やじうまミニレビュー
Le Creuset「スチーマー ココット・ロンド20cm用」
■扱い易く、蒸し上がりも上々なスチーマー
ステンレスの輝きがシックな「Le Creuset スチーマー ココット・ロンド20cm用」 |
思い切って以前から気になっていた製品を買ってみることにした。ガシガシ使えて、メンテナンスが楽で、安定感のあるスチーマーを探していたところ、出会ったのが「Le Creuset(ル・クルーゼ) スチーマー ココット・ロンド20cm用」なのだ。
このスチーマーは外径約23cm、高さ約6.5cm、重さ0.4kgのステンレス製。その名前が示す通り、機能的なキッチン用品ブランドとして名高いLe Creusetのココット・ロンド専用スチーマーである。とはいえ、残念ながらココット・ロンドは所有してないため、普通の鍋で使うスチーマーとして購入してみた次第である。スチーマー一つに5,000円以上という、価格的にちょっと勇気のいる買い物だったが、結果的に全く後悔していない。
全体がステンレス製なので清潔感があるのはもとより、汚れても非常に洗いやすく、カビの心配もないため保管しやすい。しかも全体をスチーマーの熱で覆えるため、均一蒸し上げられると言う利点があるのだ。
メーカー | Le Creuset |
製品名 | スチーマー ココット・ロンド20cm用 |
希望小売価格 | 8,000円 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 5,679円 |
外径は約23cm。一般的な鍋に載せられるサイズ | スチーマーを裏側から見た状態 | スチーマーの内部 |
「Le Creuset」のロゴがおしゃれ | 直径20cmの圧力鍋にセットしてみたところ。まるでセット品のような一体感だ |
早速使用例をご紹介しよう。今回は以前当コーナーでもご紹介した圧力鍋「マジッククッキング」と組み合わせて使ってみた。
■野菜とソーセージ
どんな感じになるのか気になり、お試しがてらに適当な野菜を蒸してみることにした。冷蔵庫の中の茄子、アスパラガス、にんじんに加え、ソーセージも加えてみた。鍋の湯が沸騰したところでスチーマーをセット。
皿の上に材料を並べ、ガーゼとともにスチーマーの中に入れ7~8分蒸してみると、しっとり、ほっくりしたとてもヘルシーなおかずが一丁あがり! 塩胡椒やお醤油などで簡単に味付けしていただいた。ソーセージもふっくらパリッとして食べ応え十分。丈夫で洗いやすいので、なんでも蒸しちゃおうかなと思わせる使用感だ。
適当な材料をお皿に並べる | スチーマーの中に皿ごとセット | ほどよく蒸し上がった野菜とソーセージ |
■鶏のもも肉を丸ごと蒸してみる
どんなときにスチーマーを使いたくなるか。その理由の一つが“脂”だ。余分な脂を落として少しでもカロリーを減らしたいのである。「Le Creuset スチーマーココット・ロンド20cm用」はお手入れが簡単なので、脂っこい肉を直接入れてもあとで簡単に洗浄できる。そこで鶏のもも肉を1枚直接入れて蒸してみることにした。
あとのことを考えずに肉を放り込めるのは非常にありがたい | フタをして15分蒸し上げる | 蒸し上がった鶏のもも肉 |
約15分間蒸したところ、鍋の中には油がタップリ落ちていた。蒸し上がった肉はプルプルで、簡単にカットできる柔らかさ。一口サイズに刻み、トマトやキュウリ、バジルを乗せ、ノンオイル系のドレッシングをたっぷりと。最後に粉チーズをかけてサラダ風にしていただいた。肉をしっとり柔らかい状態で蒸し上げるというのは、やはりスチーマーの得意分野だろう。多少時間はかかるが、その分美味しくいただけるのだ。
鍋の中のお湯にはタップリと脂が落ちている。いいスープが作れそうな気もするが我慢! | たっぷりの野菜と一緒にいただく |
■パプリカの挽肉詰め
蒸し料理のレパートリーを増やしたくて購入した本「やさしいたのしい蒸し料理」(野口真紀著)に紹介されていたのがパプリカを使った料理だ。ピーマンの肉詰めはよく見かけるが、そのパプリカ版である。パプリカ自体が大きく肉厚なので、かなりの迫力と食べ応えが約束される一品なのだ。
挽肉ベースの種を用意し、パプリカの中に詰めるだけ。蒸し時間は13分。これまた油を使わないヘルシーな肉詰め料理が完成だ。生姜醤油が好みだが、本では醤油とごま油を混ぜたタレを紹介していた。お好みでどうぞ。
手前のピーマンと比べると迫力が違うパプリカの挽肉詰め | 蒸し上がったばかりの状態。あまり肉を入れすぎると肉汁があふれてしまう | パプリカの甘さが堪能できる、食べ応えのある一品に |
■蒸し料理好きなら買って損なし!
「スチーマー ココット・ロンド20cm用」は、たたんでコンパクトになるわけではない。しまうならそれなりに場所もとる。しかしとにかく洗いやすい上に、扱いに気兼ねがいらない。やはり扱いが楽というのは大きな利点だ。
蒸し器というのは特別な料理のための特別な存在というイメージがあるかもしれない。「さあ今日は○○を作るから蒸し器が必要!」といった具合だ。しかし「スチーマー ココット・ロンド20cm用」を使うようになってからは、特に大げさなものを作ろうとは思わず、その辺にあるものを気軽に蒸して食べてみようという感覚になってきた。やる気にしてくれる調理器具なのである。
しかもすでに持っていた圧力鍋との相性が抜群で驚いた。鍋の上に載せるとあたかもセットだったかのような見栄えなのである。あまりにピッタリなので、最近はずっと圧力鍋の上におきっぱなしである。
見た目がスタイリッシュなので、そのままテーブルに出しても不思議ではない。実際に直接食卓に出している方も見られるようだ。20cm用というだけあって、中に入れられる皿の直径には限りがある。できれば2つ用意しておきたいところ。お値段が大分張ってしまうのだが、蒸し料理を頻繁に作る方なら買って損は感じない製品だといえよう。
2009年 8月 27日 00:00
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