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やじうまミニレビュー

コラムジャパン「ルクエ・スチームバッグ」

〜レンジ調理、保存、温め直しがこれ1つでできる
by すずまり


やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです


コラムジャパン「ルクエ・スチームバッグ」

 夏バテなど、さまざまな影響で疲れが蓄積してくると、できるだけ手間を省き、簡単に料理がしたくなるものだ。

 そこで今回ご紹介したいのが、手軽な電子レンジ調理に対応しつつも、多目的に利用できるコラムジャパンの調理バッグ「ルクエ・スチームバッグ」だ。

 


メーカー コラムジャパン
製品名 ルクエ・スチームバッグ(ライム)
希望小売価格 3,150円
購入場所 Amazon.co.jp
購入価格 2,205円

 

 「ルクエ・スチームバッグ」は、スペインのバルセロナに本社をおくルクエ社の製品。日本では、コラムジャパンが輸入、販売している。本誌でもシリコン製のスチームケースなど多数ご紹介しているので、シリコン製の調理器具なら……と覚えていらっしゃる方も多いだろう。

 今回ご紹介するスチームバッグは、調理や保存が1つでできるというシリコン製の“袋”だ。本体サイズは216×180mm(幅×高さ)で、本体には容器の口を閉じるための「スライドバー」が1本と、レシピ集が付属する。とにかく見た目はシンプルなため、初めて見た時には、保存容器くらいしか使い道がわからなかったが、レシピ集によると、味噌汁などの汁物やポテトサラダが作れるらしい。実際の調理例とともに、その主な用途をご紹介しよう。

本体のほかに、取扱説明書を兼ねたレシピ集が1冊付属する 「ルクエ・スチームバッグ」正面 「ルクエ・スチームバッグ」側面。液体などの食材が入ると、底が広がる
スライドバーを外した状態 本体側面には、メモリもついている

味噌汁やスープが、たった数分でできる

 まずは汁物類に挑戦。水と材料を入れて電子レンジにかけるだけで、数分後には熱々のスープができあがる。袋の中でスープというと見た目に少々違和感はあるが、盛りつけて食べてみれば、鍋を使った調理となんら変わらない味だ。パパッと1人分を用意したい時に、インスタントよりも具だくさんで、手作り感がある汁物が用意できる。

 以下はしじみの味噌汁を作ってみた例だ。しじみ、顆粒だし、みそ、水をスチームバッグの中に入れて、500Wの電子レンジで5分加熱するだけである。お椀に移し替えて、刻みネギなどの薬味を散らせば、しじみのお味噌汁の完成だ。

材料はこれだけ 材料は全てスチームバッグの中にいれる 電子レンジに入れたら500Wで5分加熱
取り出してみると味噌汁ができている お椀に移して薬味を散らす しじみにも火が通っている

 具の多いスープも作れる。鮭、レタス、しめじ、顆粒の中華だしを使って、しじみの味噌汁を作る要領で中華スープを2人前ほど作ってみた。これも、満足できる仕上がりになった。所要時間は500Wで7分ほどだ(具の量やサイズにもよる)。余った分はスチームバッグに入れたまま粗熱を取り、スライドバーで封をしてから冷蔵保存した。残量次第だが、隙間に入れやすいところもポイントだと感じた。

 ここで、勘のいい方ならここでもうお分かりだろう。次に食べたいときは、スライドバーをはずし、またスチームバッグごと電子レンジに入れて、温め直せば良いだけ。保存用の容器は不要なのだ。

中華スープの材料 すべてをスチームバッグに入れ、様子をみながら500Wで7分加熱
中華スープのできあがり 残った分は粗熱を取って、そのまま冷蔵庫へ

ポテトサラダは、下ごしらえから冷蔵までこれ1つ

 次はポテトサラダを作った。付属のレシピ集を見ていたところ、「パンプキンスープ」や「里芋のポタージュ」などが載っていた。加熱後のスチームバッグを“よくもんで”中の野菜を砕けば、スープができるという。ということは、ポテトサラダやコロッケの下ごしらえも可能ではないかと思い、挑戦した。

 まず、熱が通りやすいよう細かく刻んだじゃがいも(大1個分)と少量の水をスチームバッグに入れ、500Wで様子をみながら5分程度加熱。じゃがいもがほくほくしてきたら、一旦スライドバーを取り付け、少しだけ隙間を開けて余分な水を捨てる。

 その後、空気が抜ける程度の隙間を残して封をし、厚手のミトンを使ってスチームバッグの上からじゃがいもを押しつぶす。数分間押し続けていると、いつしかじゃがいもはペースト状に。

 あとはマヨネーズなど、お好みの調味料で味付けをし、具材も加えてスチームバッグ内でよく混ぜればポテトサラダのできあがりだ。

 熱を帯びている場合は、冷水をいれたボウルにスチームバッグをまるごと入れればよいし、熱が取れたら冷蔵庫に入れてさらに冷やせばよい。気がつけば、下ごしらえ、マッシュ、味付け、冷蔵保存がスチームバッグ1つでできてしまった。

刻んだじゃがいもと少量の水を入れる 水はひたひたくらい そのまま電子レンジへ
加熱が終了したら、スライドバーをつけてお湯を捨てる 封をしたら、ミトンを使ってじゃがいもをよく潰す かなりなめらかになった
具や調味料を入れて味を調える 熱いようなら、水をいれたボウルにいれられる 粗熱がとれたら冷蔵庫へ
スチームバッグだけでポテトサラダができた ボールペンでメモ書きも可能

 ちなみに「ルクエ・スチームバッグ」の側面には、ボールペンでメモが書けるスペースがある。作った日付を書いて保存できるため、安心だ。

ご飯も炊ける

 いざとなれば、スチームバッグでご飯も炊ける。研いだお米1合に対して、水180ccを入れ、500Wで6分、200Wで5分レンジに入れ、加熱する。取り出したら、サックリと混ぜてからスライドバーをつけて、さらに5分蒸らす。これで20分とかからずにご飯が食べられるというわけだ。鍋で炊くのは苦手という人でも安心というわけ。

 ただし、500Wで6分加熱したあとで、一旦取り出して、手早くかき混ぜたほうがいいようである。かき混ぜないと、底のお米が固いまま塊となり、部分的に固い芯を残してしまうようだ。底が凹んだ形状も多少影響しているかもしれない。余裕があれば、浸し時間を設けるとさらにいいだろう。

水とお米を「ルクエ・スチームバッグ」に入れて、電子レンジで加熱 完成したご飯
炊飯器並とはいかないようだが、ご飯も炊ける 失敗例。ふっくらしている部分とそうでない部分が粒の差となって現れている。ケースの底で固まっていたお米は粒が小さく、固くて芯があった

ウーロン茶などのお茶出しにも

 色々と使ってみたが、中でも最も出番が多い使い方だったのが、麦茶やウーロン茶などの「お茶出し」だ。水出しなら、水を入れてからティーバックを入れて冷蔵しておくだけ。寝る前に準備しておけば、翌朝には冷たいお茶が完成している。煮出す場合は、スチームバッグをそのまま電子レンジに入れればよい。700ml程度のお茶が簡単に作れるのだ。

 ちなみに、スライドバーは完全密封できるわけではない。大量に水を入れた状態でスチームバッグの口が折れたりすると、漏れて冷蔵庫の中が水浸しになることもあるので注意が必要だ。

水とお茶を入れておく 数時間後にはこの通り
ドアポケットが一杯でも困らない スライドバーを動かせば注ぎ口に

いろんなシーンで活躍できる優れもの

 注意点としては、電子レンジで使用する際には、必ずスライドバーをはずそう。スライドバーの耐熱温度はマイナス30℃〜85℃となっているため、そのまま加熱すると即破損に繋がるからだ。また、サラダ油やバターといった油脂類の大量使用は避けよう。本体はシリコン製なのでマイナス30℃〜220℃まで耐えられるが、大量の油脂類を加熱すると溶けてしまう恐れがある。オイル系を加えたいときは、調理後がいいだろう。

 スチームバック1つで、下ごしらえ、スープ作り、お茶作り、食材の保存にと幅広く使えるため、すでに手放せない存在になってしまった。洗浄も簡単で、食器洗浄機も使用できる。キッチンに1つあると、必ず役立つ場面があるだろう。





2011年 7月 28日   00:00