● 家電ブランド「ヘルシオ」に5代目が登場
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シャープ「ヘルシオ AX-X1」
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最新家電のブランドとして、すっかり定着した「ヘルシオ」。ル・クルーゼの鍋や、ティファールのフライパンセットに並ぶ、あこがれのキッチンブランドです。
ヘルシオは、過熱水蒸気の効果で、食材の油を落としたり、塩分を減らすという健康志向の調理機器として2004年に初代が登場して大ヒット。過熱水蒸気による“ウォーターオーブン”としての機能を伝えるため、初代では電子レンジ機能はあえて外したそうですが、要望が多く2代目からは電子レンジ機能も搭載。今回の「ヘルシオ AX-X1」は5代目の最上位機種です。
メーカー | シャープ |
製品名 | ヘルシオ AX-X1 |
希望小売価格 | オープンプライス |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 129,620円 |
ここ数年は他社の高機能電子レンジにも、過熱水蒸気を使うスチームオーブンを搭載したものが多くなりました。電子レンジにオーブン機能を組み合わせたものは以前からありましたが、ヘルシオの登場と大ヒットがきっかけで他社の電子レンジにもスチームオーブンが追加されていったわけです。
そもそもなぜ水で焼けるのか、といったあたりは「そこが知りたい家電の新技術」や「現代家電の基礎用語」でも解説されているとおり、水蒸気を330℃まで加熱して食材に吹きつけることで、水蒸気の熱エネルギーで調理していきます。
このスチームオーブンでの調理は、これまでの電子レンジとはあまりにしくみが違うため、電子レンジで厳禁だったことがあたりまえにできたり、電子レンジで数秒でできたことに時間がかかったりすることに、最初はとまどいを感じるかもしれません。スチームオーブンに電子レンジ機能を追加していったヘルシオと、電子レンジにスチームオーブンを追加していった他社製品。このアプローチの違いを知らないと、機種選びでとまどうのではないかと思います。
● 背面はぴったりつけられ、上部の空きスペースも10cmでOK
ヘルシオの5代目「AX-X1」は、機能面よりも使いやすさの改善が目立つ製品です。これまで別売りだった蒸気排出ダクトを本体に内蔵し、背面を壁にぴったりつけられるようになったことや、3.5型のカラー液晶を搭載し、メニューが鮮やかなカラー表示になったことが特長。インターフェースではこれまで2つに分かれていたダイヤルボタンが1つだけになり、シンプルになりました。
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ヘルシオの5代目「AX-X1」。すっきりと高級感のあるデザインです
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メニュー画面は3.5型のASVカラー液晶でとても鮮やかです
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どの程度カロリーダウンするかも表示します
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庫内は広く、2段で使えます
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フラットテーブルで手入れしやすい。レンジの電波はこのテーブルから出ます
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ハンドルはしっかりしていて握りやすい
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ヘルシオのロゴは本体左上にあります
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本体上部に必要なスペースも、これまでの20cmから10cmと減り、本体の奥行きも3cm小さくなりました。食器棚やラックのサイズの問題であきらめていた方にはかなり大きな改良点です。
カラーは「シャインレッド」と「ロゼゴールド」があり、今回試したシャインレッドは光沢のある落ち着いた赤と黒がベースになった高級感のあるデザインで、キッチンに置くとかなり存在感があります。
実は、私がはじめてヘルシオを見たのは数年前。当時から話題の商品だったので興味津々だったのですが、調理するときの蒸気の量にひるみ、庫内の狭さも気になって購入にまではいたりませんでした。しかし、今回のモデルを見てその印象が激変。モクモク立ち上るはずの蒸気はどんなスチーム機能を使ってもほとんど目に見えない程度しか出ませんし、庫内もとても広くなっていました。
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付属品は、角皿2枚と調理網、専用のミトンとスポンジ
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手のひら側がとてもしっかりした作りのミトン。料理皿を取り出すとき使います
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添付されている、取扱説明書兼料理本「COOK BOOK」は自動メニュー調理中の必需品です
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● [レンジ][蒸し物]など各種調理機能と231種類の「自動メニュー」
「AX-X1」は、水蒸気による[蒸し物][発酵]での調理と、過熱水蒸気による[ウォーターグリル][ウォーターオーブン]での調理が基本。これに電波による[レンジ]、温風による[グリル][オーブン]の機能が組み合わされています。
フラットテーブルの下から出る電波で調理する[レンジ]は水を使わず調理。[蒸し物][発酵]は蒸し器として使え、しっとり仕上がります。[グリル]は熱風、[ウォーターグリル]は加熱水蒸気で調理し、どちらも魚や鶏の照り焼きなどに向いています。そして[オーブン]も熱風で加熱し、[ウォーターオーブン]は過熱水蒸気で加熱、どちらも肉やお菓子、パンなどの調理に向いています。
この多彩な機能をすべて覚えられれば手動で使いこなせるのですが、どんな調理にどの機能を使えばベストかは、そう簡単には覚えきれません。そこで、あらかじめ登録してあるメニューを使うことになります。
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基本的なメニューの操作は、まずは「自動メニュー」を選択します
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次に「焼き物・フライ」を選択します
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作りたいメニュー、ここでは「鶏の照り焼き」を選択します
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分量を、だいたい何人分かで設定します
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ハンバーグとゆで卵をセットします
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焼き上がりの色の「薄め」「濃いめ」を調理を開始したあと設定できます
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しばらくは調理を進めながら表示は変わりません
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残り時間が判明するとカウントダウンで表示します
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加熱水蒸気を使って調理中。水蒸気は目にはほとんど見えません
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調理中は庫内もほとんど見えません
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レンジのときは中が見えます
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水蒸気がこもらないように半開きで固定できます
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メニューに登録してあるのは、「レンジあたため」「ヘルシオあたため」「飲み物・解凍」「自動メニュー」と「手動」の5カテゴリー。通常のレンジとして使うには「レンジあたため」を、天ぷらのあたためやごはんのあたためには水蒸気を使う「ヘルシオあたため」を使用します。
個人的に天ぷらは外で買って来てしまうことが多いのですが、買った翌日になって、しなっとなってしまった天ぷらでも過熱水蒸気を使う「ヘルシオあたため」で温め直した天ぷらはサクサクして本当においしくて、クセになります。また、牛乳のあたためや肉の解凍などには「飲み物・解凍」を使います。実際使ってみると、やはり飲み物をちょっと温め直したり、ごはんを解凍したりといった頻度はかなり高く、このメニューが別に登録されている意味がよくわかります。
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しなっとしてしまった天ぷらに「天ぷらあたため」を実行します
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加熱水蒸気であつあつ、サクサクの状態になります
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角皿には天ぷらから出た油がたまります
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カロリーダウンにもなります
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「サクッ」というおいしさがよみがえります
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そして、ヘルシオのすごさは231種類の「自動メニュー」でより実感できます。たとえば「焼き物・フライ」には「鶏の照り焼き」など肉・魚・野菜料理が91種類。「ゆで・蒸し・煮物」には「ゆで青野菜」など野菜や魚料理を中心に53種類が登録され、メイン料理から温野菜までさまざまなメニューが揃います。
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「ハンバーグとゆで卵・添え野菜のセット」を選びます
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たまごはアルミホイルを巻いて調理します
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調理後のハンバーグ。中までしっかり火が通っています
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ソースをかけ、野菜を付け合わせてやればメイン料理のできあがりです
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メニュー画面には、鮮やかな調理例の写真のほか、ヘルシオで調理することによって減るカロリー、それぞれの規定量で作った場合のカロリーなどが表示されます。過熱水蒸気による調理には、前述のとおり油や塩分を落とす効果、そして野菜のビタミンを保持しやすいという効果があります。それぞれのメニューでは「カロリーダウンメニュー」「減塩メニュー」「ビタミン等保存メニュー」「低カロリーメニュー」などと、効果がわかりやい表示がされています。調理中はシルエットがウォーキングしている動画も表示され、カロリーダウンがウォーキング何分にあたるかまで表示され、ヘルシーさを実感できます。
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「ビタミン等保存」メニューでサラダ作りをしてみます
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材料をすべて角皿に乗せてセットするだけ。電子レンジと違って生たまごも一緒にセットできます
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残り分数が分かると表示されます
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蒸し機能を使っている場合の見え方。水蒸気で曇っているため、調理中のようすは外から見えません
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ベーコンの油分が落ち、少しカロリーダウンにもなりました
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「キャベツと半熟卵のサラダ」の調理例です
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同時に作ったゆで卵。ちょうど半熟卵になって見た目にもキレイです
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● 複数品目調理できる「セットメニュー」がすごい
そして、圧巻は「セットメニュー」。“モーニングセット”として「トースト&ベーコン巻き&目玉焼き」が登録されていたり、“夕食セット”として「ごはん&肉じゃが」が登録されていたりと、複数品目の調理を同時に行なえる設定メニューです。
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“モーニングセット”として「リンゴトースト」と「ポテトサラダカップ」を作ってみます
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角皿にこうして並べてセットします
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調理が終わったらリンゴを並べて切るだけです
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材料さえあれば、朝から手間のかかったおいしい料理が食べられます
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一度に複数の品目が作れるのは、何度使ってみても不思議。確かに同じように蒸したりグリルしたりする調理がうまく組み合わされているので、頭で考えると納得はできるのですが、たとえば炊飯と肉じゃがの煮込みが同時にできたり、「さけのマリネ」と「なすのチーズ焼き」が同時に作れるのは、やっぱり半信半疑です。できあがるたびに「へ~」と思ってしまって、正直これは慣れるまで1年かかるなと思いました。
料理上手の方はフライパンや鍋を複数使って手際よく調理を進めますが、そうでない自分にとっては、セットメニューはその“手際よさ”をサポートしてくれる機能。自動メニュー全体に言えることですが、もともと調理をばりばりできる方にはそれほど重要ではなくても、そうでない私の場合、なんだか急に料理がうまくなったように感じるすばらしい機能だと思っています。
たとえば、“おもてなし”として登録されている「和風 Aセット」などの項目は、5~6人でのパーティを想定して、4~5品を一気に作れます。実際に「洋風 Aセット」を作ってみましたが、「焼き野菜」「スティック春巻き」「チューリップのフライドチキン」「じゃがいものカナッペ」が一度にできあがり、なんだか“おもてなし上手”になったような気分でした。
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一度にパーティ料理一式ができあがる「洋風 Aセット」にチャレンジ
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内容は盛りだくさんですが、調理時間の目安は約30分と、それほどかかりません
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角皿+焼き網の1段目の内容。焦げ目をつけたい春巻きにはオイルを塗っています
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ズッキーニとアスパラはアルミに包み、こちらのジャガイモにもオイルを塗った状態です
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上下2段にセットして一気に調理します
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調理が終わったら盛りつけて完了です
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一度にこれだけ仕上がるので、料理下手でも一気にうまくなったように感じてしまいます
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ハムとチーズを巻いた「スティック春巻き」。カリッと仕上がります
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焼いたじゃがいもにパプリカやトマトなどの刻み野菜を乗せた「じゃがいものカナッペ」
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片栗粉を衣にした「チューリップのフライドチキン」。お店でチューリップが見つからなかったので唐揚げ用肉になりましたが十分おいしくできあがりました
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ズッキーニとアスパラは「焼き野菜」としてマヨネーズのディップを付けていただきます
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骨付きの手羽元も作ってみました。片栗粉は付けすぎると少し残ります
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また、登録されているメニューにはお菓子関連も充実。「型抜きクッキー」や「シフォンケーキ」などの基本的なメニューから、ヘルシオの機能を活かしたビタミンを保存したまま調理できる「焼きりんご」なども登録されています。
● 蒸し機能は抜群、メニュー画面のキレイさは料理本のよう
使ってみて便利だったのは、やはり上部からはほとんど蒸気が出ないこと。蒸気は手前の受け皿にたまるしくみになっているため、そこを取り外して捨ててやればいいだけと簡単です。また、自動メニューによる調理は2段とも使う調理が多いため、庫内の広さもとても効いています。
ただ、調理後に庫内にある程度水がたまるので注意。付属品に付いているスポンジは角皿や焼き網を洗うためのものかと思ったのですが、庫内にたまる水分を吸い取るためのものでした。何度か調理してしまうと、庫内がびしょびしょになってしまうので、毎回の手入れが必要です。
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水は本体右のタンクにセットします
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背面はぴったり壁につけられます
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つゆ受けは本体下部に設置されています
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調理中の蒸気や、水タンクの取り出しの際にこのつゆ受けに水たまります
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調理で庫内にたまる水の量は案外多いので毎回拭き取りを
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調理機能としては、やはり蒸し機能は抜群だと感じました、温野菜がみずみずしくて、とにかくおいしい。蒸し物はガスコンロで作るとなると、蒸し器を使うのが面倒だったり、水が足りなくなって空だきしてしまうのが怖かったりと少々ハードルが高めの調理ですが、ヘルシオならごく簡単。蒸し料理がごく簡単にできるようになります。
逆に、焼き色を付けるような調理は、ヘルシオの調理がいったん終わってからでないと焼き色が付いているかどうかがわからないので多少面倒。また、煮込み料理はかなり時間がかかるので、ガス台を使って調理するときよりもその場を離れやすいという意味では便利ですが、時短にはなりません。
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いつもは魚焼きグリルを使う「さんま」に使ってみました
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「COOK BOOK」は手順の表記もされています
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角皿にはよく反射するようホイルを敷きます
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グリル機能を使う場合は予熱が必要です
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仕上がりの焼き加減は想像もつかないのでとりあえずそのままにしてみました
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焼き上がりです。予熱で約10分、加熱で約23分かかるので、1~2匹ならガスコンロの方が手軽ではあります。4匹一気に仕上げたい、というときには便利
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焼き色をしっかりつけたいときは、砂糖を水で溶いたものを塗ってから焼くといいそうです
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外側は焼き色がついていませんが、火はしっかり通っています
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自動メニューの画面の反応の速さと美しさは、これまで白黒液晶があたりまえだった家電には結構衝撃です。このままワンセグ表示できるじゃないかと思うほどのキレイさなので、感覚的には料理本で作る料理を選ぶのとほとんど変わりません。ダイヤルをぐるっと回すとタブ表示されて一気に高速移動したりと使い勝手も抜群です。
ここまで高機能なら、いっそ調理に必要な具材や調理方法、つまり添付されている取り扱い説明書「COOK BOOK」の、調理例の内容をここに集約してほしいと思ったぐらいでした。今の状態だと、添付の「COOK BOOK」は利用中は必需品。常に見ながら使うことになるので、無くしてしまうと影響が大きすぎて心配になります。
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「COOK BOOK」には必要な角皿のセットや必要な水タンクの水量も併記されています
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「COOK BOOK」には素材の下準備や角皿への並べ方が解説されています
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● 電子レンジの常識は捨てて、ヘルシオをいちから知るつもりで
[蒸し物][発酵]、[ウォーターグリル][ウォーターオーブン]、[レンジ]、[グリル][オーブン]のすべての機能を自分で組み合わせ、自分で時間を設定して使いこなすまでになるにはかなりの慣れが必要です。そのため自動メニューの使いこなしが必須なのですが、逆に自動メニューを使うことに慣れると、その調理がどの機能を使っているのかほとんど意識しないため、手動メニューになかなか慣れないというジレンマもあります。
つまり、自動メニューから選ぶ分にはとてもスムーズに調理できますが、これを超えて作業しようとすると壁が高いので、自動メニューの登録品目数で応用範囲が結構左右されるわけです。下位モデルではメニュー品目が少なくなっていますが、最初はそれほど使わないだろうと思っても、実際に使うと、上位機種の利点として優劣が付けてある意味がわかってきました。
また、実際に買い替えたら電子レンジではなくて、「ヘルシオを買った」と思って、いちから使い方を覚え直すつもりでいたほうがいいでしょう。何十年も使ってきた電子レンジの常識がひっくり返ることも多いので、とまどうこともありますし、それがおもしろくもあります。何年かに一度の大きな買い物ですから、蒸し物も自動メニューもまるごとフル活用して、ヘルシオでの調理を楽しみたいところです。
■URL
シャープ株式会社
http://www.sharp.co.jp/
製品情報
http://healsio.jp/
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2008/10/20 00:18
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