【年末特別企画】やじうま大掃除ウィーク:リビング編
自宅で、一番長い時間を過ごすのがリビングルームだ。食事をしたり、テレビを見たり、くつろぎの場であると同時に、ホコリが溜まりやすく汚れやすい場所でもある。今回は、そのリビングルームを徹底的に大掃除した。
■照明器具の1年分の汚れをこれ1枚で
~レック「激落ち ウェットシート 家電用」(参考価格:298円)
レック「激落ち ウェットシート 家電用」 |
「掃除は高い場所から始めるのよ」という母の教え通り、まず手を付けたのが照明器具。日常的に掃除する場所ではないので、汚れも溜まっていそうだ。いつもなら、雑巾と合成洗剤を使って掃除する場所だが、今回使ったのはレックの「激落ち ウェットシート 家電用」を使った。シートにあらかじめ薬剤が含まれているので、すぐ使えて、掃除を始めるまでの手間が圧倒的に少ない。
雑巾などに比べて薄くて、形状にフィットしやすいため、シーリングライトのカバーの溝など細かいところまで掃除できるのも利点。
照明器具だけではなく、リビングにおいてある空気清浄機や加湿器、パソコン周辺機器など色々な家電製品の拭き掃除に使える一品だ。
パッケージ(右)とシート。1袋20枚入 | シーリングライトを掃除 | シーリングライトのカバーを取り外したところ |
見た目には汚れを感じなかったが、激落ち ウェットシートには真っ黒な汚れが付着した | シートが柔らかく、薄いので溝の部分などもしっかり拭きとれる | 蛍光灯の回りにもホコリなどが溜まっていた |
レック
http://www.lecinc.co.jp/index.html
■ホコリが溜まりやすいAV機器回りや高いところの掃除に
~花王「クイックルワイパー ハンディ 伸び縮みタイプ」(参考価格:798円)
花王「クイックルワイパー ハンディ 伸び縮みタイプ」 |
リビングで一番ホコリが溜まりやすい場所が、テレビやオーディオ機器などの回り。AV機器は黒いものが多く、ホコリが目立ちやすい。しかし、このホコリを掃除するのがなかなか手間がかかる。狭い場所なので、掃除機で吸い取ることもできないし、雑巾でヘタに水拭きしたりすると、余計に汚れが目立つ結果になってしまったりする。
そういう時に便利なのが、細かい繊維を使ってホコリを付着させる花王の「クイックルワイパー ハンディ 伸び縮みタイプ」だ。この手の製品は、ほかにもいろいろ出ているが、クイックルワイパーは柄の長さが最長95cmと長く、柄の角度を掃除場所に合わせて、4段階に調節できるという特徴を持つ。ホコリが気になる場所は何もAV機器回りだけでないので、色々な場所の掃除に便利な機能を持つこの製品を選んだというわけだ。
柄(左)と、モップ | 角度を変える時は柄の「PUSH」ボタンを押す | モップを柄に固定する |
角度を4段階(収納時含む)に固定できる |
本体は細かい繊維でできたモップ部分と柄で構成されている。使うときはモップを柄に差し込んで固定するだけ。後は、ホコリが気になる場所を軽くなでるようにする。軽く本体を動かすだけで、ホコリがきれいに取れていく様子は見ていて気持ちがいい。
モップ部分が柔らかいので、狭いすき間やデリケートな機器の掃除も気を使うことなく進められる。高い場所の掃除にも便利なので、照明器具の表面に付いたホコリにも有効だろう。大掃除のときにあると便利な1本だ。
AV機器回りはホコリが溜まりやすい | さっとなでるようにするだけで簡単にホコリが取れる | テレビのフチに溜まったホコリもサッと取れる |
デリケートなスピーカーのホコリ取りにも | 柄は最長95cmまで伸びるので、高いところの掃除も楽に行なえる | 一通り掃除したあとの本体はこの通り。取り換え用も別売りされているので、交換も可能だ |
花王
http://www.kao.com/jp/
製品情報
http://www.kao.com/jp/quickle/qkl_handymobility_00.html
■モップみたいなフローリングワイパー
~エリエール「ミチガエルフロアワイパー ドライ モップタイプ」(参考価格:208円)
エリエール「ミチガエルフロアワイパー ドライ モップタイプ」 |
日常的な掃除機がけでは取れないホコリにお勧めしたいのが、エリエールの「ミチガエルフロアワイパー ドライ モップタイプ」だ。何よりユニークなのが、その形状。これまでのフローリングワイパーやシートの常識を覆すような、長い毛足が付いているのだ。使っている様子は、フローリングワイパーというよりもモップに近い。シートの大きさは、一般的なフローリングワイパーに付け替えられる共通サイズになっている。
奇抜な見た目に興味を持って使い始めた製品だが、使ってみるとこの毛足の長さが良い。引き戸の溝など、掃除機では掃除しきれない場所まで、繊維がしっかり入り込んでホコリをキャッチしてくれる。掃除機をきっちりかけたつもりのリビングに、ミチガエルフロアワイパーを使ってもう一度掃除したところ、予想外にたくさんのホコリが付着していることに驚いた。ハウスダストや花粉など、細かいホコリが気になる人の日常使いにもお勧めの一品だ。
シートには長い毛足が付いている |
ドア止めの下や、引き戸の溝など掃除機では掃除できない場所の掃除に便利 | しっかり掃除機をかけたつもりでも、ホコリや髪の毛がたくさん取れた |
エリエール
http://www.elleair.jp/
製品情報
http://www.elleair.jp/michigaeru/
■本格的なワックス掛けがこれ1枚で
~花王「クイックルワイパー ワックスコートシート」(参考価格:424円)
花王「クイックルワイパー ワックスコートシート」 |
床にワックス掛けするというと、かなり手間がかかるというイメージがあるが、花王の「クイックルワイパー ワックスコートシート」を使えば、フローリングワイパーを使う時のように手軽にワックスをかけることができる。
パッケージには、通常のフローリングワイパーのシートに比べるとかなり薄手のシートとワックスコートがしみ込んでいるワックスパックがセットになっている。実は、このワックスパックがこの製品を選んだ決め手。ワックスパックを裏返すと、ワックスコートがこぼれてくるほどたっぷりしみ込んでいる。ワックスコートがシートと別に密封されているので、水分が蒸発するという心配もない。
普通のシートに比べて薄いコートシート | シートとは別にワックスパックがセットになっている | ワックスパックは密閉されているので、使用前に封を開けて使う |
ワックス掛けの手順としては、まず床の上にあるものを可能な限り片付ける、あるいは別室に移す。その後に掃除機をかけて、さらに前述の「ミチガエルフロアワイパー ドライ モップタイプ」などを使って、細かいホコリも取り除く。さらに、床の上の頑固な汚れなども拭きとっておくのが良い。
ここまで準備したら、クイックルワイパー ワックスコートシートの出番だ。パックを開けて、シートに裏返すようにして、その上からフローリングワイパーを取り付ける。後は、通常のフローリングワイパーを使う時のように……といきたいところだが、ここで注意したいのが、ワックスを掛ける順番。ワックスをかけたところは、そのまま乾くまで約10分放置しておく必要がある。ワックス掛けした後すぐにその上を歩いてはいけないので、事前にかける順番をしっかり考えておこう。
ワックスパックの封を開けた側を下にして、シートと共にフローリングワイパーに固定 | ワックスパックにはたっぷりのワックスが入っている。パックを逆にするとこぼれてくるくらいだ |
ワックス掛けの作業自体は、大変ではないが、ワックス掛けするまでの準備や後片付けはやっぱり大変。これぞ、大掃除というものだった。しかし、仕上がりを見て大満足。床がピカピカと輝いているではないか。1年の汚れをすっきり落として、リビングが生まれ変わったようだった。
保護効果は約4カ月。作業量の多さを考えると、日常的にできる掃除ではないが、仕上がりを見るとやっぱりやった方が断然見た目が良い。スペシャル掃除グッズとして、おすすめの製品だ。
ワックス掛けをする前。ここまで片付けるのが一苦労だった | ワックスをかけた後。写真だとややわかりにくいが、全体にツヤが出た |
花王
http://www.kao.com/jp/
製品情報
http://www.kao.com/jp/quickle/qkl_waxsheet_00.html
最終日の明日は少し趣向を変えて、無印良品の掃除グッズをご紹介する。
2010年12月9日 00:00