やじうまミニレビュー
シヤチハタ「印マット付朱肉 シクオス」
~フタが印マットになった便利な朱肉
by 池田 園子(2012/12/19 00:00)
外出先や自宅で書類に捺印というときに、下敷き代わりになりそうなノートや文庫本を、いそいそと探した経験はないだろうか。老舗ハンコメーカーのシヤチハタが主婦を対象に行なった「朱肉および印マット」に関する調査によると、「印マットを持っていない」または「持っているが使用していない」という人は約7割にものぼった一方で、捺印時に下敷きを敷いている人は9割にも上るという。
簡単な認め印の場合、朱肉がセットになったいわゆる“シヤチハタ”を使うことが多いが、銀行の書類や契約のためのきちんとした印鑑の場合、朱肉を別に用意する必要がある。そういった場では、印鑑の陰影もきれいに出さなくてはならず、印マットも必須だ。かといって、印鑑、朱肉、印マットの全てを持ち歩くというのは、さすがに面倒だということだろう。
かくいう筆者もその1人で、印マットは持っていない。ただ、その都度印マットあるいは、印マットに代替品を探すというのも効率が悪い。どうしても代わりになるものがない、というときもあるだろう。そこで見つけたのが、今回紹介するシヤチハタの「印マット付朱肉 シクオス」だ。
メーカー | シヤチハタ |
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製品名 | 印マット付朱肉 シクオス |
希望小売価格 | 630円 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 630円 |
シクオスは、朱肉のフタが捺印用の印マットになっているというユニークな製品。印マットになっているのは、フタの表面のピンクの方。印鑑を用意していざ捺印というときに、フタをマットとして使うというわけだ。フタの上に紙を置いて印鑑を押してみると、弾力のある素材だからか非常に押しやすい。普段、印マットがないシーンでは、雑誌や文庫本、新聞などを下敷きにして対応していたのだが、それらと比べると、仕上がりが格段に美しい。
ちなみに朱肉には、高品質な「シヤチハタ 朱の油」が使われている。速乾性があり、にじみの少ない美しい印影になる。印影が薄くなってきたなと感じたら、シヤチハタ 朱の油を補充して、繰り返し使えるのでリーズナブルだ。
閉めるときには、フタと本体を重ね、カチッという音がするまで右に回す。本体カラーは、今回紹介したローズピンクのほか、サクラピンク、ターコイズブルー、ネイビーの計4色がある。「こんなのあったら良いな」をまさに再現した商品。必要があって、朱肉を持ち歩く人には迷わずおすすめのアイテムだ。