やじうまミニレビュー

VACUVIN「ピザスライサー」

~キレイに切れて、畳んで収納できるピザ専用カッター

やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです
VACUVIN「ピザスライサー」

 ホームベーカリーを使うようになってから、パンだけでなくピザ生地もよく作るようになった。食べ盛りの子供が2人いると出前のピザは高すぎるので、なるべく手作りを心がけている。

 ただ、手作りピザで困るのがカットだ。ピザは包丁ではうまく切れず、いつも苦労している。そこで専用のピザカッターを購入することにした。

メーカーVACUVIN
製品名ピザスライサー
購入場所Amazon.co.jp
購入価格2,191円

使わないときはカッター部分をハンドル内に収納できる

 ピザスライサーは折りたたみ式で、収納時の本体サイズは75×30×192mm(幅×奥行き×高さ)で、使用時は120×30×192mm(同)となる。本体重量は195gと軽く、ハンドル部分は握りやすい。

 刃を出すときは、リング部分を引き、刃を大きく開いてから刃の向きを180度回転させる。リングを元の位置にしっかりはめこむ。

刃を収納できるのでコンパクト
リング部分を引いて刃を出す
大きく開く
刃の向きを180度回転する
リングを元の位置に戻す
リングをしっかりはめこむ
刃はステンレススチール(クロームメッキ)
ヒンジ部分はボール状になっている
こんな風に持つと武器にも見える。刃が大きいので取り扱いには十分注意してほしい

ピザはもちろん、エリンギなど切りづらい具材までザクッと断ち切れる

シメジと鶏肉をどっさり乗せたピザ。かなり厚みがある

 さっそくピザをカットしてみた。使い方はハンドルを手で握り、ピザの上でカッターの刃を支点にして何度か前後に揺らして押切りするだけ。適度な重量のカッターにより、余計な力を使わずに厚手のピザでもお好みのサイズに簡単にカットできる。

 普段家でピザを作るときは、栄養を考え、つい具をたっぷり乗せてしまう。今回も鶏もも肉1/2枚とシメジを炒めて乗せたところ、かなり分厚くなってしまったのだが、ピザスライサーで上から断ち切るようにカットすることで、キレイに切ることができた。こうした分厚い生地は、普通の包丁で切ると崩れてしまうことがあるので、便利だ。鶏肉やシメジなどの具までサクサク切れるのは嬉しい。

上からグッと断ち切るように切る
短時間でどんどん切れる
崩れず、断面もキレイ
明太子のピザも作った。こちらは具が少ないのでさらに早く切れる

 次に近所のイタリアンで石窯焼きのピザを購入し、持ち帰って切ってみることにした。焼きたてピザは薄くパリッとしているが、持ち帰りまでに30分ほどかかるうちに、少ししんなりしてしまった。ピザは冷めてくると切りづらくなる。そこでトースターで温め直して切ってみると、少々時間がかかったが、こちらもきれいに切ることができた。

ピザはこのようなダンボールに入れて持ち帰る。トースターで温め直しても少ししんなりしてしまう
ゴルゴンゾーラのピザはかなり薄く、切れたか実感がないので確認しながら行なう
きれいに切れた!
こちらはベーコン、エリンギ、ベーコンの厚みがあるピザ
エリンギなどの切りづらい具材も難なくカット
どちらかというと厚いピザのほうが切りやすい

 気になる点といえば、刃が留めてあるヒンジ部分はボール状で自在に動くが、ダンパーなどがないので、刃を持ち上げた状態で手を離すとストンと落ちるのが少々怖い。大きな刃なので、もう少しゆっくり刃が動くように改善して欲しい。

 また、上からグッと押し切って切るタイプの刃なので、固いお皿の上で切ると刃がこぼれてしまうし、お皿自体も傷がついてしまうので、注意が必要だ。

 なお、 我が家にはピザ台がなかったため、今のところダンボールにアルミホイルとクッキングシートを何枚か重ねてそこで切っているが、近々専用のピザ台を購入する予定だ。

ピザを手早くカットして、アツアツのまま食べられる

 今まで「家で食べるピザは、包丁で切ればなんとかなる」と思っていたが、焼きたてのピザをテーブルに出し、そこで手早くカットして、アツアツのまま頬張れる贅沢を一度味わってしまうと後戻りできない。購入してから何度もピザを作っており、そのたびに重宝している。

 独創的なデザインもおもしろいので、ちょっとしたパーティーにも使えそうだ。これまで、包丁ではピザを切りにくいと思ったことがある方は、ぜひ試してみてほしい。

石井 和美