メガハウス「ぷるんと! たまごプリン」

　プリンは子供が大好きなおやつ。牛乳、卵、砂糖があれば家庭でも作ることができ、栄養価も高いので、手作りするママも多い。

　しかし、プリン作りはなかなか奥が深いもの。失敗すると「ス」が入ってしまい、ボコボコになってしまう。蒸し器を用意したり、濾したり、お湯を沸かしておいたり、準備も含めて意外に手間がかかる。

　近頃では作るのをあきらめ、買って済ませていたのだが、話題のクッキングトイなら私にもできるかも? というわけで、たまご型のかわいいプリンができるというメガハウス「ぷるんと! たまごプリン」(以下、たまごプリン)を購入した。

ミキサーなどは小さめで、子供でも扱いやすいサイズ

　一般的に手作りプリンは、型に入れて蒸すか、オーブンで蒸し焼きをして作るが、たまごプリンでは電子レンジを使って簡単にプリンができるという。お湯を沸かしておいたり、オーブンを余熱しておく手間がないので、あっという間にできそうだ。

　セット内容は、ミキサー、たまごプリン型、プチプリン型、アラモードカップ、ぴよボウルと計量カップ、じょうごで、どれも子供の手に合わせた小さめのサイズだ。

　まずは、基本のたまごプリンから作ってみよう。必要な材料は、生乳100cc、生クリーム100cc、全卵1個、砂糖25g、粉ゼラチン5g、バニラエッセンス少々。この分量でたまごプリン2個、プチプリン12個のプリンが完成する。

　最初に、ぴよボウルに生クリーム、たまごを入れてミキサーで混ぜあわせる。ミキサーは軽く押すだけで羽部分がクルクル回転するので、力が弱い小さな子供でも、簡単に混ぜあわせることができる。実際、2才の息子でも、上手に作業を進められた。

ゼラチンは小袋入りのものが便利	2才の子供でも上手に混ぜることができるミキサーとぴよボウル。ミキサーは軽く押すだけで回転する	ぴよボウルのフタは計量カップになっている

5才の娘にプリン液を入れてもらった。じょうごが付いているので、こぼさずきれいに入れることができる

　次に、計量カップで、粉ゼラチンを牛乳に入れてふやかしておく。ちなみに、計量カップは、ぴよボウルのフタとしても使えるようになっている。

　ゼラチンをふやかしている間にぴよボウルを電子レンジで1分30秒(500W)加熱し、再度ミキサーで混ぜあわる。そのあと、粉ゼラチンの入った牛乳を電子レンジで約1分温めたら、ぴよボウルに入れて混ぜあわせる。最後に、バニラエッセンスをくわえて、プリン型に注ぎ、冷蔵庫に入れて冷やせば完成だ。

　ここまでの作業で、手際よく作れば10分もかからない。その後、冷蔵庫に1時間半以上入れて冷やし固める必要はあるものの、作業工程は単純で簡単。対象年齢は8才以上とあるが、5才の娘でもほとんどの工程でお手伝いできた。ミキサーでかき混ぜるなどの単純な作業なら、2才の息子でもOKだ。ただし、電子レンジで加熱したりする作業もあるので、必ず親が立ち会う必要がある。

まるでたこ焼きのよう…。プチサイズは一つ一つが小さく、子供の一口サイズとなっている	内側の線までいれたら、フタを閉める。ちょっといれすぎたようで、穴からプリン液がもれてしまったが、フタの溝部分に入ったプリン液はこぼれそうもないので、このまま冷やし固めることに	スプーンでそっと取り出したプチプリン。カラメルの作り方もあったので小鍋で別に作り、かけていただいた。おいしい～

　完成したプリンは、クリーミーでなめらか。プリンというよりパンナコッタに近い味と食感だ。生クリームとゼラチンを入れているので、カスタードプリンとは少々味のイメージが異なるかもしれないが、濃厚でおいしい。

　卵のやさしい香りが口に広がり、子供にも好評だった。ゼリー派だった子どもたちが、「おいしい!」と言いながら奪い合っていたことに驚いてしまった。また、ツルンとした、形を眺めて、うっとりとしていたのも印象的だった。大人にとっては、それほど気にならない形も、子供とっては重要なポイントであるらしい。

　本体付属のレシピでは、たまごプリンのほかにも、いちごプリン、コーヒープリン、かぼちゃプリン、豆乳プリンなど、10種類のフレーバープリンレシピが紹介されている。手作りなので、好みによって砂糖を増減して甘さを調整できるのも嬉しい。牛乳の代わりにコーヒー牛乳を入れてコーヒープリンを作ってみたところ、こちらも子供たちに大好評だった。

コーヒープリンは、生クリームと麦チョコをデコレーション。とってもオシャレに変身!	こちらはたまごサイズのプリン。アラモードカップにすっぽりおさまって、とてもかわいらしい。大人でも満足できるサイズ

　これまでクッキングトイはいろいろ試してきたが、「ぷるんと! たまごプリン」は、個人的には特にお気に入り。手軽にできて見た目もかわいらしく、片付けも簡単で、子供たちも喜んで食べてくれる。クッキングトイの中でどれを買うかお悩みなら、ぜひ候補に入れていただきたい製品だ。