家電製品ミニレビュー

マーブルパンが自動でできる1斤タイプのホームベーカリー

パナソニック「ホームベーカリー SD-BMT1000」

 ご飯と同じくらいパンが好きな我が家では、パナソニックのホームベーカリー(SD-BM152)で、週に2回はパンを焼いて食べている。ただし2人暮らしなので、1.5斤は量が多く、余った分は量によって冷蔵室や冷凍室で保存しておき、食べたくなった時にトーストして食べている。

 トーストして食べれば十分美味しいが、やっぱり焼きたてのパンにはかなわない。ということで、1斤タイプのホームベーカリーを買うことにした。せっかく買い換えるのなら、独特なメニューが作れるものがいいということで、インターネットで調べたり、家電量販店で実際に見たりした結果、パナソニックの「ホームベーカリー SD-BMT1000」(以下、SD-BMT1000)を購入した。なぜなら、「マーブルパン」や「60分パン」などを作れるからだ。

メーカー名 パナソニック
製品名 ホームベーカリー
品番 SD-BMT1000
希望小売価格 オープンプライス
購入場所 Amazon.co.jp
購入価格 28,317円

 SD-BMT1000は、パンにマーブル模様をつけられる「マーブルパン」と、時短メニュー「60分パン」という、特徴的な2種類のパンを作れる。これらのメニューが作れるのは、メニューによって「ねり」の速度を低速から高速まで自動で調整する、インバーターモーターを搭載したからという。

 また、インバーターモーターを搭載したことで、小麦の風味を感じられるパンが焼けるメニュー「パン・ド・ミ」に、「ふんわり」と「もちもち」の2つの食感を楽しめるメニューが加わった。

 そのほか、メニューの1つに「ベジケーキ」が追加された。ベジケーキは、にんじんやかぼちゃなどの野菜を使って作るケーキで、野菜に成分無調整の豆乳や薄力粉などを混ぜて生地を作る。それを、SD-BMT1000で焼いて完成させる。

簡単操作でパン作りを楽しめる

 多機能なSD-BMT1000だが、パンを含めたすべてのメニューは、簡単な操作で作れる。

 例えば食パンなら、必要な材料をすべてパン羽根を付けたパンケースに投入し、本体にセットする。あとは、ドライイーストをイースト容器に入れて、メニューボタンで番号(食パンなので『4』)を選び、スタートボタンを押すだけだ。好みに合わせて焼き色を変えても良い。

上フタを開けたところ。SD-BMT1000で作れるメニューを番号でリスト化している
操作パネル。メニューを選んだり、焼き色を変えたり、出来上がり時間を予約できる
パンケース。1斤タイプなので小さい
フタ付きの生種容器、計量スプーン、ミトンが付属する

 操作は簡単だが、材料の量や水の温度には気をつかいたい。ホームベーカリーで作るメニューのほとんどは、レシピ通りの量や温度で材料を投入することで、より美味しく作ることができる。

 よって、小麦粉などの量を1g(ml)、もしくは0.1g(ml)単位で計測できるクッキングスケールと、水やお湯の温度を測れる料理用の温度計は、ぜひ用意しておきたい。

 それでは早速、パンを作ってみよう。今回は、マーブルパンと60分パンをメインに作ってみた。

パンに模様をつける「マーブルパン」

焼きたてのマーブルパン。インスタントコーヒーの色が付いたのか、クラストが茶色い
茶色いマーブルができている

 マーブルパンは、クラム(パンの内側)の部分に大理石のような模様をつけたパンだ。

 マーブルパン作りでは、模様を作るための材料を後入れする。従来のように、途中で生地を取り出して、自ら模様を作る成型作業はしなくて良い。

 マーブルパン作りを開始してしばらくすると「ピピッ」と音がするので、フタを開けてインスタントコーヒーや抹茶、ココアなどの模様になる材料を後入れする。今回はインスタントコーヒーを入れた。

 ここで注意して欲しいのが、模様になる材料が生地につかないように入れること。材料を生地につけてしまうと、模様がきれいにつかないという。よって、フタを開けたらシリコン製のゴムべらなどで生地を片側に寄せ、模様になる材料をパンケースの底にそっと入れよう。あとは、フタを閉じて出来上がるのを待つだけだ。

 焼き上がったマーブルパンは、クラムにしっかり模様がついていた。インスタントコーヒーが生地につかないように入れたのが良かったのだろう。

 クラスト(パンの外側)は、しっかり焼けていてサクッとした歯ごたえで、クラムはしっとりとしていた。インスタントコーヒーの香りもほのかに感じられた。

1時間で焼ける「60分パン」

焼きたての60分パン。クラストがこんがり焼けていて美味しそうだ
クラムは、密度が高くしっとりとしている

 60分パンは、普通のパンがたった1時間でできるメニューだ。1時間で仕上げるため、ドライイーストをダマがなくなるまで35℃〜40℃のぬるま湯で溶いて使い、水の代わりにぬるま湯を投入する。

 ぬるま湯は、電子レンジで水を温めたあと、温度計を見ながら、氷を入れたり、水をこぼさないように容器を左右に動かして冷まし、適温にした。

 温度調節で手こずってパン作りを失敗しないように、あらかじめ、同量の水を電子レンジで何秒間温めると40℃前後のお湯ができるかを、何回か試して把握しておくと良い。

 出来上がった60分パンは、マーブルパンの半分くらいの大きさまで膨らんだ。半分程度しか膨らまないのは、発酵にかける時間を短縮しているためだ。1回目は適当な温度調整のせいで、その半分程度しか膨らまなかったので、正直ホッとした。

 60分パンのクラストは厚めで歯ごたえが良く、クラムも密度が高くしっとりとしていた。パンというよりは、スコーンに近い食感だ。

 前日の夜に準備するのを忘れていたけど、朝はパンを食べたい。そんなときに助かる時短メニューだ。

パンもちろん、デザートを手軽に作れる優れモノ

 今回は、特徴的な2種類のパンのみ紹介したが、もちろん普通のパンも美味しく作れる。2種類とも出来上がりには満足で、気がつけば2週間ほど朝食がパンだった。

 そのほか、ジャムやソイスコーン、天然酵母食パンやパスタなど、一般的なホームベーカリーで作れるメニューが用意されている。

 SD-BMT1000が1台あれば朝食、昼食、夕食と1日3食のメニューをすべてまかなえる。パン好きだけでなく、ピザやケーキ、あんやもちを手軽に楽しみたい人にもオススメできる一品だ。

ブルーベリージャム
チョコとバナナを混ぜたソイスコーン
生チョコ

(中野 信二)