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グッズマン「ハードスキンリムーバー」
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これまで、「角質クリア」や「スクラッチ」といった、足の裏の角質ケアグッズをいろいろ紹介してきたが、体をひねったり、覗き込んだりして、ちょっと無理な体勢をしないと足の裏のケアができないことが悩みだった(一応、あぐらをかけば足の裏が自然と上を向くが、これでは削った角質がふとももの上に落ちてしまう)。
そこで、もうちょっとラクな体勢で角質ケアができるようなグッズはないものかと思っていたところ、角質を削るアタッチメントの面積が広く、使いやすそうな製品を見つけた。グッズマン「ハードスキンリムーバー」だ。メーカー希望小売価格は1,980 円、Amazon.co.jpで1,227円で購入した。
● 持ちやすい本体に円盤形のアタッチメントを装着する
ハードスキンリムーバーの本体サイズは約50×70×130mm(幅×奥行×高さ)で、女性の手でちょうど握れるほどの大きさだ。重さも約77gと軽く、指2本でも簡単に持つことができる。4種類のアタッチメントが付属しており、これを本体に取り付けて、角質を削る仕組みになっている。
電源は単3形のアルカリ乾電池を2本使用する。スピード調節はスイッチで「LOW」「HIGH」の2段階に切り替え、止める場合は「OFF」に合わせる。スイッチはグリップ部分の背面に設置されているので、本体を握ったところにちょうど親指が当たるようになっている。
アタッチメントは4種類あり、どれも円盤状で直径は約3.5cmある。足の親指と比べると、アタッチメントの方が一回りほど大きい。それぞれに役割があり、茶色のアタッチメントが「角質ピーリング用ヤスリ」、ピンク色が「スムージングポリッシャー」、スポンジ状のものが「クリーム&ローション用パフ」、白を青のブラシが「クリーニングブラシ」となっている。
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パッケージ
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4種類のアタッチメントが付属する
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電源は単三形のアルカリ乾電池を2本使用する
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使い分けは、まず茶色の「ヤスリ」は固い角質を削る時に使う。「ポリッシャー」はヤスリの後の仕上げ、または爪磨きをする場合に用いる。残りの2つは、削ったあとのケアのためのもので、「パフ」が市販のスキンケアクリームをつけてケアをし、「ブラシ」は削りカスの掃除をするものだ。ヤスリを指で触ってみると、表面がでこぼこしており、皮膚にくっついてくるような感じがする。柔らかく、中心部を押すと少しへこむ。一方ポリッシャーは、見た目には平坦だが、触るとすこしザラつくような感触があり、ヤスリよりも少し固い。
使い方は、モーター部分にアタッチメントを取り付けて、カチっと音がするまで押し込む。次にスイッチを「LOW」または「HIGH」に入れると、アタッチメントが回転しはじめる。あとは施術部分に当て、部位ごとに2〜3秒ずつ移動させいく。終わったら、足の裏を保湿クリームやローションでケアをする。
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「スムージングポリッシャー」はヤスリの後の仕上げ、または爪磨きに使用する
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「クリーム&ローション用パフ」は、市販のスキンケアクリームをつけることで、肌のケアができる
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「クリーニングブラシ」は削りカスの掃除に使う
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● アタッチメントが広いので施術が早く終わり、体勢がラクにできる
さっそく、使ってみよう。お風呂で足を十分ふやけさせ、削った角質が落ちてもいいように足の下に敷物を敷いたら、準備完了だ。
まずはアタッチメントの「ヤスリ」をセットし、スピードを「LOW」で施術する。足の裏に当ててみたところ、撫でられているような感触がするが、角質も削られるまでには至らない。そこでスピードを「HIGH」にすると、今後はしっかりと角質を削っているようで、削られた細かい皮膚が足の裏に出てきた。アタッチメントが大きいので、施術範囲も広い。スイッチを止めてヤスリの表面を見てみると、削られた角質がたくさん付着している。
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「ヤスリ」でかかとの角質を狙う
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持ちやすいので、ヘッド付近を握るような持ち方もできる
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アタッチメントの面積が広いためか、かかとの施術時間はものの30秒ほどで終わってしまった。続けて、足の裏全体も施術してみたが、それでも1分ほどで終えることができた。これまで使ったグッズの中で一番早いといって良いだろう。
また、痛さを感じることもなかった。アタッチメントの幅が広いため、足の裏の施術部分にかかる力も分散され、刺激も少なくなっているようだ。使用前にアタッチメントが柔らかいことを知っていたこともあり、「痛そう……」と不安を感じることもなかった。
さらに、握りやすく、手首がかえしやすい本体の形状も良い。これは、人間の手がなにか対象物に向かう時、使いやすい形なのだろう。体を無理な体勢にする必要はない。
施術し終えた足の裏を触ると、表面がなめらかになっている。角質のあのガサガサした感じはもうない。しっかりと角質を除去することができている。
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アタッチメントの表面積が広くて平らなので、小指側の側面も、ラクな姿勢で使用できる
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足の裏全体の施術時間は、慣れれば1分ほどで完了する
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しかし、苦手なこともある。ヤスリの素材が柔らかめなので、固くて頑固になってしまった角質を削り取るのには向かない。少しずつ削ることはできるのだが、完全に取り除くにはかなりの時間がかかってしまうだろう。角質を根こそぎとるのではなく、固くなりかけの部分を手軽に取り除くための機器といえそうだ。
ここで、この「ヤスリ」以外のアタッチメントにも触れておこう。まずはヤスリ後の肌を整える「ポリッシャー」。ヤスリ後は足の裏は比較的なめらかだが、ポリッシャーをかけることでより肌を細かく整えることができる。次に「パフ」。市販のスキンケアクリームを付けて肌をケアするものだが、残念ながら自分の手を使った方がきれいに塗れてしまった。
最後に「クリーニングブラシ」だ。説明書には「削りカス掃除」と書かれてあったので、最初は足についた削りカスをブラシで取り去るものかと思った。ところが、これをヤスリのアタッチメントに使用すると、ヤスリの表面に付着した細かい角質の皮膚をきれいに掃除できた。本製品は水洗い不可となっているため、使用後のお手入れとして欠かせないアタッチメントといえそうだ。
● 楽な姿勢かつスピーディにお手入れ
少し気になったのは、足をお湯でふやけさせてから使うのか、乾燥した状態で使うのかといった、角質を取るための基本的な説明が、説明書では省かれているところだ。もちろん本体の解説は掲載されているが、機器自体は初心者でも使いやすいだけに残念に感じられた。
全体としては非常に使いやすい製品だ。例えば、手首でちょっと角度を変えながら施術するだけで、つま先からかかとまで一気にできてしまう。頑固な角質を重点的に取るよりも、習慣的に楽な体勢で素早くケアをしたい人という人にお勧めしたい。
■URL
株式会社グッズマン
http://www.goodsman.net/
製品情報 (楽天市場直販ショップ)
http://item.rakuten.co.jp/goodsman/hardskin/
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http://kaden.watch.impress.co.jp/static/link/beauty.htm
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2008/02/14 00:03
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