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やじうまミニレビュー ロート「アルガード 目すっきり洗眼薬α」
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~下を向いて目を洗える洗眼セット
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Reported by
本誌:伊藤 大地
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ロート「アルガード 目すっきり洗眼薬α」
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今年の花粉は、なかなか手強い。
私はさほど重度の患者ではないので、本当につらい期間は毎年、1週間程度なのだが、今年は様子が違う。もう先週から、くしゃみ、鼻水、目のかゆみの3点セットでつらい状況が続いている。
3点セットの中でも、個人的に一番つらいのが、目のかゆみだ。かけばかくほどかゆくなり、仕事どころではなくなってしまう。そんなときに重宝するのが、洗眼剤だ。これは文字通り、小さなカップに薬液を貯めて、それで目を洗うというもの。小林製薬の「アイボン」シリーズが有名どころだが、薬局に行くと、いろいろな種類があり、選ぶのに苦労する。
実は今回、ロート製薬の「アルガード 目すっきり洗眼薬α」を紹介するに至るまで、4つの他社製品を試している。その中で、この製品のみを紹介するのは、使いやすさの点で類似製品を圧倒するデキだからだ。
一般的な製品は、(1)小さなカップに薬液を入れ、(2)カップを目の部分に密着させ、(3)上を向いてまばたき、(4)まばたきをしながら、カップの中の液で洗浄する、といった流れになる。
ここで問題になるのは(3)の作業。カップがきちんと自分の顔に密着しないと、液がこぼれてしまうのだ。じつはこのカップの大きさや堅さ、材質などは製品によってかなりバラつきがある。本来ならば、自分にぴったり合う製品を探したいところだが、店頭で試用ができない。薬液とアイカップはセットで販売されているので、カップだけ買い換えることもできない。結局自分に合わないアイカップでも、こんなもんだと割り切って使っていたように思う。
ところがこのアルガードでは、上を向かずに目が洗浄できる。下を向いて洗浄できるなら、液だれなどがないので、アイカップの相性に気を遣わずに済む。なんでも、柔らかい材質のアイカップに液を溜め、液を対流させることで目を洗うという。メーカー希望小売価格は1,365円、ドラッグストアで980円で購入した。
さっそく使ってみよう。アイカップは、ちょうど、哺乳瓶の乳首のような形状と材質。ここにまず、アイカップの内側に描かれた目安線まで、薬液を5ml注入する。顔を下に向けたら、アイカップと目を密着させる。ただ密着させただけの状態だと、薬液が眼球に浸るか浸らないかぐらいの感じだ。ここでアイカップをギュッと握ってやると、液が押し出されるような形で、目を洗ってくれる。
なんといっても、薬液が衣服にこぼれないのがうれしいが、下向き洗浄のメリットはこれだけではない。
洗浄している間の感覚も、上を向く洗浄方法とは異なる。上を向く方法は、ただ液体の中でただ、まばたきをしているような感じだったが、この方法だと自分でコントロールして洗浄できるので、ストレスが少ない。また上を向いた状態では、姿勢にムリがあるため、必然的に洗浄にかける時間は限られていた。だが、下を向いて洗浄できるとゆっくりと自分のペースで洗うことができる。とくに慣れないうちはありがたい。
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これまでの洗眼剤は上を向いて行なうタイプのものが多く、どうしても液だれが気になった
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一方、薬液の方は医薬品のため、症状や体質に依存する部分が大きいため、コメントは控えておく。ちなみに私は、アルガードの容器を使って、ほかの製品の薬液を試している。アルガードの薬液が効き目がないわけではないが、刺激がかなり控えめなので、もっとパンチが効いたものを探しているのだ。薬液の相性は良さそうだったが、カップが合わない、という製品がもしあれば、最高の組み合わせができると思ったからだ。
使用したままの状態で使い回すのは、安全性の面から決してオススメできないが、一度、消毒さえしてしまえば、ほかの薬液を入れても大きな問題は生じないだろう。
類似製品は数あれど、この製品の洗いやすさは群を抜いている。これまで液漏れに悩んでいた人はもちろん、これから洗眼液を買う人に、まず勧めたい一品だ。
■URL
ロート製薬株式会社
http://www.rohto.co.jp/
製品情報
http://www.rohto.co.jp/prod/?jan=100262
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2008/03/24 00:04
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