やじうまミニレビュー

フォーカルポイント「Mophie Juice Pack Reserve」

~軽く持ち歩きやすいiPhone/iPod用モバイルバッテリー
by 小林 樹


やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです


フォーカルポイントコンピュータ「Mophie iPhone/iPod用バッテリー Juice Pack Reserve」

 最近の携帯電話、というかスマートフォンは、沢山の機能を搭載しているぶん、バッテリーの消耗が早い。私はiPhone 4Sユーザーだが、電話やメールのほかに、音楽を聴いたり、ちょっとした写真を撮ったり、ゲームをしたり、google mapを見たり……とにかくひっきりなしに使うため、バッテリーはみるみるうちに減ってしまう。

 バッテリー残量のことでヒヤヒヤしたくはないが、大容量のモバイルバッテリーを毎日持ち歩くのも、正直邪魔である。

 そこで今回は、毎日持ち歩いても荷物にならない、キーホルダー型のモバイルバッテリーを試してみた。フォーカルポイントコンピュータの「Mophie juice pack reserve(以下、Juice Pack Reserve)」は、iPhone/iPod用のコンパクトなバッテリーだ。

 


メーカーフォーカルポイントコンピュータ
製品名Mophie
iPhone/iPod用バッテリー
Juice Pack Reserve
MOP-BY-000001
購入場所Amazon.co.jp
購入価格4,190円

 

Appleの定める性能基準を満たす、「Made for iPod/iPhone」の印

 Juice Pack Reserveの製品パッケージには、「Made for iPod/iPhone」と記載されている。これは、Appleの定める性能基準が保証されていることを示すものだ。

 Juice Pack Reserveはバッテリー容量が1,000mAh。本体サイズは約41×15×77mm(幅×奥行き×高さ)で、本体重量は約48g。軽量コンパクトで、携帯灰皿のようにも見える。外装には、シルバーの塗装と黒のラバーコーティングが施されている。ラバーコーティング部分もすべすべとした触感だ。

 本体にはスライド式で収納できるiPod/iPhone用のDockコネクタを内蔵。これによりケーブルいらずで、iPod/iPhoneへ充電できる。繰り返し使用回数は最大500回という。

 なお、暗い場所でもDockコネクタを差し込みやすいよう、Dockコネクタの脇には、小型のミニLEDライトが付属している。ライトは、背面のボタンを長押しすると約30秒間点灯する。

軽量コンパクトな本体。外装には、シルバーの塗装と黒のラバーコーティングを施した本体にはスライド式のiPhone/Ipod用のDockコネクタを内蔵。ケーブルいらずで端末を充電可能
Dockコネクタの脇には、小型のミニLEDライトを配置暗い場所や、バッグの中でもDockコネクタを差し込みやすい

 付属品として、給電用ケーブルと銀色のチェーンリングが同梱されている。チェーンリングは、バッグやキーチェーンに取り付ける時に便利だ。なお、チェーンリングを取り付けた状態での本体重量は約53gだった。

製品パッケージには、Appleの定める性能基準を満たしていると保証する「Made for iPod/iPhone」と記載されている本体には、給電用のコードとチェーンリング、製品保証書が付属チェーンリングは、鞄やキーチェーンに取り付ける時に便利

 本体を確認したところで、Juice Pack Reserveへの給電を始めよう。Juice Pack Reserve本体への給電は、付属の給電用ケーブルを使って、パソコンのUSBコネクタや、USB電源から行なう。満充電にかかった時間は約2時間だった。

本体への給電用ケーブルの差込口Juice Pack Reserve本体への給電は、付属の給電用ケーブルを使用

 バッテリー残量は、本体裏面の「LEDインジケーター」に表示される。LEDインジケーターの横のボタンを押すと、青白いLEDランプが4段階で光る。点灯するランプの数が少なくなると、バッテリー残量が少なくなったことを示す。バッテリー残量が確認できれば、いざという時にバッテリー残量が足りなかった、ということも未然に防げる。

バッテリー残量は、本体裏面の「LEDインジケーター」に表示
点灯するランプの数が少ないほど、バッテリー残量が乏しい
ケーブルいらずで充電できる

 さっそく、iPhone 4Sに充電してみよう。前述の通り、充電ケーブルは必要なく、直接コネクターを差し込む。差し込むと、自動的に充電が始まる。

 Juice Pack Reserveの容量は1,000mAhなので、自分の使用しているiPhone 4Sの場合、半分近くまで充電できる計算だ。なお、出力が何mAなのかは、記載されていない。

 実際、バッテリー残量が30%の状態から68%まで満たしたところで、充電はストップした。所要時間は約40分。急をしのぐ程度には、充電できたと言える。容量が1,000mAhと小さいぶん、Juice Pack Reserve本体への給電と、端末への充電は比較的短時間で済む。

もしものための予備バッテリーに最適

大事な時に限ってバッテリー切れで、悔しい思いをしたこともあるが、モバイルバッテリーを常備しておけば、バッテリー残量がじりじりと減ってゆくあの焦燥感に苛まれることもなく、心の平穏が保てた

 メインのモバイルバッテリーとして使うには容量が物足りないが、なんといっても持ち歩きやすいのが良い。取材先や、一日中外出する日、うっかり充電を忘れてしまった日でも、バッテリー切れの不安にかられることもなく、安心して過ごせる。

 また、2台目として使うにもピッタリだ。私は旅先に大容量のモバイルバッテリーを持って行くことが多いが、Juice Pack Reserveなら小さなバッグにも収まるからだ。

 会社帰りに端末のバッテリー残量が気になってしまう方や、いざという時のため、毎日持ち歩けるモバイルバッテリーが欲しいという方にオススメしたい。






2012年 2月 14日   00:00