家電製品ミニレビュー
ゴミやダニを検知するセンサーが便利な布団掃除機
by 中野 信二(2015/4/7 07:00)
最近注目度が急速に高まっている布団掃除機。今回は、パナソニックのコード付き電気掃除機「ふとん掃除機 MC-DF100C」を紹介する。アタッチメントを付け替えることで、ハンディクリーナーとしても使える布団掃除機だ。
メーカー名 | パナソニック |
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製品名 | ふとん掃除機 MC-DF100C |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 12,852円 |
MC-DF100Cの特徴は、赤外線センサーを搭載していること。約70μm(マイクロメートル)の目に見えないゴミやダニまで検知し、ランプが赤く点灯して知らせてくれる。また、ヘッドの前後に備える2つの抗菌ローラーと、中央にあるブラシで繊維の奥のゴミやダニをかき出す。
集じん方式は、パックレス式(フィルター式)。ダストボックス内部の「メッシュフィルター」「スポンジフィルター」「フィルター(不織布)」の3層に、本体の「プレフィルター」を加えた4層のフィルターで、アレル物質を約99%以上捕集するという。
本体には、「ふとん用ノズル(赤外線センサー付き)」に加え、「小型ノズル」「すき間ノズル」の3つのアタッチメントが同梱されている。それぞれ、ふとん用ノズルでは布団やソファーなどを、小型ノズルでは棚や机などを、すき間ノズルではサッシや家具のすき間などを掃除できる。
吸引力は抜群! 取り回しは工夫が必要
早速、本体にふとん用ノズルを装着し、マットレスと掛け布団を掃除した。マットレスにはシーツをかぶせ、その上に吸汗性に優れる敷きパッドをつけている。すべてダブルベッドサイズ。
取扱説明書では、ふとん用ノズルは、前後にゆっくりと軽く滑らせるように動かすとしているので、そのようにした。布団やマットレスにシーツを敷いている場合は、生地を引っ張りながら動かすとやりやすい。
今回は、掛け布団、敷きパッド、シーツ、マットレス(表、裏)の順に掃除機をかけた。センサーランプが点灯したところを、ランプが消えるまで往復させた。
掃除機の取り回しについては、一長一短がある。まず長所だが、電源コードが5mもあるため、コンセントの位置を気にする必要がない。ダブルベッドサイズのマットレスでも、隅から隅まで余裕を持って掃除できた。
短所は、持ち手よりも前に重心があり本体のバランスを取りづらいこと。スペック値の2.3kg(ふとん用ノズル付き)よりも本体が重く感じる。ヘッドを布団などにつけたまま、前後に動かすだけで掃除が終わるように、事前に布団やコードの位置を調整しておきたいところだ。
掃除にかかった時間は合計で約40分。掃除を終えてダストボックスの中を覗いてみると、大量のゴミやホコリが集じんされていた。ダストボックスからフィルター部(メッシュフィルター、スポンジフィルター、フィルター)を外すと、圧縮されたゴミがメッシュフィルターやスポンジフィルターにこびりついていた。吸引仕事率180Wの集じん力を痛感した。
アタッチメントの小型ノズルとすき間用ノズルでは、棚やカーテン、棚の細いすき間と窓のサッシを掃除した。
プレフィルターとふとん用ノズル以外は水洗い可
お手入れはとても簡単。掃除が終わるたびに毎回行なうのは、ダストカップやフィルター部、プレフィルターについたゴミやホコリを払い落とすだけだ。払うだけでフィルター表面のゴミが取れない場合は、ティッシュで拭き取る。プレフィルターは水洗い禁止なので注意したい。
また、ダストカップ、メッシュフィルター、スポンジフィルター、フィルター、小型ノズル、すき間用ノズルは水洗いできる。汚れが気になる場合やゴミが取れにくいときは、ゴミを落としてから水洗いすることで清潔に保てる。
赤外線センサーの搭載で、ゴミの取り残しを防止
MC-DF100Cの最大のメリットは、赤外線センサーの搭載によって、ゴミやダニを吸い切れているかどうかが一目で分かることだ。ダニやハウスダストによるアレルギー症状で、ぐっすり眠れない人は一度布団を掃除してみてはいかがだろうか。