片付け過ぎない片付け術

【片付け過ぎない片付け術39】心も部屋も軽くする「ハッピーな手放し方」

「片付けが苦手な人」の「捨てなきゃと思っているけれど、捨てられない」という言葉、よく聞きませんか。今回は、捨てることが苦手な人でも心の負担が少なく手放せる「ハッピーな手放し方」を3つご紹介します。空間の片付けには、不要な物を手放すことが大切。ラクな気持ちで物を手放せれば、その後の片付けもスイスイはかどりますよ。

 

「捨てられない理由」に合った手放し方を選ぼう

片付けや収納で、「○年使っていない物は捨てましょう」「持っていてワクワクしない物は捨てましょう」などと言われても、捨てられずに部屋に溜まった、古い物や使っていない物。まず、これらがなぜ、今日まで捨てられずに残っていたのかを考えてみましょう。

・思い出があって捨てられない
・もったいない、環境面でゴミにしたくない
・捨てるための作業自体が面倒

など、それぞれに「手放すことへの抵抗」が思い当たると思います。その抵抗を軽くする方法を見付けて実行すれば、「捨てられない自分」へのモヤモヤした気持ちも一緒に手放せて、ハッピーな気持ちで片付けに取り組めますよ。

 

1:思い出を捨てられない⇒思い出を「見える化」して残す

小さくなった子ども服、新婚旅行で行ったパークのチケット、昔好きだったアイドルのグッズなど、思い出があるものはなかなか手放せませんね。でも、今生活している空間を圧迫するほどの量があるなら、思い出をコンパクトに「見える化」して残しましょう。子ども服の写真を撮り、それを着ていた子どもの写真と一緒にコラージュにしたり、トレーナーをポーチにリメイクしたり。チケットなどの紙類なら、まとめて写真に撮って、そのときの思い出を一言書いて残せば、いつでも思い出が蘇るし、気持ちの整理にもなります。デジタルで残せば場所も取りませんね。

 

2:もったいない、ゴミにしたくない⇒「欲しい人」へ届ける

衣類や食器など、手放してもいいけれど、ゴミにして捨てるのはもったいない、また環境のことを思うとゴミにできない、などが理由の場合は、「捨てる」という発想を捨てましょう。子ども服や食器などは、友人知人に「欲しい」という人がいないか当たってみると、意外にすんなり見付かることも。また、最寄りのリサイクルショップへ持って行けば、品物によってはちょっとしたお小遣いになりますね。欲しい人の元へ届くので、「捨てる」ということに罪悪感に悩むことなく、気分良く手放せます。

 

3:手放す作業自体が面倒⇒「動かずに済む」サービスを利用

物を手放すこと自体はOKだけど、梱包する箱を用意したり、引き取ってくれる人を探したり、リサイクルショップまで持って行ったりするのが面倒で時間がない。こんな場合は、家まで引き取りに来てくれるリサイクルサービスを利用してはいかがでしょう。ブランド物でなくても引き取ってくれたり、梱包用の箱や送付用の伝票を送ってくれたりするサービスもありますよ。またなかには、準備から発送まで全て無料でできたり、インターネットですべて手続きできるサービスも。送られてきた箱へ詰め、取りに来てもらえばOKなので、家に居ながらにしてリサイクルへ出せますね。

(例)

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まとめ

もったいない、捨てられないからと、物を手元に置いて「片付けられない」とモヤモヤした気持ちでいることと、思い切って手放して「片付いた!」と気持ちが晴れること、どちらが自分がラクになるかを考えてみましょう。もちろん、大切な物を無理に捨てることはありません。ただ、手放したときの心の軽さのことも、ちょっと想像してみませんか。思い出をコンパクトにして残す、手放すときの面倒さが少ない手段を探すなど、「手放すための一歩」を踏み出すために、ほんの少しだけ動くことが、スッキリ空間を手に入れることにつながります。

 

 

NON(ライフオーガナイザー)

暮らしをシンプル=簡単にすることで、もっとラクに、ハッピーになれるアイデアをいつも探しています。片付け過ぎない片付け術、ラク家事、かんたん料理や手芸、子育てなどをテーマに、等身大のヒントを発信していきます。ブログは「のんびりシンプルライフ~NON*troppo」