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家電製品ミニレビュー
象印「ZUTTO コーヒーメーカー EC-DA50」

~シンプルデザインのコーヒーメーカー
Reported by 西村 敦子

ZUTTOシリーズのコーヒーメーカー「EC-DA50」。キッチンに馴染みやすいシンプルなデザインが特長です
 朝の5分は貴重です。昼の15分と同じくらいに感じてしまうほど“濃い”時間帯。コーヒー好きにとっては、そんな忙しい朝にはコーヒーメーカーが必需品です。

 コーヒーメーカーは、ミル付きの高級品から格安品まで、とにかく種類が豊富。どれを選ぶか悩むところですが、今回は象印マホービンのデザイン家電シリーズ「ZUTTO」シリーズのコーヒーメーカー「EC-DA50」を採りあげることにします。Amazon.co.jpでの購入価格は、4,590円でした。

 実はこの製品、発売されたのは2004年。もう発売されてから3年近く経っていることになりますが、流行に左右されないごくシンプルなデザインで、今でもまったく古さを感じさせません。大きさもコンパクトで、狭いキッチンでも邪魔になりにくいのも特長の1つです。


外箱もシンプル。赤いハンコのような小さなマークが入っている 給水タンクをセットする本体の内側。右側は蒸気口です 電源コードは固定式で外れません。右側の小さな穴は、本体に水が入ってしまった場合の水抜き穴です

年数が経っても飽きがこないデザイン

 デザインに凝りすぎたものだと、毎日使っているうちに“飽き”がきてしまうこともありますが、ZUTTOシリーズの場合は、使う側が無理しなくていい温かな雰囲気があります。全体的にやわらかい丸みを帯びたシンプルなデザインで、色もシルバーとグレーで統一されているためキッチンに置いてもなじみやすく、主張しすぎません。1点1点が完結したデザインのものが多い家電の中では、めずらしいデザインです。

 調べてみると、このZUTTOシリーズのデザインを手がけたのは、無印良品の「体にフィットするソファ」や、オムロンの体温計「けんおんくん MC-670」、auのジュニアケータイ「Sweets」なども手がけた「デザインスタジオS」でした。丸みを帯びたシンプルなデザインにも納得です。


本体の保温板。ドリップ後、スイッチを切らないでおくとそのまま保温モードになります バスケットがセットできるガラス容器

最大の5杯まで作っても、バスケットの下までは届かないのでフィルターが浸かってしまうようなことはありません バスケット穴は2つ。ここにペーパーフィルターをセットして使います

カップにバスケットを取り付けたまま注げる使い勝手のよさ

 使い勝手の大きな特長は2つ。「水タンクを外せて給水ができる」点と、「フィルターをセットしたままコーヒーカップに注げる」点です。

 上部のグレーのふたを外すと、コンパクトな水タンクがまるごと取り出せるしくみで、タンクにはHOT用の「MUG」「CUP」の2種類とICE用の1種類、合計3種類の目盛りが併記されています。セットしてしまうとホットの「CUP」の目盛りしか見えないのですが、水を入れるときの目安としてはタンクに目盛りがあれば十分。「MUG」と「CUP」は付属の計量スプーンの使い分けでコーヒー粉の量を変えればいいだけなので簡単です。

 また、このコーヒーメーカーの場合、通常は本体にセットされていることが多いフィルターバスケットが、ガラス容器の方にセットされています。ドリップが終わったら、このフィルターバスケットはセットしたまま、コーヒーをカップに注げます。本体にフィルターバスケットがあると、案外このバスケットを洗い忘れがちで、ドリップ後のまま翌日使うときに気が付く……というような経験もありますが、このタイプだとその失敗もありません。

 そのほか、湯出口には浄水フィルターも付いているので、水のカルキ臭さもある程度除去できます。


給水タンクは本体から取り出して水を直接入れられます バスケットに切りかきがあり、ここでふたを固定するので、ドリップ後に直接注いでも安定しています

コーヒーカップに注ぐときはこの切りかきの上部分を親指で押さえておきます 湯出口には浄水フィルター付きでカルキ臭を防ぎます。浄水フィルターの耐用年数は1日1回の使用で約2年が目安です

スピーディなドリップで、飲む直前に飲む分だけ作れる

 使い方の手順としては、ガラス容器にバスケットをセットし、ペーパーフィルターをセット。コーヒー粉を入れてバスケットふたをしてから、本体の保温板にセットします。次に水タンクに給水して、本体にセット。ふたをしめてスイッチを入れます。スイッチを入れるとすぐにドリップがはじまり、お湯が出なくなったらドリップは終了。できあがり時間の目やすはコーヒーカップ1カップで2分半、3カップで5分半ほど。バスケットふたのタブを親指で押さえながら、そのままカップにコーヒーを注げます。


コーヒー豆を計量する付属のスプーンと、ペーパーフィルター。コーヒー豆は一般的な中粗挽きタイプを使用します 電源をオンにするとすぐにドリップがはじまり、リズミカルにお湯が落ちます

【動画】準備の手順。コーヒー豆を入れ、ガラス容器にバスケットをセットし、給水タンクをセットします(WMV形式、約5.4MB) 【動画】電源オンからドリップ、カップに注ぐまでの動画。3分ほどでできあがります。ドリップ後は、コーヒーサーバー内にバスケット入れたままでカップに注げます(WMV形式、約5.4MB)

 一度にドリップできる量は最大でコーヒーカップ5杯分(680ml)。多めにドリップして保温しておくこともできますが、このコーヒーメーカーの場合は最近人気の魔法瓶タイプではなく、保温板で温めるタイプなので、あまり長時間保温しておくと煮詰まりますし、香りも抜けてしまいます。マニュアルにも「保温は15分くらいまで」とすすめられていて、多めにドリップするよりも、飲む直前にドリップしてすぐに飲みきる、という用途の方が向いています。

 私の場合は、あまり濃いコーヒーが好きではなく、マイルドなタイプばかり飲んでいるのであまり気になりませんでしたが、同じ豆でも手で入れたコーヒーに比べると、できあがりの味は多少シンプル。コーヒーメーカーは、2杯以上入れるような多めのドリップの方がおいしくできるようで、少量のドリップの場合には、薄く感じることが多いようです。「安物の豆なんて使わない!」というような、味にこだわるコーヒー好きには少し物足りないかもしれませんが、コンパクトで使い勝手がよく、ドリップがスピーディーな1台としては十分。キッチンで浮かない、シンプルなコーヒーメーカーを探しているという方にはおすすめの1台です。





URL
  象印マホービン株式会社
  http://www.zojirushi.co.jp/
  製品情報
  http://www.zojirushi.co.jp/syohin/zutto/ECDA.html
  ZUTTOシリーズ
  http://www.zojirushi.co.jp/syohin/08bland/04list.html

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2007/07/06 00:01

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