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やじうまミニレビュー
トリオコーポレーション「ウォータードーム」

~水が湧き出る猫用電動給水器
Reported by 本誌:伊達 浩二

トリオコーポレーション「ウォータードーム」パッケージ
 我が家の愛猫である鉄蔵は、自分用の水入れからは、あまり水を飲んでくれない。おやつの煮干しの後などに、軽く飲んでいるのをみかけるぐらいだ。

 しかし、鉄蔵は動いている水は大好きだ。洗面台の蛇口から水を出してやると、とても良く飲んでいる。ヤカンから加湿器に注水するときも、ちょっかいを出して飲もうとすることが多い。

 そんなに好きなら、いつでも動いている水が飲めれば、猫も楽しいだろうと思い、電動の給水器を導入することにした。我が家はドライフードが中心なので、水をたくさん飲んでくれるのは泌尿器系の病気の予防のためにもありがたい。

 購入したのは、トリオコーポレーションの「ウォータードーム」だ。メーカー希望小売価格はオープンプライスで、楽天市場では3,000円台で販売しているところが多い。また、ウォータードームには専用のマットも用意されている。メーカー希望小売価格は1,900円で、1,500円前後で購入できることが多い。


英語版の外箱に、日本語で特徴が書かれたシールが貼付されている
ウォータードーム外観

最新版では、ACアダプタは50/60MHzの両方に対応している
 ウォータードームは、先日まで、電源周波数によって50Hz用と60Hz用が分かれていたが、現在では両方に対応した共用版になっている。まだ、店頭では両方が混在している状態だ。

 また、ウォータードームの上位機種で「ウォーターファウンテン」という製品がある。これもオープンプライスで、楽天市場では4,000円台で販売されている。両機種の違いについてはのちほど触れることにしたい。

 ウォータードームは、水中ポンプを使って、水を汲み上げ、ドーム型の容器の外側に流す仕組みだ。


 ウォータードームは、米国のメーカーによる製品だ。そのために、日本製の家電製品とはちょっと異なったところがある。

 まず、本体がとても大きい。ドームの直径は26cm、高さは17.5cmある。ほぼペットシート1枚を占領する大きさだ。別売のマットは、345×475mm(幅×長さ)とさらに大きい。しかも、ドームをかたどったと思われる、あまり意味のない凹凸がある不思議なデザインだ。


別売の専用マット。上に置いてあるのは30cm定規 マットの素材は柔軟性のある樹脂 本体のベースユニットを載せた状態

 本体はベースユニットとドームの2つの部分に分かれている。ドームの内部が貯水タンクになっており、水を2L溜めることができる。ただし、タンクは密閉されておらず、ベースユニットにたっぷりと溜まる構造になっている。ベースユニットを乱暴に扱うと水がこぼれるので、水を入れたまま動かすのは止めた方が良い。ベースユニットの水が溜まる部分には、フィルタと水中モーターがはめ込まれている。基本的な構造は、米国製の超音波式加湿器によく似ている。

 電源はAC 100VでACアダプタを使用する。ただし、ACアダプタへのケーブルはポンプユニットから直に生えており、ACアダプタからはケーブルが出ていないという変わった構造だ。ポンプ部分からのケーブルは厚いチューブで覆われており、猫が噛んでも断線しないように配慮されている。


ベースユニットの構造。向こうの黒い箱がポンプ、手前の青と白のベルトがフィルタだ
別の角度から見た状態

電源ケーブルは水中ポンプから生えており、太いチューブで猫の牙から保護されている ドームの底面。中央の緑色の部分を外して、水を入れる

フィルタの寿命は約3週間。交換用パーツは3個入りで、メーカー希望小売価格893円 背面には目の細かい繊維が貼られている

 とりあえずドームに水を入れ、ベースユニットの上に置く。電源スイッチはないので、ACアダプタをコンセントに差すと、ポンプの動く音がして動き始める。

 ドームの頂点の部分から水が湧き出る。ストッパーもついているが、なくても吹き出るようなことはない。水は透明のドームの外側を流れるので、人間が見ていても微妙な動きがあって面白い。


ようやく設置が完了
テストをしていると、すぐに鉄蔵が偵察にやってくる ドームをはずした状態では、水はこれぐらいしか吹き上がらないので、床は濡れない

【動画】ドームの外側を水が流れる。ただし、この時点では手前に偏ってしまっている(WMV形式,142KB) 【動画】最初は使い方がわからず、手を出しては濡れていやがる鉄蔵(WMV形式,1.43MB) 最後には慣れて、舌を伸ばして水を飲みはじめた

 ただ、床の水平がうまくとれないためか、流れる方向が偏ってしまう。これは、水の出口につけるストッパーを付けても付けなくても変わらなかった。設置の際は平らな場所に置くように気をつけたい。

 好奇心旺盛な鉄蔵は、設置の段階からそばで見ていたが、水が流れ始めたのを見て、すぐに飲みに来た。最初はとまどっていたが、そのうちドームを流れる水を舌でなめ取るようにして飲むことを覚えた。ポンプの音は気にならないようだ。困ったことに、鉄蔵が水を飲んでいると、ドームの外側に簡単に水がこぼれてしまう。やはり専用シートはあった方が良い。吸水性の良いペットシートなどを敷いても良いだろう。

 ここで、上位機種の「ウォーターファウンテン」について触れておこう。ウォーターファウンテンは、ウォータードームに水を受ける深い皿と、キャットフードを入れる皿が付いた製品だと思えば良い。設置面積はさらに大きくなり、本体は260×380×175mm(幅×奥行き×高さ)もあり、専用シートの大きさは400×620mmに達する。ただし、ウォータードームでは、ドームの外側からしか水を飲むことができないが、ファウンテンの方では皿に溜まった水も飲むことができる。猫によっては溜まった水を好む場合もあるので、予算と設置面積に余裕のある場合は、ファウンテンの方をお勧めする。

 ウォータードームは、基本的に24時間動かすようになっている。我が家では鉄蔵関係のグッズはリビングに置く習慣なので、あまり気にならなかったが、寝室に置くとポンプの動作音が気になる人もいるだろう。とくに、水が少なくなってくると、動作音が大きくなる。音が気になる人は水を多めに維持することをお勧めする。


 ウォータードームは水を使う器具だけに、フィルタを通っているとはいうものの、一定の間隔で、タンクとベースユニットを洗う必要がある。全体が大きく、凹凸も多いので、それなりに手間がかかる。これがウォーターファウンテンだと、台所のシンクで洗うのにぎりぎりの大きさだろう。

 メンテナンスの頻度は、取扱説明書では1カ月に1回が推奨されている。フィルタの交換時期が3週間ごとと指定されているので、3週間から1カ月に1回の頻度で、全体の部品を洗えば良いということなのだろう。設計者は、あまり頻繁に洗うことを考えていないのだ。私自身は、猫のことを考えると、2日か3日に1回は丸ごと洗ってきれいにしたいので、どうもこれが落ち着かない。

 もう1つの問題は水の量だ。ウチは鉄蔵一匹しかいないので、水が2Lもあると、らくらく1週間以上持ってしまう。ただし、このあたりは猫が多くて水が減りやすい家庭では状況が異なるだろう。

 水の交換については取扱説明書では、足りなくならないように補充するようにと書かれており、定期的に交換する時期などは指定されていない。私自身の感覚としては、一応、フィルタを通っているとはいうものの、1週間前の水を猫に飲ませるのはあまり気が進まない。

 というわけで、鉄蔵にはウケたウォータードームだが、今は使い続けるかどうか考えているところだ。この製品が悪いというわけではなく、水だけ噴き出してくれて、頻繁に手入れをしたいという私の希望とはちょっとコンセプトが違う製品なのだ。

 この製品は、猫が楽しく水を飲めることに加えて、水を溜めて循環させることで、人間が猫の水やりについて手間をかけずにすむというところに力点が置かれている。したがって、この製品をお勧めしたいのは、多頭飼いをされている方、動く水しか飲まない習慣の猫が居る方、泌尿器系の病気などで猫にもっと水を飲ませたい方などだ。

 逆にお勧めしにくい方は、猫の水は朝晩交換するし、彼らの食器類も毎日洗わないと気がすまないという潔癖な性格の方だ。また、水の量の問題もあって、ウチのように部屋のスペースが狭く、一頭飼いの場合は、持て余してしまう可能性がある。

 個人的には、水が湧き出るというアイデアを生かしながら、もうちょっと構造が簡単で、小型の製品ができないものかと思う。さらに電源が電池になってくれれば言うことはない。





URL
  株式会社トリオコーポレーション
  http://www.trio-corp.jp/
  製品情報
  http://www.trio-corp.jp/cats/catit_waterfountain.html

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2007/11/30 00:03

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