家電製品ミニレビュー
フレッシュチーズが美味しい! パンもふっくら焼けるホームベーカリー
by 石井 和美(2015/8/12 07:00)
ホームベーカリーを購入してから、既に9年が経過した。シンプルなパンしか焼けず、パンの焼き具合にも飽きてきたところなので、新しいホームベーカリーに買い換えを検討していたところだ。
そんな中、"フレッシュチーズも作れる"というホームベーカリー「siroca ホームベーカリー SHB-712」が発売された。色々作れるということで気になったので、さっそく試してみた。
メーカー名 | オークセール |
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製品名 | siroca ホームベーカリー SHB-712 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 15,397円 |
SHB-712は、1斤・1.5・2斤の食パンに対応したホームベーカリーで、従来からの人気メニューに加え、「フレッシュチーズ」などのメニューが追加されている。
天然酵母コースや全粒粉パン、健康志向のライ麦パンコースも用意されており、タイマー機能も付いている。焼き色は好みにあわせて、「うすい」「ふつう」「こい」の3種類から選択できる。
本体サイズは260×360×310mm(幅×奥行き×高さ)、重量は4.15kg(パンケースをのぞく)。本体のほかに羽根取り棒、ミトン、計量スプーン、計量カップ、ジャムふた、ヨーグルト専用容器、レシピ本が付属している。
上が白っぽくなりがちだが、ミミまでふんわり
最初に1斤の食パンを焼いてみた。パンケースに羽根を取り付けてから、材料を入れてパンケース本体にセットする。メニュー「食パン(みみ やわらかめ)」を選び、パンのサイズと焼き色「ふつう」を選ぶ。
あとはスタートボタンを押して待つだけだ。30分ほど経過するとブザーが鳴る。もしレーズンなどの具入りパンにしたいときは、このときにお好みの具材を入れる。
上のほうが白っぽく焼き上がったが、ミミも含めて全体的にしっかりと目が詰まっていて、ミミは薄く、かなりやわらかい印象だった。
スウィートパンは、卵が入り、食パンよりもお砂糖が多め。しっとりしていて、ほんのり甘いリッチなパンだ。食欲がない朝でもこのパンは食べやすいようで、子供達に好評だった。
他にも米粉パン、フランパン風、全粒粉パンなどを作ることができる。天然酵母も生種起こしからできる。
パン類は、室温等によっても左右される。我が家では全体的に焼き色が薄めになりがちなので、「こい」で焼いている。3段階から選べるので好みのパンに仕上げやすく、色々試せて楽しい。
フレッシュチーズが絶品! 家族が大感激
SHB-712で気になるのは、フレッシュチーズが作れること。パンだけでなく、チーズも一緒に作れる、というのはチーズ好きにはたまらない機能だ。
使用するのは牛乳、生クリーム、レモン汁、塩。フレッシュチーズはメニューが2種類で、室温が25℃以上と24℃以下で分かれている。室温は28℃だったので、25℃以上のメニューを選んだ。
ホームベーカリーの調理時間は24分だ。レモンをのぞいた材料を入れ、終了したらレモン汁をまわし入れて木べらで混ぜる。軽く冷めたら、ざるにキッチンペーパーを2枚重ねて敷き、ボウルに重ねたものに流し入れる。そのまま1日置けば、チーズとホエイがきれいに分かれる。
熟成させないフレッシュチーズは、水分が多く、やわらかい。スプーンでスッとすくうことができた。焼いたパンにのせて食べてみたが、クリームチーズのようなコクがあってとても美味しい。
一番のおすすめは、そのままデザートとしていただく食べ方だ。少量のジャムなどを乗せてみたところ、絶品だった。軽い酸味とさわやかな風味、濃厚なコクがたまらない。家族が大変感激しており、何度もリクエストされた。作りたてのフレッシュチーズは香りがよく、なかなか外では食べられない味だった。
冷蔵庫で寝かせる時間はかかるが、作る作業自体は短時間でできるので手軽に作ることができた。温度調整の必要もなく、まかせておけば簡単にできるのは助かる。
リンゴケーキも作ってみた。ケーキ類はドライイーストではなく、ベーキングパウダーを使用して膨らませる。バターたっぷりのリンゴケーキは、泡立て器やゴムべらなどを用意する必要がなく、材料を入れるだけでできるので気軽におやつ作りができる。バターたっぷりでカロリーは高そうだが、子供達には好評だった。