やじうまミニレビュー
プッチンと押せば、するりとはさめる「プッチンクリップ」
by 座間 佳子(2015/4/9 07:00)
穴も開けず、傷もつけず、しっかりまとめます
書類やレシートや請求書など、日々の中で紙ものって意外にたまっていきます。とりあえず集めておくにせよ、しっかり整理するにせよ、とにかく「まとめる」ための道具は必要。そんなときに使いたいクリップを紹介します。
はさみやすく、外しやすく、紙が傷つかず、かさばらない……。それがこの、トーキンコーポレーションの「プッチンクリップ」です。
メーカー名 | トーキンコーポレーション |
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製品名 | 「プッチンクリップ」 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 288円 |
紙類は、ステープラーでパチンと留めてしまえば簡単ですが、コピーをとりたいなど、いったんバラしたいときに面倒だし、一度使用した針の始末も手間でした。最近では、針を使わないタイプのステープラーもありますが、紙に穴が開いてしまう点がちょっと気になります。そこで、クリップの登場となるわけですが……。
クリップとひと口に言っても、今や多種多様。もっともベーシックなゼムクリップは、紙の量が増えると留まりにくく、一度広がってしまうと形が元に戻りにくい。ダブルクリップはしっかり留まるけれども、重ねたときのかさばりが扱いづらい。デザインチックなタイプははさむ力が頼りない……。などなど、ささいなことでも、いまひとつ使い勝手が悪い部分があります。
そこでこの「プッチンクリップ」。名前のとおり、クリップにある丸いふくらみをプッチンと押せば先端が開くので紙がはさみやすくなり、はさんだ後はしっかり留まる仕組み。外すときは引っ張るだけでするりと取れるし、とても薄いので、重ねてもかさばりません。何枚かプッチンクリップでまとめた書類をクリアファイルに入れる際なども、スムーズにおさまります。
クリップには、はさみやすくするための工夫が何かしらされているものですが、この「押すことで先端が開く」というのはちょっと新鮮です。確実にはさむものをキャッチする感覚、はさんだ後にはその反動でしっかり留まる安心感。いやぁ、なかなか!
たとえ紙1枚でも、かなりしっかり留まっているため、知らないうちに外れていた、ということがありません。
1枚のステンレスを成型したシンプルなフォルムは、色もシルバーなので目立ちすぎず、でもちょっとキラッとしていてスタイリッシュ。プッチン部分の小さな盛り上がりも、デザイン的なアクセントにも見えます。
クリップとしてはもちろん、読書の際のしおりや、手帳などのインデックスとしても優秀な使い心地です。手帳にいくつかはめておいて、必要なときにクリップとして取り出す……なんていうのもスマートで素敵。
ほんの小さなふくらみですが、この“プッチン”はいいことづくめ。クリップとして、ちょっとした目印として、お気に入りのマイ文房具チームの仲間入り、決定です!