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窓ガラス発電を実現へ、パナソニックの透明な太陽電池が本格量産を前倒し
2026年10月20日 16:32
パナソニック ホールディングスは、建物の窓や外装などで発電を可能とする「ガラス型ペロブスカイト太陽電池」について、本格量産の開始時期を一年前倒しすると発表。滋賀県長浜市に整備を進めている量産技術開発拠点において、2029年4月より本格量産を開始する。これに先立ち、2026年9月より先行量産品の販売を開始した。
当初は本格量産を2030年度と計画していたが、技術開発の進展や、市場からの期待の高まり、国の政策面での後押しなどを受けて、前倒しを決定した。
背景として、都市部などでは太陽電池を設置できる屋根面積が限られる建物も多く、窓や壁面など、これまで十分に活用されてこなかった場所も多かった。そうした中、新たな発電場所として活用する建材一体型太陽電池(BIPV)への期待が高まっているという。
一方で、政府のエネルギー政策や経済安全保障を支える次世代技術の一つとして、ペロブスカイト太陽電池の導入拡大が重要施策に位置付けられるなど、環境整備も進んでいる。
パナソニックのガラス型ペロブスカイト太陽電池は、独自の材料技術、インクジェット塗布製法、レーザー加工技術を組み合わせることで、サイズ/透過性/デザインの自由度を向上。耐久性を高める材料技術とガラス封止技術により、建材に求められる性能を備えた「発電するガラス」として、幅広い建築物への導入を目指す。
9月より販売開始した先行量産品は、大阪府守口市の開発拠点で生産。この導入を通じて、施工/運用ノウハウの蓄積を進めている。今後は長浜拠点での本格量産開始に向け、量産技術の確立を進めるとともに、先行量産品の社会実装を通じた市場形成を図る。


