やじうまミニレビュー
ニチバン「テープカッター タブメーカー」
~折り返しタブを簡単にたくさん作れるテープカッター
by 池田 園子(2013/4/10 00:00)
買い物時に袋を断ると商品に貼られるストアテープ。これに注目したことはあるだろうか。よく見てみると、単にテープがべたっと貼られているわけではない。後からはがしやすいように、テープの先が折り返された「タブ」のようになった状態で貼られているはずだ。
タブ付きテープは、これまで手作業で作っていたのだが、慣れないと手間がかかる。そこで、自動でタブを作ってくれるテープカッターが登場した。それが今回紹介する「テープカッター タブメーカー TC-TB65(以下、タブメーカー)」だ。
メーカー | ニチバン |
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製品名 | テープカッター タブメーカー TC-TB65 |
希望小売価格 | 2,100円 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 1,560円 |
タブメーカーは本体、大巻リール、小巻リール、連結用金具、連結用ネジがセットになっていて、セロテープは別売りとなっている。対応するテープは、テープ幅が15mmまたは18mmのもの。
本体サイズは180×55×110mm(幅×奥行き×高さ)。本体重量は約1.2kg。カラーはアイボリーとダークブラウンがあるが、今回はどんな場所にもしっくりくる、クリーミーな色合いのアイボリーを選んだ。
使う前の準備として、セロテープを大巻リールにセットし、小巻リールを中央の穴に入れる。これはセロテープを本体に取り付けるための部品となる。
使い方およびタブ付きテープの作り方は簡単だ。セロテープの先端をつまんで適当な長さに引き出して、カッターの刃の正面にある白いゴムの上(「可動枕」と呼ばれる)に貼り付ける。そのままテープで可動枕を引きずるようにして、ある程度ゆっくりしたスピードで引張っていく。
可動枕がカッターの刃ギリギリのところで止まったところで、ひねるようにセロテープをカットすると可動部が元に戻り、タブができ上がる。と説明書には書かれているが、最初のうちは「ひねるように」という動作が非常に難しい。
何十回となく試してみて発見した。上手くタブ付きテープを作るコツは、可動枕がカッターの刃すれすれの位置にきたときに、セロテープを引く力を緩めてみること。可動枕がゆっくりと後ろへ下がり、元の位置に戻ったときに、タブができあがる。
タブ付きのテープを1つ作ると、次からは簡単。できたタブをつまんで、また必要な長さのセロテープを可動部に貼り付け、同じ動作を繰り返せば良い。あまり長すぎてもたるみやすくなるので、長すぎず短すぎない長さのセロテープを可動部に貼り付けることがポイントだ。
このタブ付きテープは意外と便利。たとえば包装時に、口閉じ用に使うと、1度開けてまた閉じるといった使い方ができる。ほかにも細々としたものの個包装や仮止めなどにも向いていて、オンオフ問わず使える。付箋代わりにもなる。
最後に、タブメーカーは2台並べて同時に使うこともできる。その場合は、付属の連結金具とネジ2本を用いて固定・連結する。同じ方向に並べても、対面方向に並べても使える。このあたりは店頭で使われることを考えた配慮だ。
本来、この製品はタブ付きのテープが必要な店頭で使うべき製品だが、個人で使っても便利なアイテムだ。興味のある方は、ぜひ使ってみてはいかがだろうか。