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やじうまミニレビュー
Clip-rite「Clip-tabs」

~クリップ一体型のフレキシブルなインデックス
Reported by 本誌:阿部 夏子

Clip-rite「Clip-tabs」
 部内で一番の下っ端ということもあり書類整理や伝票整理などの雑用は任せられることが多い。そこで圧倒的に使う機会の多くなったのがクリップとポスト・イットだ。

 書類をまとめたり、ちょっとしたメモを添えたりという一般的な使い方のほかに、月ごとに書類を分けたり、伝票を名前ごとに分けたりなど、インデックスとして、使うことも多い。

 いわゆる事務仕事をこなしているとこの文房具のここがこうだったらもっと使いやすいのにだとか、これがこうだったらというアイディアを含んだ不満が浮かんでくる。実際、インデックスとしてポスト・イットを使おうとするとやっぱりかなり無理がある。粘着力が弱いのですぐに剥がれてしまうとか、書類に挟まってすぐにどこか行ってしまうとか、元々の用途ではない使い方をしているので、当然のことではある。ところが今回紹介する「Clip-rite(クリップライト)」の「Clip-tabs(クリップタブズ)を使ったところそれらの不満が一気に解消された。

 インデックスとクリップが一体になったというClip-riteの「Clip-tabs(クリップタブズ)」は、とにかくフレキシブルなのが魅力の製品だ。Clip-riteはアメリカの会社だが、日本では丸善が輸入・販売を取り扱っている。今回は渋谷のLOFTで購入したが、インターネットで調べてみると取り扱っているショップもいくつかあるようだ。

メーカーClip-rite
製品名Clip-rite(Mサイズ)Lサイズ
希望小売価格オープンプライス
購入場所LOFT
購入価格472円577円


 本体の構造は至ってシンプル。ギターのピックを少し大きくしたような台形の厚紙の台紙にクリップが挟まっている。それだけの製品だ。ただし、パッケージを見るとつい手に取ってしまうような魅力がある。製品は2色ごとにセットになって、透明の専用ケースに収納された状態で売られている。カラフルなカラーが揃っていて見た目も楽しい。


製品パッケージ
台形の紙にクリップが挟まっている クリップは紙にしっかり固定されているので外すことはできない

 サイズは今回購入したLとMのほかにSサイズも展開されているので、用途に合わせて使い分けもできる。台紙は普通の紙なので、水性でも油性でも書込みが可能。向きなどもなく、縦・横自在に使い分けができる。


左からLサイズ、Mサイズ
本体は専用のプラケースに入っている 1色につき12片ずつ、1つのパッケージには2色ずつ計24片が入っている

 まずは乱雑になっていた伝票整理から始めた。それぞれの名前を書いて、手前の伝票に貼り付ければそれであっという間にインデックスができあがる。台紙は思ったよりもずっと丈夫で、出し入れを繰り返してもヨレることがない。実は以前、専用のインデックス台紙がついた収納ボックスを導入したこともあったのだが、サイズや使い勝手に合うモノがなかなか見つからず、結局ポストイットをインデックス代わりに使っていた。

 クリップタブはポストイットのフレキシブル感はそのままに、インデックスとして使える。シールタイプやファイルタイプのインデックスと比べても、面倒な手間が一気に省かれる感じだ。


ポストイットをインデックス代わりにしていた大量の送付伝票 粘着力が弱いのですぐに外れてしまう クリップタブで整理した。これぞインデックスといった感じでスッキリと整理された

 また、台紙の高さはクリップの調整で、多少変えられる。私のように引き出しをそのまま伝票整理に使っている場合でも高さを抑えて使えるので、引き出しの開閉で台紙が引っかかる事もない。

 手帳の月割りのインデックスにも便利。縦にも横にも使えるのでノートのサイズや用途で使い方が変えられるのも良い。色が揃っているので、使い分けもできる。


パッケージ裏面
様々な用途が紹介されている

 ポスト・イットのような使い捨てタイプの製品ではないいので、値段は当然割高だ。ただし本体の造りはしっかりしているので、インデックスとしての役割はしっかり果たしてくれる。


デスクの上に置いてあるとぱっと目立つ色合いだが、使い終わったあとのケースが困る
 気になるのが専用のプラケースだ。確かにデスクの上に並べておくとパッと目がいってオシャレだが、使い終わったあと、どうしてももったいなく感じてしまう。特にインデックスとして使用する場合は、付けたり外したりを繰り替えすこともないので、もうちょっと簡素な造りでも良いように思った。

 モノを整理できるというのは仕事の効率にも断然つながることだと思う。「阿部さん、伝票ちょうだい」と言われた時に、引き出しをさっと開くと、必ずと言っていいほど、相手は整理された伝票に目をやる。そんなとき私は「こいつデキるヤツだ」と思われたな、と1人ほくそ笑んでいるという次第だ。

 使い道は色々考えられるので気軽に導入できるのも魅力。山のような伝票に埋もれているという人にはぜひおすすめしたい。





URL
  Clip-rite
  http://clip-rite.com/
  製品情報
  http://clip-rite.com/productInfo.aspx

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2008/10/28 00:00

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