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やじうまミニレビュー
ドギーマンハヤシ「ペットの夢こたつ」

~コタツで丸くなる喜びを愛猫に
Reported by 本誌:伊達 浩二

「ペットの夢こたつ」パッケージ
 我が家にはコタツがない。暖房器具はいろいろとあるので、人間は困っていないのだが、猫の「鉄蔵」がコタツに入りたいかもしれないと思いついた。

 猫がコタツを好きなのは、文部省唱歌の「雪」で「犬は喜び庭駆けまわり、猫は炬燵(コタツ)でまるくなる」と歌われていたり、「吾輩は猫である」の主人公“猫”が夜は炬燵の上で寝ていると述べていることからも明らかだろう。

 猫をテーマにした多くのマンガでも、いかに猫がコタツを好むのかは繰り返し描かれている。鉄蔵はコタツを見たことがないが、そこは猫だけに、見れば大好きになるかもしれない。

 しかし、猫のためだけに、コタツを買うのも場所ふさぎだしと迷っていたら、ペット専用のコタツを見つけてしまった。

 この商品は、ドギーマンハヤシ株式会社の「ペットの夢こたつ」で、「猫・超小型犬に」と書かれている。メーカー希望小売価格はわからないが、楽天市場では4,553円(送料別)で購入できた。

 到着した箱は意外と小さい。手提げを付けてもらえば手持ちで持って帰れる大きさだ。


パッケージの内容。ふとんやマットも含めて一式揃っている コタツ本体。電源コードは途中までカバーされている ヒーターはガードされているので、猫が触れても大丈夫

 パッケージには、コタツだけではなく、コタツぶとんとマットもセットになっている。

 コタツの大きさは450×330×300mm(幅×奥行き×高さ)で、長方形をしている。マットも550×430mmと長方形だ。これが設置面積と思えば良い。ふとんは1,260×1,120mmと、たっぷりした大きさがある。


本体の四隅に足を入れる穴がある 消費電力は30W。人が乗らないように注意書きがある 電源スイッチはON/OFFのみで、強弱の調整はない

本体に足を差した状態 コタツの足とマットには面ファスナーが貼られている とりあえず仮に組んでおいたら、オーナーのチェックが入る

 まず、コタツ本体に、4本の足をセットする。足は樹脂製で軽く、固定用の穴に差し込むだけだ。次に、コタツぶとんをかける。コタツぶとんには、ヒモが縫いつけられており、コタツの足に縛り付けることができる。これは、猫が飛び乗ったときにふとんがずれないようにという配慮だ。マットとコタツの足の裏にも、面ファスナー(ベルクロ)が貼り付けてあり、マットからコタツがずれないようになっている。人間用のコタツと違って、天板はない。コタツの上にも乗ってもらおうという配慮だろう。

 なお、コタツの暖房ユニットは、赤外線ランプ式ではなく、ヒーター式になっているので明るくはならない。これもペットの目を守る配慮だ。ヒーターからの電源コードも噛まれてもいいように樹脂製の螺旋菅でカバーされている。さすがに、ペット用品の老舗だけあって、配慮が行き届いていると感じた。電源コードの長さは約1.8mだ。部屋の壁際に置くことが多いと思われるので、不足は感じないだろう。


コタツぶとんにはヒモがついており、本体に固定できる 組み立て完成の図 ひっくり返すと、こんな様子

 電源を入れて1時間ほど経っても、コタツの温度は人間の体温より、やや低いぐらいに止まっている。ほんのりと暖かいというぐらいだ。取扱説明書によれば、外気温が18℃のときに、約31℃ということだ。人間用のコタツよりも、やや低めの設定になっているのは、ペットの脱水症状を防ぐためだろう。過熱防止のためのサーモスタットと温度ヒューズも入っているので、人間用のコタツと同様の安心感はある。

 さて、問題は猫がコタツに入ってくれるかどうかだ。まず、コタツぶとんの長い方を、ちょっと開けて、中におもちゃを投げ込んでみる。これを何度か繰り返しているうちに、安心して入るようになった。

 とりあえず設置から2週間ほどたつが、鉄蔵の場合、コタツの中に入っているよりも、上に乗っていることが多い。暗いのが怖いと言うよりも、人間が何をしているのか見ていたいという印象だ。まぁ、それはそれなりに絵にはなっているし、使ってくれただけよしとしよう。なお、ふとんとマットは手洗いできるとされているが、まだ、その必要は感じていない。



初入居の図。鉄蔵は4kg強だが、ちょうど良いぐらいの広さだ ときどきは、夜も寝ている 最近は、上に乗っていることが多い

人間もあたってあたれないことはない。ただし、温度は人間にはぬるい
 最後に「ペットの夢こたつ」の感想をまとめてみよう。

 まず、コタツぶとんや電源コードの設計など、ペットのことをよく知っている人が設計したということが伝わり好感が持てる。ただし、工作精度はまぁまぁというレベルで、コタツの足の裏の面ファスナーが2枚はがれかけていた。まぁ、ちょっと指で押さえれば直るものなので、実害はない。コタツぶとんも込みで5,000円しないのだから、価格から考えれば、こんなものだと思う。

 改良してほしい点は2つある。

 1つは、コタツぶとんとマットの柄で、犬猫のイラストになっている。正直に言えば、部屋に置いておくのは恥ずかしい柄と質だ。ペット用品には、こういうタイプのイラスト物が多いのだが、大人の部屋に置ける、ごく普通の趣味のものがほしい。もう千円高くて良いから、無印良品が作ってくれないだろうか。百歩譲って、無地の素材にしてくれるだけでもずっと良い。

 もう1つは、マットの裏側で、これを滑りにくい素材にしてほしい。現状では、鉄蔵がダッシュしてきて、フローリングの上に置いたコタツに飛び乗ると、コタツごと動いてしまう。今は窓際にくっつけて移動しないようにしている。

 いくつか欠点もあるが、猫がコタツの上でなごんでいるのは、やはり良い風景だ。狭い部屋でも置ける、こういう製品を作ってくれたメーカーの方には感謝したい。今度は、人間用にもコタツを買ってみようかと思っている。





URL
  ドギーマンハヤシ株式会社
  http://www.doggyman.com/

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