ぷーこの家電日記
第638回

スノーピークの卓上バーナーで1人ごはんが楽しい
2026年10月9日 07:04
10月に入り、夫が転勤で単身で引っ越していった。お互いに15年ぶりくらいの1人暮らしの始まりである。結婚する前までお互い15年程1人暮らしは経験しているので、生活自体は心配ないのだけど何とも静かだ。
「咳をしてもひとり……」なぁんて詠んでみたりしたけれど、全然孤独感はない。感情とは面白いもので、「寂しいし嫌だな」と「楽しいし快適だな」という真逆なものが両立できる。これがアンビバレントというやつだろうか。夫も同じような感じなのか、「ちょっと寂しい」などと言いながら、何だかとっても楽しそう(笑)。お互い1人の自由を思い切り楽しむぞー!
そんな新生活が始まった私の今月からの課題は「節約とダイエット」である。生活拠点が2つになったことで、ローンと賃貸という、2重の住宅費に、生活費だって別にかかる。会社から手当が出るとはいえ、それで収まるわけもなく当然出費は増える。加えて、そういう手当などは所得とみなされるので、税金だって上がる。引き離された上に理不尽だー! なぁんて冗談半分に言いながらも、生活を見直さなければなとは思っていた。
そこで節約である。我が家の場合どこを節約するかというのは簡単で外食費だ。「今日はごはん作るの面倒臭い」とか「遅くなったから」とか、何かと理由をつけて外食も多かった。2人ともお酒大好きで結構飲むので、日常的にかなり無駄遣いをしていた。そこを削って夫の生活費に回せば万事解決。
新天地では土地や人をより知って馴染むために、夫がちまちま節約するのは逆にもったいない気がするので、そこは残る私が担当。とはいえ無理に頑張って節約するというわけでもない。何せ私は「ものすごく面倒臭がり」なので、1人なら出かけるの面倒臭いし、その後帰るのも面倒臭い(笑)。
一昔前なら1人外食も好んでしていたけれど、今は体力的にも気力的にも完全に「面倒臭い」に押されて家でダラダラしていたい。1人での外食は不要となりそうだ。普段は欠点でしかない面倒臭がりの性格がたまには利点にもなるのか。無理なく節約生活スタートである。
そしてダイエット。1人暮らしが始まったらダイエットをしようと決めていた。適性体重よりも随分重たくなった体を動かすのは、正直ちょっとしんどい。2人でいると、あまりお腹空いていないけれど夕飯用意しなきゃとか(それが面倒臭くて外食も多かった)、ごはんと汁物だけで十分な気分の時も、流石に夫が可哀想だとガツンとお肉料理作ったりとかしていた。別に強制される訳でもないけれど、誰かと生活するって、食事一つとっても自分だけのペースではできないものだ。
でも1人なら自由が利く。お腹が空いていなければ食べなくてもいいし、余りものを合わせた名もなきメニューだって平気。汁物が大好きな私は、土井善晴さんが提唱する一汁一菜を基本に生活するのが多分ちょうどいい。これからの季節、毎日1人鍋だって飽きない自信がある。
手の込んだご馳走のようなごはんは、1人で食べるよりも誰かと一緒に「これ美味しいねー!」と感動しながら食べる方が100倍は美味しい気がする。なので、1人の時は、気合も入れないズボラ飯がちょうどいい。
そして頭の片隅に「ダイエット」という言葉を置いているので、惰性での間食をやめてみたり、腹八分程度を心がけたりはしているけれど、我慢といえばそれくらい。開始1週間で1kg程はストンと落ちた。多分まだ痩せたというよりもむくみが取れた程度だとは思っているけれど、無理せず適当に適量を食べながら、ひとまず年内に5kgは落とそうと思う。
面倒臭がりの私は正直「面倒臭いしダイエットもしてるし、食べなくてもいっかー」みたいな面倒臭い断食とかしそうになるけれど、年齢を考えると、食べずに痩せるときっと骨とかまでスカスカになってしまうので食べないのは絶対ダメ!
面倒臭いを乗り越えてしっかり食べながらしっかり痩せるために……というのは言い訳なのだけど、新生活を始める上でワクワクを高めるためのグッズを1つ買ってしまった! それはスノーピークのHOME&CAMPバーナーである。面倒臭がりの私は、1度座ると動きたくない。準備が終わったら卓上で全て賄える基地のようにしたい。そこでHOME&CAMPバーナーの出番である。
普通のカセットコンロと何が違うか……。格好良さが違う(笑)。買った最大の理由はその格好良さだったけれど、後付けの言い訳のような理由を話すなら、使った後は畳むだけでコンパクトになり、出したままでも気にならない。カセットコンロより防災用品として持ち運びやすい。などというところか。
炊飯ジャーは夫が持って行ったので、今私は鍋でごはんを炊いている。炊飯は、鍋に研いだ米と同量の水を入れて中火にかけ、沸騰したら弱火にして10分、火を止めて15分蒸らす。という至って簡単な作業なのだけど、米を炊いている間に小鍋に材料を詰め、15分蒸らしている時間に鍋をぐつぐつさせると1人鍋セットが完成だ。
膝上の猫を撫でながらNetflix見ながら座ったまま完璧な1人飯がとれて、キャンプしているわけじゃないけど、軽くアウトドア感も楽しめ、何より気持ちがものすごーく上がる。食べ終わった後は、残ったごはんをおにぎりにして冷凍庫に入れて、鍋の残ったスープに水と小さめの具材を入れてスープにリメイクしておけば、翌日のおにぎり&スープ弁当まで一気に完成。なんだこの充実感。私天才! いや、バーナー天才! 1人暮らし最高!
しっかり栄養摂りながらしっかり痩せて、年末には「寂しすぎて食べ物も喉を通らずに痩せてしまった。シクシク」と夫に三文芝居でも打ちたいと目論んでいるのである(笑)。1人が好きだし1人は快適で不便もない。でも、ストレスと同様に、誰かと過ごす面倒臭さって、適度には大切で人生においてのスパイスだなぁとしみじみ思いながら、今日も1人ごはんを楽しく寂しく味わおうと思っているのでありました。
なぁんて快適新生活をスタートしたと思ったら、「来週1週間東京で仕事になった」と連絡が入った。「え? この楽しいタイミングで!?」と正直思ったけれど、仕方ない、1週間は節約もダイエットも休憩してご馳走を食べて飲むぞー(喜)!



