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ケンコー「フローティングタイマー」
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お風呂は毎日の暮らしのなかで、重要なリラックスタイムのひとつ。考え事をするにしても、お風呂ならいつもと違った思考ができて、いいアイディアが浮かんだりするのだ。もっとも、お風呂からあがった途端に忘れてしまうこともあるが……それだけ入浴中は、体がリラックスし、頭の中までリフレッシュした状態になっているということだろう。
そんな魅惑のお風呂の時間を、もっと楽しく、リラックスできそうなグッズを見つけた。それが、湯船を光で演出する、ケンコーのバスライト「フローティングタイマー」だ。価格はオープンプライスで、楽天市場で2,625円で購入した。
● 虹色のバスライト、温度計、タイマーの3つの機能
本体は、まるでタマネギのような尖った球形をしている。大きさは87×72mm(直径×高さ)で、片手ですっぱり握れるほど。重さは155gとなっている。
“タマネギ”の尖った部分は温度計となっており、本体底にある液晶にて温度を表示する。湯船に浮かべた時は、必ず液晶側が湯船から顔を出し、温度計側が潜るようになる。ライトは尖った部分の中にあり、お湯の中から浴槽全体を照らすことになる。
電源は、単四の乾電池を3個使うが、購入時に内蔵されている。本体裏側を、時計と反対周りに回して電池ボックスを開け、電池に挟まれた絶縁体を取り除けば、すぐ使用できる。
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本体の液晶側。湯船に浮かべた際は、この面が顔を出すことになる
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液晶の逆の面は尖っており、ここから光を放って浴槽を照らす
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電源は、単四乾電池が3個。購入時にセットされている
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本体をお湯につけると、すぐ温度が液晶にでる。
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タイマーをいれた状態。10分、20分、30分に設定できる
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スイッチは前面に2つ。左がタイマー、右がバスライトのスイッチ
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使い方は簡単だ。このまま本体をお風呂につけると、自動的に電源が入り、液晶にお湯の温度が表示される。逆にOFFにする際は、お湯から引き上げるだけでよい。
液晶のそばには、左右に2つ並んだスイッチがある。左側はタイマーのスイッチで、10分、20分、30分のタイマーをセットするのに使う。タイマーは、それぞれの時間がたつと、ピピッピピッという電子音がして知らせてくれる。
右側はバスライトのスイッチだ。一度押すと点灯を開始、もう一度スイッチを押すと消灯する。
ライトについては、パッケージに「7色」に光ると書いてあったが、実際にはピンク、赤、黄、緑、群青、紫といった色が、グラデーションを描くように、だんだんと色が混ざって次の色に変わっていく。7つの色というよりも、虹色という表現の方が適しているかもしれない。じっと見ていると、ライトがまるで生き物のようにも感じられる。
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バスライトは7色に変化する。そのうちのピンク
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赤
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水色
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● 自然な光でリラックス。タイマーと温度計は長風呂に役立つ
では、湯船に浮かべる。先ほども触れたが、本製品をお風呂に入れると、液晶に温度がパッと表示される。
浴室の電灯を消して、ライトのスイッチを押す。するとお風呂の中のお湯が透明ではなく、青、緑、赤色に色付けされたような印象を受ける。色が変わる速さもちょうどよく、移り変わり方が自然でうるさくない。自分の深呼吸と同時に色が変わるような感じがして、とても幻想的だ。
もちろん本製品はバスライトなので、洗い場を照らすほどの光量はない。洞窟の中にいるような不思議な感覚も味わえるが、逆に足元が見えないので不安を感じる人もいるだろう。完全に浴室の電気を消さなくても、お風呂のバスライトの虹色はちゃんと楽しめるので、調光機能がある方は浴室を薄暗くした方が良いかもしれない。
私の家では調光機能がないため、ろうそくを灯してみた。ろうそく1つのような小さな明るさだけでも安心できる。もちろん浴室が暗ければ暗いほど、お風呂のバスライトの色がはっきり出るが、自分好みの明るさで浴室の雰囲気を演出するのも悪くないだろう。
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浴室が暗いほど、バスライトの色がはっきりする
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ろうそくを5本セットした状態。この程度ならバスライトの色もしっかり出ている
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タイマーと温度計機能は、特に長風呂の際にちょうど良さそうだ。タイマーは設定時間になると、「ピピッ、ピピッ、ピピッ、ピピッ……」という目覚まし時計のような電子音で鳴る。音は大きすぎず、不快に感じることもなく、ちょうどよい。長風呂ではとかく時間を忘れがちで、のぼせてしまったり、眠りにおちてしまうケースも考えられるが、これならそういった事態も回避できそうだ。また長く入浴していると湯温が下がってしまう場合もあるが、温度計でチェックすることで常にベストな温度にキープすることも可能だ。
ところで、私はバスライトを使うのは初めてだが、本体の内側にお湯が入らないのか心配だった。しかし、本製品の防水レベルは、水深50cmで1時間本体を浸しても水が侵入しない仕様になっているという。実際に使用してみたが、特に問題は見られなかった。
● 長風呂を飽きさせないリラックス・バスグッズ
フローティングタイマーの良いところは、あまりでしゃばってくる感じがしないところ。一人で風呂に入り、誰にも邪魔されたくない空間に、そっと寄り添ってくる感じだ。入浴剤などのほかのお風呂グッズと一緒に使っても、雰囲気を邪魔することはないだろう。いろんなアレンジをして、お風呂を自分だけの癒しの空間に演出できそうだ。
使い方はとても簡単なので、バスライトは初めてという人には特にお勧めしたい一品だ。
■URL
株式会社ケンコー
http://www.kenko-tokina.co.jp/
製品情報(PDF)
http://www.kenko-tokina.co.jp/h_and_b/H&B_p4.pdf
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