家電製品ミニレビュー
ドリテック「ルミット SL-108」
~調光、調色できるデスクスタンドが欲しかった!
by 小林 樹(2013/1/23 00:00)
これまで使っていたベッドの枕元のスタンドライトが壊れたので、ドリテックのLEDスタンド「ルミット SL-108」を買った。
なぜこの製品を選んだのかといえば、手元で簡単に調光、調色できるからだ。明るさと光色をそれぞれ6段階から選べるため、計36通りもの光の演出が可能という。寝る前のひととき、読書やDVD鑑賞といったシーンに合わせて使ってみたい。
メーカー | ドリテック |
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製品名 | ルミット SL-108WT |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 8,555円 |
まずは本体のスペックを確認しておこう。ベース部は円盤状で180×23mm(直径×高さ)、アームの長さが340mm、シェード部のサイズは384×62×25mm(幅×奥行き×高さ)。本体重量は1,361gで、どっしりと安定している。
台座部はツルツルとした質感で、フラットな操作ボタンが配置されている。操作は全てタッチ式。電源ボタン、30分のタイマーボタンのほか、「+」と「-」の調光ボタンおよび調色ボタンが並んでいる。
光源のLEDは細長く配列されており、0.3Wの白色LEDと、オレンジ色LEDを各18個搭載している。電源にはACアダプターが付属し、電源コードの長さは2m。本体色は、今回使用したホワイトのほかに、ブラックも用意されている。
光の向きは自在に変えることができる。光源部の付け根と、アームの付け根が可動式なので、前後左右に動かせる。
シーンに合わせて、36通りの光を選べる
それでは使ってみよう。ACアダプターをコンセントに挿すと、操作パネルの電源ボタンが赤く点灯して、通電を知らせる。次に電源ポタンをタッチすると、LEDライトが点灯する。ボタンはやや反応が鈍く、しっかり指を押し当てると反応する。
次に調光、調色機能を見ていこう。まず6段階から明るさを選べる調光機能だが、カタログスペックだと、LED光源30cm直下の照度は「約17lx/155lx/331lx/522lx/942lx/2,167lx」の6段階となっている。
明るさは、操作パネルの「+」「-」ボタンを押して、調節する。実際の見え方は、以下の6枚の画像のようになった。なお光色は全て、色温度3,500Kで統一している。
1番暗い状態だと、本や雑誌は読めないが、夜間の常夜灯としてはちょうど良い。一方で最も明るくすると、部屋の電気を消していても周囲を照らせるほどだ。
光色はどうかというと、色温度は「約5,700K/4,400K/4,000K/3,500K/3,300K/3,100K」の6段階から調節できる。色温度が高くなるにつれて青白く、低くなるにつれてオレンジがかった温かみのある色になる。実際の見え方は、以下の通りとなった。なお直下照度は約522lxで統一している。
光色は、色温度の高い順に1~4番目の間は、違いがわかりにくかったが、5番目や6番目の約3,300Kや3,100Kになると、電球色らしい色が現れる。
このようにして、明るさと光色は36通りに組み合わせられる。枕元で読書する際の明るさは、2番目か3番目(942lx/522lx)がちょうど良く感じられた。頭をフル回転させて読みたい時は、色温度を高くして青白い光で照らしたほうが、頭が冴える気がする。一方でのんびり雑誌や画集を眺めたい時や、DVDを鑑賞する際には、色温度を下げて、やすらぎを演出できる。余談だが、寝る前に色温度を下げ、オレンジ色の明かりにすることで、リラックス効果があるというか、寝付きが良くなった気がする。
このほか30分のOFFタイマーも搭載しており、電気の消し忘れを防げるので、寝落ちすることが多い人にも安心だ。なお、消灯時の明かりは点灯時に再現される。好みの明かりが決まっている人には便利だ。
USB給電にも対応、タイマー機能も搭載
ほかに機能として、ルミット SL-108は、台座部にUSBポートを1口搭載している。私はもっぱらiPhoneの充電用に重宝している。枕元の手の届きやすいところで充電できるから助かるのだ。もちろん、ルミット SL-108の明かりを消している状態でも充電は続く。
使い勝手の面では、ルミット SL-108は操作面がフラットなので、ホコリなどの汚れもサッとふき取れるのが良い。また、LEDライトの弱点として指摘されることの多い、多重影やチラつきは、特に気にならなかった。
一方でボタンの反応が鈍いことが何度かあった。ボタンはしっかり押さないと反応してくれないので、イライラすることもたびたび。ボタンの感度に関しては、改善の余地があると思う。