ぷーこの家電日記
第32回:どうにもこうにも相性の不一致。アイロンがけが大嫌いだ!
by 徳王 美智子(2014/5/16 07:00)
私は家事が嫌いだ。大嫌いだ。
10代の頃から一人暮らしを始め、アラフォーと言われ始めたこの頃までも一応生活はしてきたんだけれど、家事がどうしても嫌いだ! 唯一好きと言えるのは料理くらい。料理は「嫌いじゃない」というよりもむしろ「好き」。ご飯を作るのもいいけれど、休みの日にまとめてストックするお惣菜なんかをひたすら作る作業なんかも、まさしくストレス発散。大好きだ!
子供もいて、時間もお金も栄養バランスも全部やりくりしなきゃいけない状況での毎日のご飯作りだったら、楽しいだけでは済まないだろうが、そこは気楽な趣味みたいなもので、作りたい時に作りたいものを作りたいように作れる状況なので、家事というよりは趣味みたいなものだ。
料理以外の家事は、私はとことん嫌いだ。
掃除嫌ーい! 洗濯嫌ーい! 嫌いだ嫌いだ~! 掃除は元々嫌いなので、定期的に友達に家に来て貰う事で掃除をする(笑)。あえて必要な状況を作るのだ! これが掃除だ。洗濯も嫌いだけど、パンツが無くなりゃ洗わなきゃだし、タオルもあと1枚とかになるとイヤでも洗濯しなきゃいけない。なのでなんとかやって来たけれど、家事は嫌いだ!
上の図はもう適当だ。全然適切では無いがこんな感じ。何かを保つ作業が好きではないのだと思う。料理も工作も裁縫も、何かしら作る事はまぁ好きだけど、保つという作業がおそらく極端に嫌いなのだ。労力かけてゼロに戻る!? みたいな(笑)。そして、その大嫌いな家事の中でダントツ嫌いで避けているのはアイロンがけだ!
アイロンがけに意味も意義も見いだせない。お洋服を買いに行って、どんなに「これかわいい!」って思っても、アイロンがけが必要な洋服は絶対に買わない。
アイロンをかけると言う事に、何の楽しみも意義も見いだせない私。アイロンがけが嫌いだと言うと、「コツを掴むと簡単。嫌いなアイロンがけが上手になる方法(仮称)」な感じのHow To記事を教えられたり、見たりするんだけど、苦手と嫌いは全く別物だ!
下手だから嫌いなのではない。悪いが下手ではないのだ。強がりっぽいが決して下手なワケではなく、純粋に「好きではない(大声!)」なのであーる(笑)。時間をかけてやった事が「何かを作った」ということではなくて、「洋服を着るためのスタート地点に立った」みたいな感じで、全く達成感も無ければ私にとって無駄な時間でしかないんだ!
そんなある日、「どうにもこうにも嫌いなアイロンがけが好きなる方法……。それは形から入るしか無いだろう」と私は考えたんだ。いいアイロンを買おうと。
奮発しちゃうぜ! ステキな道具が私をワクワクさせてくれるはずだ! と学生時代から使ってた、しかも友達に貰ったアイロンを、最新のトレンド家電に買い替えれば、私はウキウキノリノリで、むしろアイロンがけが趣味になっちゃったりするんじゃない??? なんてことを思い、全く使っても無いアイロンを希望的ノリで買い替えたワタクシ。
シュッパー! って強力なスチームが出るアイロンで、おおおぉぉぉ。これはやってくれるはずだ! と、大層期待したものでした。
時は流れ3年程経ち、そのアイロンの使用回数は、買った最初の1週間と、ズボンの裾上げの時。両手で数えてお釣りが来る位の回数な気がします……。
何が面倒って? アイロンかける為にアイロン台とアイロンを出すのがもう面倒くさい(笑)。終わった後に、洋服畳むの超面倒くさい! アイロン台とアイロンを片付けるのが面倒くさいくさい!! 私のアイロン嫌いは徹底されすぎておりました。この頃は「嫌いな家事」というよりも、家事として「アイロンがけ」があることすら忘れそうになっているのでしたとさ(笑)。
いくら高性能でも、ルンバ君のようにスイッチ押したら勝手に掃除してくれるわけでも、洗濯機のように放っておいたら洗濯が終わってくれるわけでもない。結局私がやらなきゃいけないという、性能の向上の先に、手抜きとか、人の手の不介入いう概念が全く含まれてると思われない不思議な家電、それがアイロン。こんなに進化しても勝手に終わっててくれない手のかかるヤツなのです。
パリッとアイロンのかかった白シャツなんかを着たいなぁと、時々顔も忘れそうなアイロンの存在が頭をかすめる、そんなシャツにぴったりな季節。次見る時は、引越しの段ボールに荷詰めする時かな。そのまま段ボールから解放されて日の目を見る日が来るのか!? ごめんよ! アイロン!!! 君に問題があるわけではない! ただの相性の問題だ!!!