Jackery新型ポータブル電源を料理人が試す。アウトドア遊びやホームパーティがさらに充実した!!

近年、キャンプなどアウトドアを楽しむ人たちの間でもポータブル電源の活用が進んでいます。今回はJackery(ジャクリ)が6月14日に発表した新型ポータブル電源のラインナップの1つ「Jackery Solar Generator 1000 Plus」を使って、この製品があると「どんなことができるのか?」「従来モデルとどう違うのか?」キャンプ慣れもしていて、プロの料理人でもある星さんと一緒にデイキャンプへ出かけたり、ホームパーティで使ってみたりしました。

リン酸鉄リチウムイオンバッテリー採用＆拡張性も増したPlusシリーズで快適デイキャンプ

「Jackery ポータブル電源1000 Plus」のポイントは、何と言ってもリン酸鉄リチウムイオンバッテリーとなったこと。従来の三元系と呼ばれるリチウムイオンバッテリーに比べて安全性が高く、長い寿命であることがメリットで、充電サイクルは前モデル(Jackeryポータブル電源1000)の4倍となる4,000サイクルに対応。1サイクルとは、0～100%まで充電することを指しますが(前日に30%、今日70%充電したら1サイクルとなります）、毎日0～100%まで充電したとしても、10年程度は使える計算となります。購入時からの3年保証も用意されていて、さらに2年間の延長プランも選べるようになっています。

充電時間は家庭用のAC100V電源を使用した場合で最短1.7時間。充電アダプターは本体に内蔵されているので、コンセントにケーブルを接続するだけで可能で、充電時間も早くなっています。ソーラーパネルを使って充電した場合、200Wのものを4枚接続すると最短2時間で可能(日照条件などによって異なる)。新たにスマホの「Jackeryアプリ」でのコントロールが可能となったのもトピックで、アプリ経由で必要に応じて適切な充電モードを選べ、電池寿命を延長できます。

電源があるとアウトドア調理の幅が広がる

キャンプでの調理というと、火で肉を焼くBBQが定番ですが、今回はポータブル電源の可能性を試すため、火は使わず電気だけで作るメニューを考えてもらいました。星さんが提案してくれたメニューは、最近カレーファンの間で流行っているというビリヤニ(カレー風味のパエリアのような炊き込みご飯)と、タンドリーチキン。そして、スムージーと“キャンプ飯”では見かけないメニューばかり。

「キャンプだと一定の火加減で煮るという料理がしにくいんですよね。タンドリーチキンも実は焦げやすいので焼くときの火加減が難しい。あとは、電源を持って行ければハンドミキサーを使ってスムージーも作れます」(星さん)

持って行った鍋やフライパンなども、普段自宅で使っているものでアウトドア用のものではありません。アウトドア用の調理器具を揃えるのも楽しいものですが、電源を使えるデイキャンプなら、そういう道具を持っていなくても気軽に楽しめます。

IHコンロとホットプレートを同時に動かすと、消費電力は2,000Wを超えます。自宅でも契約アンペア数によってはブレーカーが落ちる電力消費量です。ただ、「Jackery ポータブル電源1000 Plus」は定格出力が2,000W、瞬間出力では4,000Wに対応しているので余裕を持って動かすことができました。

グレービーを温めた後は、香り米を茹でます。そして、グレービーと茹でた米で層を作るように蒸すことでビリヤニの完成。おる程度の時間、茹でる、蒸すというアウトドアではやりにくい過程を踏む必要があるため、なかなかキャンプでは味わえない料理です。しかも、IHコンロを使っているので火加減を調節するために、焚き火の横に付きっきりになる必要がないため、その時間をのんびり過ごすことができました。

Jackeryアプリで遠隔操作やモニタリングが可能

「Jackery Solar Generator 1000 Plus」は専用アプリで離れた場所からポータブル電源の各スイッチのON/OFFや、リアルタイムでのポータブル電源の状態(バッテリー残量、使用可能時間、出力/入力など)を確認できるようになっています。気になるバッテリー残量やソーラーパネルの入力状況などを本体まで見に行かなくても済んだのも嬉しいポイントでした。

そうこうしているうちに、タンドリーチキンが焼き上がってきたので、ドリンクも準備します。バナナとヨーグルト、氷などを混ぜ、ハンドミキサーを使ってスムージーに! アウトドアで使う機会はなかない調理器具ですが、「Jackery ポータブル電源1000 Plus」があれば問題なく使用できます。これだけでも、キャンプに持って行きたいと思う人もいるでしょう。

そして、待望の料理が完成!! 今回はすべて電気で調理しましたが、焚き火と電気を組み合わせるというやり方もありでしょう。間違いないのは、ポータブル電源を活用すると、簡単にアウトドア料理のメニューを充実させることができるということ。しかも、片付けもラクになるので、手軽さもアップします。

ホームパーティでもポータブル電源を活用

後日、星さんのお宅でホームパーティをするというので、そこにもお邪魔してきました。この日は屋外も使ってのパーティだということですが、そこで「Jackery ポータブル電源1000 Plus」を活用して照明を点けたり、料理を暖めたりしました。

その他、日中にソーラーパネルを使っての充電も試してみました。今回は100Wのパネル「Jackery Solar Saga 100W」1枚でしたが、充電のスピードは予想以上。先日のデイキャンプで使った分の電力は、ほぼソーラーで満充電に。日照条件によって左右されるものではありますが、電気代の節約にも貢献してくれています。

前段にも記述の通り公表値では200Wのパネル「Jackery Solar Saga 200W」を4枚接続すると、最短2時間で1,264Whの「Jackery ポータブル電源1000 Plus」が満充電に。できる限りグリーンエネルギーを活用したい人はソーラーパネルの追加購入も良いかも知れません。

デイキャンプでの調理に使ってみたことで、ポータブル電源を仕事で活用してみたくもなっているとか。これまで、屋外イベントなどでのケータリングは、調理の必要がないものを持って行くか、調理設備が使える場所に限って請けていたそうです。そうした点も含めてプライベートも仕事も捗りそうで好印象でした。

「ポータブル電源があればこれまで断っていた場所でも仕事ができるようになりそう。今回使った『Jackery Solar Generator 1000 Plus』は持ち運びしやすいし、ソーラー充電も早いので屋外で充電しながら使うこともできそう。拡張性もあるし可能性が広がりますね」(星さん)

今回はデイキャンプとホームパーティを中心に日常での利用シーンが中心でしたが、「Jackery Solar Generator 1000 Plus」があればほとんどの家電製品に接続できるため、停電時の備えはもちろん、日々の節電に利用するといった日常で幅広く使える製品であることがわかりました。

イニシャルコストは少し気になりますが、毎日充電しても約10年は使えるという長寿命製品であること。キャンプから日常まで使える利便性から得られる楽しさ。いつ起こるかわからない災害時の不安解消や日々の電気料金問題などを考えると、「Jackery Solar Generator 1000 Plus」購入はある意味“投資”とも捉えることができるかもしれません。

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