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家電製品ミニレビュー
ナショナル コーヒーメーカー「NC-A55」

~ミルからドリップまで全自動のコーヒーメーカー
Reported by 本誌:伊藤 大地

NC-A55
 タバコをやめて7年。私にとって、タバコに代わる存在として、毎日欠かせない嗜好品がコーヒーだ。朝と、夕食後、1日に2回は必ず飲む。一時期、コーヒーに凝って、生豆をその場で焙煎してくれる店で豆を買ったり、手動のミルで挽いたりしていたが、今はそれも面倒になり、ただ“楽だ”という理由だけで、コーヒーメーカーを使っている。

 ヨドバシカメラの店頭で、家庭用で唯一、豆のグラインドからドリップまで自動で行なってくれるコーヒーメーカーの存在を知った。ナショナルの最上位機種「NC-A55」である。持ち運びが面倒なのでヨドバシのネット通販を利用し、購入した。価格は、17,800円。10,000円以下がメインストリームとなっているコーヒーメーカー売り場において、最高級の部類だ。

 まず段ボールから出して、はっとさせられるのは、ドリップ部分、コーヒーサーバー、ミルが一体となったすっきりしたデザインだ。左側に水を入れる部分やミルが配置され、右側にサーバーをセットするコーヒーメーカーとは、かなり印象が異なる。一番上から、ミル、フィルター、サーバーの順で、上から下へ、コーヒーを淹れる工程の順にデザインされている。

 また、左右対称で、すっきりとキッチンの棚に収まり、色も黒いので、使っていないときにあまり主張しない感じがとても気に入っている。

 フィルターを取り付けるドリップ部分は、右側に軸が付いていて、ドアのように手前側に引き出してセットするようになっている。フィルターをセットした後、上からフタをする。このフタは、コーヒーの粉にお湯をかけたとき、じっくりと蒸らす効果を得るためだろう。

 ちなみにスペックとしては、5カップ(670ml)分まで1回に淹れられる。本体サイズは220×245×345mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約2.9kgだ。


ドリップ部分は右側に軸が付いていて、ドアのように手前側に引き出してセットする フィルターをセットした後はフタをする

 さっそく、豆からコーヒーを淹れてみよう。

 まず、一番上のミルのふたを開ける。説明書の通り、付属のスプーンで2カップ分の豆を入れて、フタを閉じる。ボディの後ろ半分を取り囲むように設置されているタンクに水を入れる。さらにフィルター紙をセットすれば準備完了。濃いめの「リッチ」、薄めの「マイルド」のいずれかのモードを選択。最後に、豆を挽くところから始める場合は「豆」ボタンを、すでに挽いた粉を使う時は「粉」ボタンを押せば、作業が開始する。

 豆ボタンを押すと、ギュイーンとグラインドが始まった。豆がすべて粉になって、ミルが空転を始めると、それをセンサーが感知してストップする仕組みになっている。豆を挽き終わると、しばし沈黙。そのあと、唐突に「ウィーーン」と機械音がした。これは、ミルについたカスを取り除くクリーニング音。お湯を拭きかけて取り除いているらしい。

 近頃は、エアコンも掃除機も「メンテナンスフリー」が流行しているが、コーヒーメーカーについても、口に入れるものを作る機械だけに、メンテナンスを機械が肩代わりしてくれるのはありがたい。


コーヒー豆は本体一番上のミルに入れる
ボディの後ろにタンクが備わっている
豆を挽くところから始める場合は「豆」ボタンを、すでに挽いた粉を使う時は「粉」を押す

 一気にここからワット数をかけて、お湯を沸かす作業に入る。ワットチェッカーで計ると、これまでわずかしか変動がなかった消費電力が720~750Wにまで達する。ちなみにこの機種では、水を沸騰させて、カルキ臭を抜く仕組みを採用しているため、お湯がグラグラ沸いてから、フィルターに落ち始めるまで、少し待たねばならない。説明書によれば、「カルキを90%以上除去します」とのこと。


【動画】「豆」ボタンを押してから、動作が完了するまで(WMV形式、約24.2MB)
 こうして、豆から「リッチ」モードで淹れた2カップ分、300ccのホットコーヒーが約7分で完成した。

 まず気づいたのは、タンクに入れた水に対して、できあがるコーヒーの量が少なく感じること。おそらく、ミル部分の清掃や沸騰浄水を行なうために、水が余計に消費されるからだろう。何回か試してみたところ、必要な量のおおむね1.5倍程度の水をはじめに入れると良いようだ。

 なんといっても、ミルをムキになって回さなくても、自動でやってくれるのは便利だ。一度使うと手放せない。次はぜひ、豆を焙煎するところからやってくれるコーヒーメーカーをお願いしたいところだ。





URL
  ナショナル(松下電器産業株式会社)
  http://national.jp/
  製品情報
  http://ctlg.national.jp/product/info.do?pg=04&hb=NC-A55


2006/10/30 00:14

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