家電製品ミニレビュー

スペースジョイ「PHONE? ALARM CLOCK」

〜デスクライトになる! LEDライト付きの目覚まし時計

スペースジョイ「PHONE? ALARM CLOCK」

 電話が鳴ると、強制的に目が覚めてしまう。早朝や深夜にかかってくることはめったにないが、もしそういう時間に電話があると、緊急の用件かもしれないし、眠い目をこすりながらも受話ボタンを押す。

 その電話の着信音を、アラームに応用した目覚まし時計がある。スペースジョイ「PHONE? ALARM CLOCK」は、昔懐かしの黒電話のような見た目の目覚まし時計。もちろん電話線には繋がってない。

 一見おもちゃのようだが、実は大音量の目覚ましアラームを搭載し、さらにライトは3段階で明るさを調節できデスクライトとしても使える、本格的なアイテムなのだ。

メーカー スペースジョイ
製品名 PHONE? ALARM CLOCK
購入場所 Amazon.co.jp
購入価格 4,200円

 PHONE? ALARM CLOCKは、製造元はCan You Imagineというアメリカ西海岸のロサンゼルスの会社で、日本のスペースジョイという会社が輸入販売を行なっている。

 カラーはホワイトとブラックがあり、今回はブラックを選んだ。

届いた製品パッケージ。おしゃれなデザインだ
パッケージ背面には別のカラー(ホワイト)も印刷されている

 本体の材質はプラスチックだが、安っぽさは全く感じられない。本体サイズは228×228×280mm(幅×奥行き×高さ)。姿かたち、サイズ感はそっくりそのまま黒電話である。

 時計の文字盤はアナログ式で、黒電話のダイヤルボタンに似せている。面白いことに、わざと経年劣化のようなくすんだ加工を施してアンティーク感を演出しており、細部までこだわりを感じる。文字盤には長針、短針、秒針と、アラーム用の針を搭載している。秒針はステップを踏まずにスムーズに回転するタイプで、カチカチ言わない。

取り出した本体
文字盤にはわざと古い汚れのような加工を施し、アンティーク感を演出している
側面から“受話器”が生えている

 LEDを搭載する“受話器”は本体側面から生えている。受話器のコードに当たる部分は、前後左右に自在に曲がり、好きな角度で向きを固定できる。おそらくワイヤーを内蔵しているのだろう。この受話器の上側に白色LEDライトを12個、下にスピーカーが備わっている。受話器の取っ手には黒いボタンが付属し、これでLEDのON/OFFと3段階の明るさを調節できる。

受話器の上側にはLEDライト12個を搭載
LEDライトのON/OFFと明るさを3段階から設定するボタン
受話器の下側は目覚ましアラーム音を発するスピーカーになっている

 使うにはまず、本体底面に、別売りの単二形乾電池4本をセットする。本体重量は電池を含めて約945gになる。電源には市販のAC/DCアダプターを別途用意して使うこともできる。時刻やアラームは、本体底面の2つのノブでそれぞれ設定する。

本体底面には、電池を入れるケースと、時刻やアラームを設定するノブが付属する
電池は別売りの単2形乾電池4本を使用
電源には市販のAC/DCアダプターの差し込み口も背面に用意している。対応するアダプターは、6V DC/400mA/positive center/2.5mm pin hole AC/DCアダプター

 さっそく、ベッドの枕元に設置し、目覚ましアラームをセットして眠りについた。

 そして、翌朝。突然「ジリリリ…! 」という、けたたましい黒電話の着信音で目が覚めた。このアラーム音は黒電話の着信音を模した電子音なのだが、結構リアル。音量もかなり大きく、はっきり言ってうるさい。音は、階下の家族達のもとまで響き、「一体なにごと!? 」「電話が鳴ってる」と様子を見に来たほどだった。音量の調節機能はない。

“受話器置き場”は、アラームを一時的に止めるスヌーズ用のボタンになっている

 アラーム音を止めるには、本体側面のスライド式スイッチをOFFにする。これでアラーム音はピタリと止んだ。

 スヌーズ機能も搭載している。アラーム中に“受話器置き場”のボタンを押すとアラームが止まり、5分後に再度鳴るようになっている。このスヌーズ機能は最長30分続く。

 実際のアラーム音は、以下の動画から確認していただきたい。一見、本当に電話が鳴っているみたいだ。

アラーム音。PHONE? ALARM CLOCKの本体は黒電話そっくりだが、アラーム音まで着信音に似せて作っている。音量はけたたましく、焦燥感に駆られて目が覚める

 これだけ音が大きいので、目覚ましとしての機能は十分である。それにこのアラーム音を聞くと、電話に早く出なければならないような焦燥感に駆られる。これが結果的に、「早く起きなければ」という意識に繋がる。普通の目覚ましの電子音だと、その音に慣れてしまって、目覚めが悪くなることがあるが、電話の着信音というのはいつ聞いてもドキッとさせられる。ある意味、マンネリ化しないのがポイントだ。

明るさを3段階で選べる、あなどれないデスクライト機能

 PHONE? ALARM CLOCKには、明るさを3段階で選べるLEDライトを搭載している。これが、デスクライトや読書灯として活躍した。目覚ましアラームのおまけだと思ったら、大間違いだった。

 ライトは昼白色で、しっかりとした明るさだ。自在に曲がる“受話器のコード”で、明かりを好きな高さや角度に向けられる。

デスクに置いた様子。手元の細かい作業に便利
LEDライト点灯時
“受話器のコード”は、自在に曲げられる

 また、消灯後の暗いベッドサイドで本を読むにもピッタリ。しっかり照らすので、部屋が暗くても本が読める。

【最も明るい時】部屋が暗くても本が読める
【2番目に明るい時】ちょっとくらいが、文字は読める
【最も暗い時】暗くて字は読めないので、明かりの向きを変えて常夜灯にするとちょうど良い

 さらに、時計の文字盤にもLEDライトを1個搭載している。アナログ式の文字盤だが、これで暗闇でも時刻を確認できる。文字盤のライトは、“受話器置き場”のボタンを押して「ON/OFF」を設定する。

消灯後の文字盤は暗くてほとんど見えないが……
文字盤に付属のライトを点灯させれば、暗闇でも時刻を確認できる
“受話器”のライトの明るさを3段階で切り替えた様子と、文字盤のライトをON/OFFさせた様子

 こうして使っているうちに、この黒電話型の目覚まし時計は、デザインばかり凝った製品でなく、便利に使えるものだと実感した。目覚まし機能とLEDライト機能、どちらも満足。見た目はレトロで可愛いが、面白雑貨のカテゴリーに入れるのはもったいないと思うほどだ。

 特に電話の着信音を模したアラーム音には、どうしても体が反応して目が覚める。電話の着信音に敏感な、現代人の悲しい性を逆手に取った目覚まし機能といえよう。

 別途AC/DCアダプターを用意すれば、電池残量を気にせずにコンセントから電源を取って使えるそうなので、今後継続して使う上でアダプターを買ってこようと思う。

 世の中にはさまざまな目覚まし時計がある。この一見黒電話の目覚まし時計&ライトは、普通の目覚まし時計ではなかなか起きられない方や、読書灯を兼ねた時計をお探しの方、そして目覚まし時計にインテリア性を求める方に、オススメだ。

(小林 樹)