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やじうまミニレビュー
ブリタ「ナヴェリア」

~冷蔵庫にフィットする菱形デザインの浄水器
Reported by 本誌:正藤 慶一

ブリタ「ナヴェリア(Navelia)」
 このところ、地域住民へのサービスなのか、無料でマイナスイオン水等と証した飲料水を提供するスーパーマーケットが多い。利用するには専用のボトルを買う必要があるが、水自体はいくらでもタダなので、順番待ちをする行列がたびたびできているのを目にする。実をいうと、私もこの行列に並ぶひとりだったりしたのだ。

 ただ、今はまったく利用していない。というのも、ポット型の浄水器を購入したからだ。何しろスーパーから重いボトルを持ち帰る手間が面倒。その点、ポット型浄水器なら、ポット内に水道水を注ぐだけで、フィルターの濾過効果によりキレイな水へと生まれ変わる。そう、ポット型浄水器はとにかく便利なのだ。というわけで私は、コーヒーを淹れるときも、ごはんを炊くときも、うどんのつゆにも、麦茶を作るときも、ポット型浄水器を通した水を使っている。

 ただ、それとともに非常に大きな問題も抱えている。もともと海外製が多いせいか、本体サイズがかなり大きい。そのため、冷蔵庫のドアポケットに入れると、ほかの食品が入らないのだ。例えば私の自宅の小さな冷蔵庫では、ドアポケットにポット型浄水器を入れた後のスペースにはペットボトルが1つ入る程度。これまでドアポケットに入れていた麺つゆやドレッシングの容器は入らないのだ。ドアポケットから溢れた容器は、結局その上部にある棚にキツキツに詰めて入れている有様である。

 そんなスペースの問題に応えるようなポット型浄水器が、この9月に発売された。ブリタの「ナヴェリア(Navelia)」だ。ブリタの浄水器というと、「マレーラ」シリーズなど曲線を基調とする製品の印象が強いが、ナヴェリアはなんと直線を基調とした菱形を採用している。このデザインは、ドイツからブリタ本社の開発担当者とデザイナーが来日し、日本の冷蔵庫やキッチンを調査したうえで「日本に合うデザイン」として作り上げたとのこと。そのためナヴェリアは日本オリジナルモデルとなっている。

メーカーブリタ・ジャパン
製品名ナヴェリア
希望小売価格4,200円
購入場所Amazon.co.jp
購入価格3,780円


ナヴェリア(右)とマレーラcool(左)を並べたところ。ナヴェリアは菱形のデザインが特徴
 このデザインが、冷蔵庫に入れた際のスペース不足の解消に貢献する。“菱形”のどれか一辺をドアポケットに沿って入れると、ナヴェリアとドアポケットの間に空きスペースができる。このスペースに、麺つゆやドレッシングなどの容器が投入できるというわけだ。

 これまでのポット型浄水器では、取っ手が大きすぎたり、また本体の丸みなどで、ムダにスペースを使ってきた。本製品はこれを直線にすることで、冷蔵庫内のデッドスペースを減らし、狭い庫内をこれまでよりも有効活用できるようになったのだ。

 試しに、ナヴェリアと自宅で使っている「マレーラcool」を冷蔵庫に入れてみたところ、前者では菱形によってできたスペースにだし醤油の容器が入ったが、後者ではまったくそんなスペースはなかった。収納力は、明らかにナヴェリアの方が上だ。


ナヴェリア(右)とマレーラcool(左)を並べ、横から見た写真。ナヴェリアの方がスリムだ ナヴェリアを冷蔵庫のドアポケットにセットしたところ。菱形のため、ドアポケットの一部に空きスペースができ、ここにだし醤油の容器がセットできた こちらはマレーラcoolをセットしたところ。余分なスペースはなく、ドアポケット内を占拠してしまっている

 今度は細かいスペックについて見てみよう。ナヴェリアの本体サイズは218×113×265mm(幅×奥行き×高さ)。一方のマレーラcoolは258×105×258mm(同)だから、ナヴェリアはかなり小型化が図られているといえそうだ。もちろんその分浄水部の容量に差は出てくるが、ナヴェリアは1.3L、マレーラcoolは1.4Lと、100mlしか変わらない。この100mlの差を気にしなければ、素直にナヴェリアに手が出そうだ。

 ちなみにブリタからは、これまた日本向けデザインと銘打たれた「リクエリ クール」というポット型浄水器も出ている。サイズは202×110×284mm(同)で、実はナヴェリアよりもこちらの方が若干スリム。とはいえ、ナヴェリアは前述の通り“菱形”によってできるスペースがある。さらに、リクエリ クールは、浄水部の容量は1.1Lと比較的少なめ。そう考えると、ナヴェリアはスリムさと容量にバランスの取れた製品といえそうだ。

 さて、ナヴェリアでは菱形デザインのほかにもいくつかの特徴がある。まずは注ぎ口。本体との接続部分を、衝撃に強い新設計へと変更。次にフタは、表面積を取っ手まで伸ばすことで外れにくい構造とした。そして本体側面には、水の容量が測れるよう目盛りが表示されている。


注ぎ口は衝撃に強く、取れにくい構造を採用 取っ手付近までフタの面積を広げることで、フタが簡単に外れなくなった 内容量がわかるよう、目盛りもふられている

 さらに、フィルターの交換時期を知らせるインジケーター「メモ」もフタに搭載している。フィルターの交換時期となる8週目になると、インジケーターがゼロになり、交換を指示してくれるという、ブリタの浄水器ではもはやお馴染みの機能だ。

 なおフィルターは、同社製品で広く採用されている「マクストラ」を使用する。このフィルターで水道水を濾過することで、塩素や重金属などを除去し、必要なミネラル分だけを残したおいしい水が飲めるというわけだ。なお、濾過した水は1日から2日以内に使用すること、パッケージで警告されている。


ブリタのポット型浄水器ではお馴染みの、フィルター交換時期を知らせるインジケーター フィルターは「マクストラ」を使用。通常1製品につき1個付属するが、キャンペーン期間中とのことで2個付いてきた そのまま飲むのも良いが、コーヒーや炊飯に使用したりなど、幅広い用途で使える

 ナヴェリアは、その優れたデザイン性が評価され、2008年のグッドデザイン賞に輝いた。ポット型浄水器を使いたいが、冷蔵庫が小さくて手が出にくいといった人には、このデザインがきっと助けになることだろう。

 最後になるが、確かにナヴェリアは冷蔵庫にフィットするデザインではあるものの、ポット型浄水器はまだドアポケットの大部分を占めている。ナヴェリアがステップとなって、さらに日本の生活に合ったコンパクトなタイプが増えてくれることを願う。


本体はフィルター、ポット内にセットするタンク、ポット、フタの4つ。フィルターは使用前に水に付けるなどの準備が必要 基本的な使い方は、まずポット内のタンクに水を入れる すると、水がフィルターを通り、ポットに溜まっていく。これで浄水が完了だ




URL
  ブリタ・ジャパン株式会社
  http://www.brita.net/jp/
  製品情報
  http://www.brita.net/jp/navelia.html?L=15

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2008/10/17 00:01

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