家電製品ミニレビュー

湿気だけじゃなくニオイ対策にも使えるプラズマクラスター乾燥機

シャープ「プラズマクラスター乾燥機 DI-CD1S」

 関東もいよいよ本格的な梅雨に突入。この時期になると、洗濯物は必然的に浴室乾燥や部屋干しで乾かすことが増えてくる。梅雨では湿度も高くなるため、部屋干しの場合は衣服に残りがちな特有のニオイも気になるところだ。

 そこで今回は、シャープ独自のイオン技術「プラズマクラスター」で、布団や衣類などを乾燥させながら、脱臭できる「プラズマクラスター乾燥機 DI-CD1S」を購入した。プラズマクラスターイオンの実力やいかに!?

メーカー名 シャープ
製品名 プラズマクラスター乾燥機
品番 DI-CD1S
希望小売価格 オープンプライス
購入場所 Amazon.co.jp
購入価格 11,221円

 DI-CD1Sは、プラズマクラスターイオンを含む温風を吹き出し、布団や衣類などを乾燥させるのと同時に、布団や衣類についたニオイを脱臭できるのが特徴だ。

 本体のサイズは、幅が約14cmで、奥行きと高さが約32cmとコンパクト。重さは約3.6kgあるが、本体右側にある取っ手が大きく、手でがっちり握れるため、男性なら片手でも楽に持ち運べる。

正面。吹き出し口と収納部がある
右側面。取っ手と吸い込み口(フィルター)、くつ乾燥アタッチメントを引っかける穴がある
背面。約1.8mの電源コードが生えている。消費電力は最大で500W

 本体には、布団用の「乾燥マット」と衣類用の「衣類乾燥カバー」、さらに靴用の「くつ乾燥アタッチメント」が付属する。乾燥マットと衣類乾燥カバーは、コンパクトにたためるようになっており、本体の収納部にしまうことができる。これなら、別に収納場所を用意する必要もなく、部屋に出しっ放しにしておいても、気にならない。

乾燥マットと衣類乾燥カバー、くつ乾燥アタッチメントが付属する
3つの付属品は、すべて本体に収納できる

布団の乾燥と脱臭を同時にできる

 それでは、実際に使ってみよう。まずは、布団乾燥から試してみた。

 布団乾燥は、操作パネルの「ふとん」ボタンを押して行なう。ボタンを押すたびに、20分(冬場/温風)、60分(冬場/温風)、90分(夏場/温風60分+送風30分)の順に運転時間がループする。

 乾燥マットは、敷き布団の上に敷く。乾燥マットの送風口に、吹き出し口を本体から伸ばして差し込み、面ファスナーを閉める。乾燥マットの上に掛け布団をかければ準備は完了だ。

「ふとん」ボタンを押すたびに、運転時間が切り替わる
乾燥マットは、全体ではなく風の通り道だけが膨らむ
敷き布団と掛け布団で乾燥マットを挟む

 今回は、90分運転させた。自分は季節に関係なく寝汗をかくので、おそらくマットレスにも汗が染み込んでいると思う。個人的には、マットレスの乾燥具合もそうだが、脱臭できるのかも気になっていた。

 90分後、自分で自分のニオイは分かりづらいので、妻にニオイをかいでもらったが「臭わない!」と驚いていた。その日の夜は、普段よりもマットレスや毛布が気持ちよかったのか、途中で起きることもなく朝までぐっすり眠れた。

 薄手の毛布を使っているため、乾燥マットは何事もなく膨らんだ。だが、冬場で重たい掛け布団を乾燥させる場合は、乾燥マットに温風が行き渡るよう、途中で掛け布団を持ち上げたほうがいいだろう。

部屋干し必須な環境で活躍する衣類乾燥

 次に試したのは衣類乾燥。「衣類/くつ(布)」ボタンを押すたびに、運転時間が120分、240分の2段階でループする。

 衣類乾燥カバーは、縦45cm、横65cm以下のサイズの、衣類を吊せる洗濯ばさみ付きのハンガーにかけて使う。脱水した洗濯物をハンガーに吊してファスナーを閉め、送風口に吹き出し口を差し込み面ファスナーを閉める。あとは「衣類/くつ(布)」ボタンを押すだけだ。

 我が家には、衣類を吊せる洗濯ばさみ付きのハンガーがないので、衣類乾燥カバーを突っ張り棒で洗面所のドア枠に固定し、それに衣類をかけたハンガーを並べて120分運転させた。

衣類乾燥カバーを突っ張り棒で洗面所のドア枠に固定。突っ張り棒に衣類をかけたハンガーを並べた
120分間乾燥させた

 120分後、半袖のシャツや下着はカラッと乾き、部屋干しだと天候によっては衣服に残る特有の嫌なニオイもしなかった。普段、洗濯物は浴室に干しているが、DI-CD1Sを使えば浴室だけでなく、ダイニングや仕事部屋も洗濯物干しスペースとして活用できそうだ。

 ちなみに、乾かしてはいけないものは、機械油や食用油、シンナーやガソリンが付着した衣類や、皮革製品、漂白剤の付着した衣類、タグに平干しマークがあるものとなっている。

ニオイの気になる靴の乾燥/脱臭も

 つづいて、ニオイの気になる靴を乾燥/脱臭してみた。靴の乾燥/脱臭は、靴の素材によって運転モードを変える。布製の靴は温風の出る「衣類/くつ(布)」で、革、合皮、ビニール製の靴は温風の出ない「イオン送風/くつ・ブーツ(革・合皮)」で運転する。

 「衣類/くつ(布)」ではボタンを押すたびに、運転時間が120分、240分で切り替わり、「イオン送風/くつ・ブーツ(革・合皮)」ではボタンを押すたびに、風量が「弱」と「強」で交互に切り替わる。ほかのモードとは異なり、細かい時間設定はできないため、ボタンを押して放置すると12時間連続で運転してしまう。

 くつ乾燥アタッチメントは、ホースの吹き出し口に取り付け、くつ乾燥アタッチメントの吹き出し口を靴のつま先に向けて差し込む。

くつ乾燥アタッチメントは、吹き出し口を靴のつま先に向けて差し込む
くつ乾燥アタッチメントを外す時は、人差し指と親指の部分にあるつまみを押さえて引き抜く

 今回は、雨用の運動靴を120分乾燥/脱臭してみた。雨が降っている時に履く靴なので、雨量によっては靴の中までびっしょり濡れてしまう。これまでは浴室で乾かしたり、天気の良い日にはベランダに干したりしていたが、乾かすことはできてもニオイを完全に取り除くことはできなかった。

 だが、DI-CD1Sでは脱臭しつつ乾かすことができた。時短にもつながるし、次の日にもしまた雨が降っても、カラッと乾いたニオイのない靴を履いて気分良く出かけられる。

スポット脱臭でクローゼットのニオイを撃退!

クローゼットは扉を開けてイオンを送風する

 最後に、スポット脱臭を試してみた。スポット脱臭では、イオンを送風したい場所に吹き出し口を向けて本体を設置する。あとは、「イオン送風/くつ・ブーツ(革・合皮)」ボタンを押すだけだ。靴を乾燥させる時と同じく、ボタンを押したまま放置すると、12時間連続で運転してしまうので注意して欲しい。

 今回は、仕事部屋のクローゼットを脱臭してみた。2〜3時間で止めてみたが、クローゼット全体のニオイが消えていたほか、ハンガーにかけておいたジーパンのニオイもしなくなっていた。寝室でも試したが、2時間ほどで寝室の空気がスッキリした。

 スポット脱臭は、クローゼットのほかにも、リビングのソファや靴箱など、普段、ニオイの気になる場所で効果を発揮するだろう。

布団や衣類を乾かしながら脱臭できる優れモノ

 このほかにも、DI-CD1Sは、スポット暖房という機能を持っている。今回は季節的に試さなかったが、冬の寒い時期にはスポット暖房で足元を暖めたり、通勤や通学に着ていく冷たい衣服を暖めるのにも活躍しそうだ。

 乾燥機能は使う前からある程度期待していたが、脱臭機能については実際に使ってみるまで本当にニオイが消えるのかと思っていた。だが、3週間ほど使い続けてみて、布団や衣類をカラッと乾燥させつつ、ニオイを消せることが分かった。

 天気の善し悪しに関係なく、浴室乾燥や部屋干しで洗濯物を乾かしていた人は、ぜひDI-CD1Sを試してみて欲しい。

(中野 信二)