ぷーこの家電日記

第164回

イラストレーターでオリジナル編み物。お正月準備も進めるぞ

 もういくつ寝るとぉ~♪ということで、完璧年の瀬です。2016年が終わってしまう。年々時が過ぎるのが加速して早い早い! 今年もとうとう目標も立てずに終わってしまう。来年の目標は「今年は目標を立てる」とかって感じになりそうです(笑)。

 そんな私はですが、前々回に書いた「帽子でも作ろうかな」と始めた編み物に完全にハマってしまってる年の瀬。毎晩つい夢中になって夜更かしをしてしまっていてヤバい。

 編み物なんて10年以上やってなかったので、勘が鈍るというか、慣れるまでちょびっとかかってしまって、一番最初に作った本命の夫の帽子が一番下手という皮肉な結果になりつつ、夫の帽子を編んだ後は自分の帽子を編み、その後は姪っ子と義妹に親子お揃い帽子も編んだ! もう被せる頭が無いので一旦帽子は終了かな。

 結構凝り性でハマり性の私(そして飽き性でもあるけれど)、編み慣れてきたら、今度はオリジナルで色々作りたくなってくる。大作は途中で飽きちゃいそうだから、小物を色々編みたーい! ということで、オリジナルで小物を作ることに。

 可愛く色を組み合わせてオリジナルの模様を作りたい! どんな柄にしようかなーって色々考えている時に、ふと15年以上昔の記憶が蘇ってきた……。雪の結晶とかトナカイとかたっぷり柄が入ったノルディックカーディガンを、当時の彼氏とやらに一生懸命編んだことある。急に蘇った記憶に「うぎゃーー!!!」と恥ずかしくなり、枕に頭を埋めてじたばたしてしまった(笑)。危ない危ない!

 そして、それよりもさらに数年前に、好きだった人に手編みのマフラーとか作って渡してしまった黒歴史の記憶まで芋づる式で蘇って「重いー! 痛いーー!!!」って悶絶レベルを超えて、燃え尽きそう。痛い思い出に押しつぶされそう!

 自分で勝手に大きなダメージを受けつつ、話を戻そう。オリジナルで柄を作るのだ。

 まずは柄の色のパターンを作る。方眼用紙で描こうかなとも思ったけれど、配色を変えづらいし、手描きでドット絵を描くのは苦手だ。ということで、Illustratorで描く。

 まずは好きな柄をIllustratorでデザインして、メニューから「オブジェクト>ラスタライズ」を選択して、ラスターデータに変換する。そしてメニューから「オブジェクト>モザイクオブジェクトを作成」を選択すると、縦横いくつに分割するか入力できるので、編み目のサイズに合わせて設定すると、簡単にドット絵を作ることができる。あまり複雑な柄にすると、編むのが大変なので、シンプルな柄と配色がいい。

 コースターやランチョンマットなど、裏から見ても綺麗にするためには、糸を編みくるむ必要があるので、2色で作るのがオススメ。帽子やバッグなど、裏に多少糸が出ていても気にならない物の場合は、もう少し色数を増やしても平気。

 あとは作成されたドット絵の配色に合わせてひたすらに編めば良い。

 年の瀬でお正月準備しなきゃなーと思っている最中だったので、お正月に使えそうなものを編んでみた! 熨斗柄の一升瓶カバーと、酉年だから「酉」という文字を入れたワンカップカバー(笑)。

 柄の配色以外は編み図も用意せずに適当に編んでいったけれど、それなりに可愛くなった! 複雑な柄じゃないけれど、逆にお正月気分あがる! 「酉」のカバーを付けたワンカップは、夫へのお年玉ポチ袋なのであります。お年玉がワンカップ(笑)。

 季節に合わせて柄を変えれば、ワインや日本酒など、お土産で持っていく時のラッピングにも使えそうだなーと思っているのであります。もし、作ってみたいという方は、下の画像を参考にしてください。どちらも並太の毛糸&7号のかぎ針で作っています。

 それではそれではみなさま、よいお年を~!!!

徳王 美智子

1978年生まれ。アナログ過ぎる環境で育った幼少期の反動で、家電含めデジタル機器にロマンスと憧れを感じて止まない30代後半。知見は無いが好きで仕方が無い。家電量販店はテーマパーク。ハードに携わる全ての方に尊敬を抱きつつ、本人はソフト寄りの業務をこなす日々。