家電製品ミニレビュー
カミソリ派も安心して使える! ウェット剃りの元祖シェーバー
2017年8月24日 07:00
昨今の電動シェーバーは“ウェット剃り”がトレンド。防水設計のためお風呂でも剃れ、肌への摩擦が少ないため肌に優しいのがウリ。そんなウェット剃りブームを生み出したのが、パナソニックの「お風呂剃りラムダッシュ」だ。今回、今年5月に発売された最新モデル「ES-ST8P」を使う機会を得たので、レポートしていく。
メーカー名 | パナソニック |
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製品名 | ラムダッシュ ES-ST8P |
価格(編集部調べ) | 11,301円(Amazon) |
最新モデルは肌への優しさがアップしている
筆者は根っからの電動シェーバー派。そして自宅で使っているのは、実は2012年に発売されたお風呂剃りラムダッシュの初代モデル「ES-ST23」。今日の現行モデルまで続く、カミソリのように逆手で持てるペングリップスタイルを初めて採用したウェット剃りブームの火付け役だ。
並べてみると、その違いは一目瞭然。悲しいかな、我が愛機はずんぐりむっくりしていて、最新モデルのほうがシュッとしていてカッコイイ。重さもデータ上はほぼ同じだが、実際に持ってみると最新モデルのほうが軽く感じた。これは重心の設計の違いだろうか。
もちろん機能面も大幅に進化している。左右に30度可動する「密着スイングヘッド」で、アゴなど顔の凹凸にもしっかり密着。肌に密着すれば少ないストロークでヒゲが剃れるので、そのぶん肌への負担を軽減できるのだ。さらにヘッドには、シェービングジェルや泡を外刃に届け、肌への摩擦を減らす「スムースローラー」も付いている。
加えて、ヒゲの濃さを検知して自動でパワーコントロールする「ヒゲセンサー」も搭載。筆者はヒゲが薄いため体感できなかったが、頬までヒゲが生えるような人には役立つだろう。
これらの機能はすべて初代モデルにはなかったもの。深剃りと肌への優しさに配慮し、進化していることがよく分かる。
毎朝のウェット剃りが手軽にできる
ウェット剃りを想定した本シリーズならではの機能が、前モデルにもあった「泡メイキングモード」だ。洗顔剤やボディソープなどを使って、手で泡立てるよりも簡単に素早くシェービング用の泡を作ることができる。
本体のON/OFFボタンを2秒以上長押しすると、泡メイキングモードが起動。手のひらに洗顔剤をとり、お湯か水を少し加えて、その上からシェーバーのヘッドを動かしながら当てると次第に泡立ってくる。15秒でモードは終了するので、泡立ちが物足りないようであれば何度か繰り返す。
この泡はキメ細かく滑らか。シェービング剤よりも刺激が少なく、この泡でヒゲを剃ると、ドライ剃りよりもウェット剃りのほうが肌に優しいことが実感できるはずだ。洗顔剤が使えるので、お風呂でなくとも洗面所でのシェービングでも活用可能。毎朝、手軽にウェット剃りができるのは嬉しい。