家電製品ミニレビュー
フィリップスのLED照明“hue"でW杯観戦をもっと盛り上げる!!
by 阿部 夏子(2014/6/13 07:00)
W杯をさらに盛り上げるためにhueを導入
いよいよ開幕したブラジルW杯。世界中で盛り上がっているが、我が家も例外ではない。サッカー好きの夫がいるせいで、私も自然とサッカーをみる機会が増えて、大きな大会ともなれば、友人を呼んでの大観戦大会が毎度行なわれる。ブラジルW杯でもきっちりそのスケジュールが組まれているわけだが、せっかくみんなで観戦するなら何か自宅をW杯っぽくデコレーションしたいなと思った。そこで、選んだのが今回紹介するフィリップスのLED照明「hue(ヒュー)」だ。
メーカー名 | フィリップス |
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製品名 | Philips hue(ヒュー) スターターセット |
希望小売価格 | オープンプライス |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 27,000円 |
hueは、Wi-Fiと接続することで、ランプの明るさや色を1,600万通り以上からワイヤレスでコントロールできるLED照明。色の明るさや色はiPhoneやiPadなどから操作できる。これで、室内の明かりを自由にデコレーションして、W杯をさらに盛り上げよう! というわけ。
現在はLED電球と、リボン型の「Philips Friends of hue LightStrips(フィリップス フレンズ オブ ヒュー ライトストリップス、以下ライトスリップス)」と置き型の「Philips Friends of hue LivingColors Bloom(フィリップス フレンズ オブ ヒュー ブルーム、以下ブルーム)」の3タイプを展開している。
いずれもブリッジと呼ばれる専用機器に接続して使うが、ブリッジはLED電球3個とセットになった「スターターセット」にしか同梱されていない。つまりhueを楽しむためにはまずこのスターターセットを必ず購入する必要がある。1つのブリッジには最大50個の機器と10台までの端末が接続可能だ。今回は、思い切ってhueの現行モデル3機種全てを試してみた!
Wi-Fi? スマホ? でも接続は超簡単!
LED照明をネットに接続する、iPhoneから操作……はっきりいってこの時点で「もうこの製品いらない」と思ってしまう人もいるかもしれない。ネットに接続して使う製品は最近珍しくないが、いずれも操作が面倒だったりして、ハードルが高いのも確か。でも、hueに関してはいえば、接続は超簡単!
1、LED電球を照明器具にセッティング
2、自宅のWi-FiルーターとブリッジをLANケーブルで接続
3、hueの無料アプリをiPhoneにダウンロード
事前の準備はこれだけ。後はアプリを起動させて、ブリッジのボタンを押せば直ぐに明かりや色の調節ができるようになる。家電とネットの接続はこれまで何度もしてきたが、hueがダントツで簡単だった。この手のセッティングが得意じゃない(というより嫌い)な私だが、パッケージを開けてから使い始めるまで5分とかからなかった。
セッティングの簡単さは、ライトスリップスやブルームも同様。器具の電源を入れてからアプリを起動するとすぐにライトスリップスとブルームを検索して、アプリで操作できる器具として認識してくれる。
hueについては、スタパ齋藤さんのレビューでも詳細に紹介しているが、とにかく直感的に使えるのが面白い。この色が良い! と思ったら指で選んですぐに選択。実はかなり色々な使い方ができるのに、間口が広くて、すぐに楽しさを実感できるというのは、Apple製品にも通じるユーザーインターフェイスだなと感じた。
念願のジャパンブルー空間もすぐに再現! ジャパンブルーの染まっての応援はかなり熱が高まりそう。
用途に応じて選べる3タイプ
ここで改めて3モデルの違いを紹介しよう。
まずはLED電球タイプについて。ブリッジとセットになったスターターセットにはLED電球3個が含まれる。口金はE26で照明器具に取り付けて使用する。消費電力は最大9W。明るさは600lmで白熱電球50Wに相当する。明るさは無段階で調節可能。色温度4,000K時で600lm、2,000K時は360lm。
E26は割と一般的な口金サイズだが、リビング用の照明器具とか、ダウンライトはE17が一般的。我が家のリビングで使っている照明器具も電球を使うタイプだが、口金が合わず、使用を断念。代わりにちょうど3球をセットして使う照明スタンドがあったので、こちらにセッティングした。
次に発売したばかりのライトスリップスだ。長さ2mのテープ状のLED照明で裏側は両面テープになっており、色々なところに貼り付けて使用できるのが特徴。消費電力は最大12W、平均寿命は12,000時間。
メーカー名 | フィリップス |
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製品名 | ライトスリップス |
希望小売価格 | オープンプライス |
購入場所 | Apple Online Store |
購入価格 | 10,800円(税別) |
今回、設置場所として選んだのはカーテンを隠すカーテンカバーの内側。これが大正解! テープを剥いで貼り付けるだけなのに、雰囲気がガラリと変わった。ライトを埋め込むとか内装屋さんに頼んだらかなりお高くなると思います……それがここまで手軽にできるなんて! ほかにもカウンター下やテレビ台の下、ソファーの下に使うのも良さそう。
ブルームは置き型の照明で、最も手軽に使える。光を照らす場所がかなり下方向に設定されており、壁を使った間接照明向けのデザインだ。消費電力は最大8W。平均寿命は20,000時間。
メーカー名 | フィリップス |
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製品名 | ブルーム |
希望小売価格 | オープンプライス |
購入場所 | Apple Online Store |
購入価格 | 9,800円(税別) |
実はブルームの置き場所が一番迷ったが、試行錯誤した上に置いたのはテレビの裏側、観葉植物を照らすような位置に置いた。これが意外にもバッチリで、植物が浮かび上がってくるようなアダルトな演出が可能。置き場所を色々変えられるのもブルームならではだ。
今回は割愛したが、hueではもっともっといろんなことができる。写真を撮ってその色を再現したり、自宅に近づくと自動で明かりを点灯させたり、ベッドルームで眠りと起床に最適なあかりを再現したり……! サードパーティーが開発したアプリを使うと、さらに活用の幅が広がる。そうやって色々な使い方をするのも良いし、子供お誕生日やクリスマス、ハロウィーンのデコレーションとして使うのももちろんアリだ。
明かりってやっぱり大事かも
いつものあかりを消して、hueで間接照明を楽しんでいると、自宅にいながら様々な演出が可能になる。ジャパンブルーで応援に熱く燃えるのもヨシ、大人っぽい照明にしてお酒をまったり飲むのもヨシ、明かりを変えることで、雰囲気がガラリと変わる。
間接照明にすると部屋に奥行きが出て室内が広く感じることに気がついたし、逆に色の組み合わせによっては気持ちが落ち着かないと感じることもあった。今回、自宅で色や明るさを色々調節してみて改めて、明かりって大事な要素だなと改めて実感した。
勢い余って家中の明かり全部hueにしてしまおうかと考えたが、前述の口金の不一致と追加で買うLEDランプの高額さに断念……もう少しhueが普及したら値段が下がるのではないかと期待しつつ、E17口金の製品もぜひ出して欲しい。