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「大晦日」除夜の鐘が鳴らせるスポットは?深夜の初詣「二年参り」って?
2015年 12月 29日 22:00
大晦日の夜、お寺から聞こえてくる「除夜の鐘」。今回は、除夜の鐘の意味と、一般参加できるスポット情報を紹介します。なんで108回鳴らすの?一般の人も鳴らせるの?など好奇心旺盛な子どもたちの質問にも、答えられるようにしておききたいですね。
108回は人間の煩悩の数
除夜の鐘は、大晦日の夜に鳴らされる鐘のこと。人間には108の煩悩があり、清らかな気持ちで新しい年を迎えるために、鐘をつくことで煩悩を追い払うと言われています。107回は旧年中に、そして最後の1回は深夜0時を回って新年を迎えてから突くところが多いそうです。多くの寺では108回鐘をつきますが、場所によっては200回以上つくところもあります。
夜通し起きてお参りする「二年参り」
二年参りという言葉を知っていますか?大晦日の夜、深夜0時の日付が変わる時間を挟んでお参りすることで、新潟や長野など一部の地域でこう呼ばれているそうです。この二年参りは、その昔、家長が大晦日の夜から元日の朝にかけて氏神の神社に籠って火を焚き、新しい年の祈願をした「年籠り(としごもり、としこもり)」に由来するとも言われています。今でも、大晦日の夜のお寺や神社では、たき火を焚いて甘酒を出すところがありますね。また、「大晦日の夜に早く寝ると、白髪になってしまう」という言い伝えも、元旦の早朝まで起きていた年籠りからきていると考えられます。
除夜の鐘に参加できるスポット情報
日本全国のお寺で鳴らされる除夜の鐘ですが、一般の人が鐘をつく体験ができるお寺もあります。事前申込みが必要だったり、有料のお寺もありますが、無料で人数制限なく参加できるお寺もあるので、探してみてはいかがでしょうか。
※リンクから全国の除夜の鐘スポットを確認できます。
まとめ
小学生の頃、大晦日の夜に近所の神社に甘酒を飲みにいった覚えがあります。みなさんも、子どもが好奇心旺盛になってきたら、新しい年を迎えるにあたり除夜の鐘に参加したり、二年参りをしてみてはいかがでしょうか。