家電Watch logo
記事検索
バックナンバー
【 2009/03/30 】
やじうまミニレビュー
DO-SEE「LEDライト付きスタンドルーペ」
[00:01]
家電製品ミニレビュー
ツインバード「コンパクトフライヤー EP-4694」
[00:01]
【 2009/03/27 】
家電製品ミニレビュー
三菱「蒸気レスIH NJ-XS10J」
[00:02]
やじうまミニレビュー
L.L.Bean「ボート・アンド・トート・バッグ」
[00:01]
【 2009/03/26 】
やじうまミニレビュー
アイリスオーヤマ「サイバークリーン」
[00:01]
家電製品長期レビュー
三洋電機「eneloop bike」(4/4)
[00:00]
【 2009/03/25 】
やじうまミニレビュー
オーエフティー「自動給餌機 Newビストロ」
[00:01]
家電製品ミニレビュー
日立「クリエア7 EP-CV1000」
[00:00]
【 2009/03/24 】
やじうまミニレビュー
「家庭菜園 かいわれくん」
[00:02]
長期レビュー
シャープ「プラズマクラスターイオン発生器&加湿空気清浄機」 (4/4)
[00:01]
【 2009/03/23 】
やじうまミニレビュー
撥水ペーパーのメモ帳と“現場仕様”のボールペンを試す
[00:01]
長期レビュー
三洋電機「eneloop bike」 (3/4)
[00:00]

やじうまミニレビュー
無印良品「貼ったまま読める透明付箋紙」

~通勤学習に便利な付箋紙
Reported by 本誌:伊藤 大地

貼ったまま読める透明付箋紙
 三十路を前にもう一回、自分に鞭を打ってみることにした。10年ぶりに、英語力を計る、TOEICテストを受けてみようと思い立ったのだ。

 とはいっても、会社員の身。家に帰れば子供もいるし、なかなかまとまった勉強時間が取れないので、せめて通勤時だけはと思い、電車の中だけでも勉強しようと決意した。ところまではよかったのだが、現実はなかなか厳しい。

 まず1つめの問題は、電車の中ではノートを広げてみっちり問題演習、というのが難しいこと。片手に本、片手にペンを持つくらいがやっとだ。

 その条件が、2つめの問題を引き起こす。このスタイルだと、ノートではなく、本そのものに書き込むスタイルになるので、復習時に前回書いた内容が目に入ってしまい、勉強にならない。


文庫本と比較
 なんとかならないかといろいろなグッズを探したところ、無印良品から貼ったまま本が読めるその名もずばり、「貼ったまま読める透明付箋紙」という製品が出ているという。さっそく、1パック(20枚入り)購入した。無印良品ネットストアでの購入価格は、525円だった。

 付箋紙というと、短冊形のものを思い浮かべる人が多いだろうが、この製品は、本に貼ることを前提としており、サイズが140×95mm(幅×高さ)とかなり大きめ。文庫本より一回り小さいくらいだ。

 なんでもこの製品、ユーザーコミュニティから新しい製品を発想し、製品化に結びつける「空想生活」と無印良品のコラボレーションによる製品らしい。付箋というと3Mのポストイットが有名で、私も常日頃から愛用しているが、透明という発想はなかった。コロンブスの卵というやつだろう。開発過程もWebページで随時公開され、コミュニティから意見を募っていたようだ。Webページ自体が、1つの製品開発ストーリーになっていて、こちらも別の意味で興味深い。


 紙質は、固めのトレーシングペーパーといった感じ。表面はツルッとした感触。普通のOAペーパーより厚みもあるようだ。さっそく、文庫サイズの問題集「1日1分レッスン! TOEIC test ステップアップ編」(中村澄子著 祥伝社)と、A5版の「新TOEIC TEST リーディング スピードマスター」(成重寿著 Jリサーチ出版)に貼り付けて使ってみた。


文庫サイズの問題集に貼り付け。自由に書き込めるのがうれしい A5サイズの問題集に貼ったところ。問題を解くのに使った付箋を解答ページに直接貼り付ければ、答え合わせもラク 左半分が付箋越し、右側が直接見たところ

演習した紙をノートに貼り付ければ、学習履歴として保存できる
 確かに透過率はなかなかのもの。文庫本だと、ほぼ印刷面すべてを付箋が覆う形になるが、文字やイラストが見にくくなることはない。英文を帰り読みせず、書かれている順番通りに読む技術として、意味の区切りごとに英文に線を入れていく、「スラッシュ・リーディング」という手法があるが、この付箋があると、復習の時のことを考えずにがんがん英文を区切って読めるので、問題に集中できる。問題文中にわからない単語があっても、それを調べて書き込んでしまえばよい。うん、これは確かに便利だ。

 答え合わせの時にも、付箋の剥がせるというメリットが活きてくる。問題と解答が別個にまとめられている問題集でも、自分が解答を書き込んだ付箋を剥がして、そのまま解答ページに貼り付けてしまえば、答え合わせが非常にラクになる。

 使い終わった付箋は、どうすればいいのか。捨てる? とんでもない。演習が終わったら、付箋に問題集の名前やページ数を書いておき、それをノートに貼り付けていけば、どこを間違えたか、どんな単語を調べたかなど、学習履歴をそのまま残すことができる。さらに、余計な書き込みが本に残らないので、復習時にも書き込みに頼らずに、自分の真の実力を計ることができるわけだ。


鉛筆に比べ、ボールペンはインクの乗りが悪い
 と、通勤学習にはめっぽう相性の良い製品だが、気になる点が2つある。

 まず、ボールペン、特に細めの水性、ゲルインキ系のものだと、紙の上でボールが滑ってしまい、インクがうまく紙に乗ってくれないこと。決して書けないわけではないが、普通の付箋と書きやすさを比べると、雲泥の差がある。製品開発ページを見ると、ボールペンでも書けるようにするのに苦労したというくだりがあり、このあたりは透明にしたことによるトレードオフ、ということなのだろう。一番相性が良いのは、鉛筆やシャープペンのようだ。

 もう1点は、20枚入りで525円という価格。1枚あたり、25円である。1冊の問題集をこなそうと思ったら、最低でも50枚は必要だが、それで1,050円、というのはちょっとキツい。ヘタしたら同じ本がもう1冊買えてしまう。せめて、徳用パックや、半分のサイズで枚数が倍になるなど、バリエーションでカバーしてもらえるとありがたい。

 今回はたまたま、通勤中の勉強にスポットを当てたが、レシピ集に挟んで、自分がアレンジした要素を書き込んだり、イラストや図面のような、元の素材のどこを修正すればいいのか、伝えづらい書類にコメントするときに使ったり、工夫次第でいくらでも応用がききそうだ。ちょっと、今後の展開が楽しみな製品である。





URL
  無印良品(良品計画株式会社)
  http://www.muji.net/
  製品情報
  http://www.muji.net/store/cmdty/detail/4945247571585
  空想生活
  http://www.cuusoo.jp/
  空想無印
  http://www.cuusoo.jp/muji/
  空想無印 製品情報
  http://www.cuusoo.jp/muji/user/011918/0001/



PR  




2008/03/10 00:09

- ページの先頭へ-

家電Watch ホームページ
Copyright (c) 2008 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.