家電製品ミニレビュー

フルーツビネガーメーカーで、健康なお酢ライフをスタート!

 昔から健康にいいと言われているお酢。メディアでも、内臓脂肪を減らすとか、血糖値の上昇を抑えるとか、とにかく体にいいらしいことがたびたび取り上げられている。しかし筆者はお酢が苦手だ。料理でもせいぜいドレッシングに使う程度で、一度買ったら全然なくならない。

 でもフルーツ酢なら、おいしく飲めるかもしれない。そう思い立ち、自宅で作ってみることにした。使ったのは、ツインバード工業の「OLALA フルーツビネガーメーカー」だ。

ツインバード工業の「OLALA フルーツビネガーメーカー」
メーカー名ツインバード工業
製品名OLALA フルーツビネガーメーカー EH-4686W
実勢価格9,080円(Amazon)

仕込んでからたった24時間でおいしく完成

 フルーツ酢は意外と簡単に作れるらしいが、漬け込んで何週間も待つというのが、せっかちな筆者には向いてなくて、作ったことがなかった。しかし本製品は、仕込んでからなんと24時間で作れてしまう。24時間なら、いくらせっかちでも待てる(笑)。

 仕組みは極めて簡単で、本体内部を50℃にキープすることで、熟成を早めるというもの。下準備にボトルを煮沸殺菌するのが面倒だが、それさえ済ませたら、あとは順に材料を入れるだけだ。

ガラスボトルは耐熱性の高いHARIO製
密閉できるフタがついている
本体にはボタンが1つしかなく、操作も簡単
ボトルは煮沸して殺菌する

 製品には、レシピ集が付属していたので、今回はそのなかから、旬のイチゴを使った「ブルーベリー&いちごビネガー」を作ることにした。

「ブルーベリー&いちごビネガー」の材料は、いちご、冷凍ブルーベリー、氷砂糖、リンゴ酢
順に入れていく
フタをしたら、本体に入れる
あとはボタンを押せばランプがブルーに光り、24時間の保温が始まる

 さて、このまま放置して24時間後。本体を見ると、ランプがオレンジ色になっていた。どうやら50℃の加熱保温が終わったようだ。さっそくフタを外して中を見てみると、氷砂糖はすっかり溶け、フルーツ酢が完成していた!

ザクザク入った氷砂糖もすっかり溶け、液体になっている
色もきれいでいい感じ!
炭酸水で5倍に希釈して飲んでみた。ベリーの味と香りがしっかり感じられ、とてもおいしく仕上がっている

 やはり手づくりはクセもなく、とても飲みやすい。フルーツの風味が勝っているのか、お酢が苦手な筆者も酸味も気にすることなくゴクゴク飲めた。小学生の息子もかなり気に入ったらしく、「もっと飲みたい」と何度も言ってくる。

 続いて「キウイフルーツビネガー」を作ったが、やはりおいしく、ジュース感覚で飲める味に仕上がった。

材料は前回とほぼ同じで、キウイ、氷砂糖、リンゴ酢
本体に入れて24時間待つ
色は薄いが、キウイのフルーティーな香りが楽しめるフルーツ酢が完成

レモンとライムを焼酎に漬けたサワーがおいしすぎた

 このフルーツビネガーメーカーは、梅酒なども24時間で作れるという。さっそく作ってみたかったが、時期的に梅が出回っていなかったため、絶対おいしいであろうレモンとライムを焼酎に漬けこんでみた。

 皮ごと漬けると苦みが出やすいというので、レモンだけは皮と白い綿部分を取りのぞいておいた。24時間熟成させたあと、炭酸で割って飲んでみたら……これはおいしい! 市販のレモンサワーよりずっと雑味やクセが少なく、さわやかな風味がそのまま楽しめるのだ。

皮を剥いたレモンと皮つきライム、氷砂糖を入れ、焼酎を注いだ
24時間後、こんな感じ。ライムの緑が落ちていた
炭酸で割ったら、めちゃめちゃおいしい! これ、売れるんじゃないかしら、というくらい

 今回、いろいろ作ってみたが、どれも大満足の仕上がりだった。おかげでお酢ライフが楽しくなるというもの。今後、気になるフルーツや旬のフルーツをどんどん漬け込んで、オリジナルの味を試していきたい。

保存容器を用意すれば、毎日いろんな味が楽しめる!

田中 真紀子