家電製品ミニレビュー

可愛いだけじゃない、機能も優れたハローキティの電気ケトル

アプレシア プラス ハローキティピンク 0.8L

 コーヒーや紅茶を飲みたいときに、少しだけお湯を沸かしたいことがある。しかし、少量のお湯をやかんで沸かそうとすると、沸騰しすぎてお湯が足らなくなったり、逆に量が多くて余らせてしまうことがある。

 今回は、少量のお湯も手軽に沸かせるティファールの電気ケトル「アプレシア プラス ハローキティピンク 0.8L」をご紹介しよう。

メーカー名ティファール
製品名アプレシア プラス ハローキティピンク 0.8L
購入場所Amazon.co.jp
購入価格4,836円

 本製品は、ティファールの電気ケトルで最もコンパクトなボディの「アプレシア プラス」シリーズのひとつ。日本独自色だというシュガーピンクに、ハローキティの可愛らしいデザインが特徴だ。

 イラストは二面に描かれており。ピンクとホワイトの本体色に、ハローキティの赤いリボンがアクセントになっている。

機能も優れ、カップ1杯分なら50秒で沸騰

 機能は定評のある、「アプレシア プラス」シリーズそのままだ。

 満水容量は0.8Lだが、100ml以下の少ないお湯も沸かせられる。温かい飲み物を1杯だけ飲みたいときにも、気軽に使うことができる。

 消費電力は1,250Wとハイパワーで、カップ1杯分(140ml)なら約50秒で沸かせられるという。

 ほかにも、湯切りの良い注ぎ口や、ほこりが入りづらい注ぎ口カバーなど、細かな設計が施されている。

 本体は220×150×180mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約750gで、置き場所に困らないコンパクトサイズだ。

上部。フタもピンクで統一されている
フタを開けたところ
注ぎ口にはカバーがあり、ほこりが入らない設計。奥にはフィルターが見え、フィルターは取り外して洗えるので清潔に使える
電源コードは電源プレートから生えている
電源プレートの裏側に巻きつけてコードの長さを調節する
窓が付いていて湯量が見える。満水容量は0.8L。マグカップ(250ml)で3杯分ほどだった

 今回は主に、ティーパックで煮出す紅茶やインスタントコーヒーを飲むために、マグカップに直接お湯を注ぐ目的で使用した。

 満水容量の0.8Lまで水を入れ、電源をオンにすると、パイロットランプが赤く光った。

 温まってくると、次第にお湯を沸かしている音が聞こえてくる。本体の窓からも、コポコポとお湯が沸き上がっているのが見えて、その様子を観察するのも楽しかった。

 沸騰すると、自動で電源が切れる仕組みだ。カチッと音がして、ランプも暗くなり電源が切れた。お湯が沸騰した後の本体は熱くなっていたので、扱いには気をつける必要がある。

 0.8Lの常温水(24℃)が沸騰するまでにかかった時間は、実測で約4分だった。

 マグカップ1杯分(250ml)のお湯を沸かすには約1分20秒かかり、他の準備をしているうちに沸いてしまう。自動で電源がオフになるため、沸騰しすぎてお湯が減る心配もなかった。

電源をオンにすると、パイロットランプが光る
沸騰すると自動でランプが消え、電源がオフになる。温めすぎる心配もない

 マグカップに直接注いでみて感じたのは、とても注ぎやすいということだ。注ぎ口にカバーが付いているため、お湯がドバっと出ることもない。本体の傾き加減で、自分の注ぎたい量のお湯だけを注ぐことができた。

 湯切れもよく、注ぎ終わったあとにお湯が垂れることもなかった。注ぎ口を見てみると、水滴が1滴付いているだけだった。

 また、保温機能やロック機能は付いていない。説明書には「使用後は水あかの付着を抑えるために、お湯は残さず捨てるように」と書いてある。すぐに沸いてしまうので、欲しいときに欲しい量だけのお湯を沸かすのがベストな使い方だ。

注ぎ口カバーのおかげでドバっとお湯が出る心配もない
お湯の量を調節しやすい
湯切れが良く、注ぎ終わったあとは水滴が1滴ついただけだった

 使用する前は、見た目が可愛いケトルという印象だった。しかし、実際に使ってみると、沸騰までの時間が短く、注ぎ口にお湯が垂れなかったりと、機能面も問題なく使えた。

 見た目も可愛く実用的なので、女性への贈り物としてもおすすめだ。

西村 夢音