やじうまミニレビュー
トンボ鉛筆「ONBOOK/おんぶっく」
トンボ鉛筆「ONBOOK/おんぶっく」 |
「あれ~どこいったかな…」
大事な時に限って、手帳に書き込むペンが見当たらずに焦ることがある。バックをガサゴソ漁っていると、なんだか自分が片付けられない女みたいで、恥ずかしい。
手帳にペンを挟んでおければ楽なのだが、手帳用の小さなサイズのペンで、自分が書きやすいと思うものがなかなかない。結局、手帳とペンを別々で持ち歩くことになり、ペンがしばしば行方不明になるのだ。
今回紹介するのは、そんな無駄な手間が省けるペンである。その名の通り手帳に“おんぶ”されるがごとく、常時ひっかけておけるペンだ。
メーカー | トンボ鉛筆 |
製品名 | ONBOOK/おんぶっく |
希望小売価格 | 367円 |
購入場所 | amazon.co.jp |
購入価格 | 368円 |
「ONBOOK/おんぶっく」(以下、ONBOOK)は、手帳や本の背表紙に、かさばらずに付けられるそら豆型の軸をしたペンのシリーズだ。シリ-ズには油性ボールペンタイプとシャープペンシルタイプがあり、軸色はブルーグレー/ココアブラウン/チェリーピンク/マゼンタピンク/ターコイズブルー/マットブラックの各6色だ。私は今回、手帳用にシャープペンシルタイプのマットブラックを選んだ。
ONBOOKの軸の断面は、そら豆のような楕円形をしている。この形がミソで、ただ細くて小さかった従来の手帳用のペンとは違い、手帳に挟んでもかさばらず、手帳本体に寄り添うようにひっかけられるのだ。
手帳の背にピタッとフィット | 断面は平べったく、そら豆のような形をしている | 商品名は、「おんぶ+ブック」の意味があるという |
クリップの横幅は4mm、厚さは0.6mm | シャープペンシルはノック式。芯は0.5mm |
消しゴム付き | 書き心地は普通のシャープペンシルと大差ない |
ONBOOKの全長は133mmと、普通のペンに近い長さだ。太さは最大で8.5mmと、普通のペンと比べるとやや細いが、握るとペンの凹みに親指がちょうど収まって、意外と握りやすい。文字を書いてみると、ブレずに安定した書き心地が味わえた。これまで使ってきた手帳用のペンは、どれももっと短くて細く、書きにくかったので、手帳用のペンにしては書き心地が良いと言えるだろう。
ONBOOKは手帳だけでなく、本やノートにも差し込める。試しに文庫本のカバーにも指してみたところ、ちょうどよくおさまった。
文庫本に差し込んだところ | 背表紙の外側に差しだ様子 |
まさに“おんぶ”されてるように、ピタッと寄り添って、ずれない | 開いても外れない |
本を開いてみても、金属製のクリップがしっかりしていているので、ペンがずれない。クリップの横幅は4mm、厚さは0.6mmと小ぶり。これにより、本や手帳の細い背にしっかり差し込めるのだ。さらに、クリップはペンの端から約2mm下がったところから生えているので、本や手帳の上部からペンの端が飛び出た状態にならないのも嬉しい。普段使っているペンは、クリップがプラスチック製だったり、クリップの生えている位置が下すぎて、ペンの端が飛び出てしまって使いにくかった。
いつも使っているペンを無理に差し込むとこんなことに…。ペン端が飛び出てしまうと、どうしても外れやすくなるし、かさばってしまう | ONBOOKなら、ペンの端が飛び出ないので、かさばらない |
他にも、ノートに差してみた。普通の薄いノートだと、背には掛けられないので、表紙につけたが、ノートにつけても、そんなにかさばった感じはせず、ちょこんと表紙にフィットした。クリップでしっかりとまっているので、バックに入れて持ち歩いても、外れなかった。
リングノートの場合は、リングの中にさすと良い。ペンの端が飛び出ることがないので、これも持ち歩きに便利だった。
薄いノートに差してみた。ちょこんとくっついてかさばらない | ペンの端が飛び出ることがないので、リング部に差すのにちょうどいい |
私は、いつも手帳にONBOOKをおんぶさせている。いざメモが必要な時などには、サッと取り出して使えるので便利だ。普段使いの手帳用カラーペンは相変わらず別に持ち歩いていて、確定した予定を書き込む時や、清書したい文書を書くときなどに使っている。
日常使いしているペンがある人にも、予備に手帳やノートに常備させてておくにはちょうどいいのではないだろうか。
2010年 12月 3日 00:00
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