ビジネスべんり帖
長時間のデスクワークがツラくない! 「ふくらはぎ押し上げサポーター」の威力が絶大だった
2016年8月16日 07:00
座りっぱなしで仕事をしていると、どうしても足がダルくなってくる。夕方を過ぎたあたりから、足だけでなく腰や肩まで疲れてきて、今日はもう働けない……でも働かなきゃ……と仕事の効率がかなり下がる。
そこで購入してみたのが「ふくらはぎ押し上げサポーター」。ふくらはぎの血行を促進して、足の疲れをとってくれるというもの。ふくらはぎ部分だけに装着するので、仕事中でも履きやすそうだ。
メーカー名 | 岡本 |
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製品名 | ふくらはぎ押し上げサポーター Mサイズ |
実売価格 | 1,360円(Amazon) |
製造しているのは、靴下専業メーカーの岡本。1934年の創業以来、スポーツソックスからストッキングまで、レッグウェアを絶えず研究・開発しているという。
中でもこのふくらはぎ押し上げサポーターは、「靴下サプリ」というシリーズの製品で、足のむくみや疲れに着目して開発されたもの。効果がしっかり感じられそうと思って購入した次第である。
ふくらはぎは第二の心臓とも呼ばれており、血液を重力に逆らって循環してくれる部位。しかし長時間座りっぱなしだと血液が足に滞った状態になり、ダルくなってしまう。そこでサポーターを使うことで、ふくらはぎに適度な圧をかけ、血行促進を促せるのだ。
ふくらはぎ押し上げサポーターは、この“適度な圧”にこだわった点が特徴。ふくらはぎの筋肉に沿った編み方になっていて、膝下は13hPa、ふくらはぎは16hPaの圧が掛かるように設計されている。
サイズは、「S/M/L」の3種類あり、ふくらはぎ周囲のサイズに合わせて選択できる。今回は、ふくらはぎサイズ32~38cmに適したMを購入。なお、Sサイズは28~34cm、Lサイズは36~42cmに対応している。
程よい圧迫でマッサージ気分! 残業中も快適に過ごせる
履くときは、サポーター内側に印字されている「M」のサイズ表記が、脛部(すね)の中央にくるようにして引き上げる。履いた直後の印象は、程よく圧迫されているな……といったところ。むくみ解消の靴下などは圧迫がキツくて履くのに苦労したり、履いている最中に不快感があったりするが、これはそんなことなく気にせず装着できる。
サポーターを装着して1日過ごしてみたところ、変化を感じたのは20時すぎの残業中。いつもなら足がダルくて集中力が切れる時間帯だが、この日はまったく感じずかなり快適。確実にいつもより足が軽いのである。
たまたま体調が良かったのかなと思い、それから3週間ほど、サポーターを付ける日とそうでない日を比べてみた。すると、やはりサポーター付けている日は足が軽い。日中は変わらないが、夕方以降の足腰にだいぶ差が出ることがわかった。
なお、カラーは今回使ったブラックのほか、ベージュとライラックもラインナップ。ブラックは一番目立ちにくいので、仕事中に使いたい人にオススメだ。7分丈のクロップドパンツだとチラっと見えてしまったが、ブラックなら同化しやすいので仕事中に履いていてもわかりにくい。
使い続ける中で気付いたのは、サポーターを装着していると、ふくらはぎが程よく圧迫されているので、マッサージを受けているような心地よさがあるということ。常にふくらはぎが押し上げられていて、きちんと血行が促進されているようだ。
それからというもの、今日は絶対に帰りが遅くなるな、という日は必ず装着するようになった。毎日使っていると足が慣れてしまいそうなので、2~3日に1回のペースで使うようにしている。酷暑の日は外を歩いているとちょっと暑いと感じることもあるが、長時間外にいることもないので蒸れることなく使えた。
なお、筆者の感覚では朝に装着するのが良かった。一度、夕方から装着してみたのだがあまり心地よくなかったのである。というのも、夕方になると既にふくらはぎがむくんでいたようで、無理やり圧迫するかたちになり窮屈だったのだ。また、夜あまり遅い時間まで装着し続けるのも苦しくなってしまった。朝から履き続けて、さすがに遅くなり過ぎると圧迫が気になってくる。
しかし、そんなときでも簡単に脱げるので問題ない。あまり行儀は良くないが、どうしても気になるときはデスク下や人気のない道で、こっそり脱いでしまえばいい。たためば小さくなるので、そのままポーチにしまったり、鞄に入れて持ち帰れる。
サポーターを使うようになってから、長時間のデスクワークがかなりラクになった。ふくらはぎの血行は、座りっぱなしだけでなく立ちっぱなしでも循環が悪くなる。仕事中、同じ姿勢が続く人にオススメしたい製品だ。