持ち良く、温冷ケアの方がハリもツヤもアップする。

 温スチームのみの機種を使っていた人や、はじめてスチーマーを購入しようと考えている人には、ぜひ使っていただきたい一品だ。

西村 夢音