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家電製品レビュー
日立「パワースター CV-PL10」

~床質に合わせてパワーを変える紙パック式掃除機
Reported by 西村 敦子

引っ越したら、今まで使っていた掃除機が不便に感じた

日立の紙パック式掃除機「パワースター CV-PL10」。「ごみハンターヘッド」搭載で床質を感知して吸引力を変えるのが特長です
 去年までは、畳中心の生活だったのですが、4月にフローリングの部屋が多い家に引っ越しました。それを機に、畳と布団から、ソファとベッドへと生活スタイルが変わりました。そのことで、以前は日常的に使っていた掃除機が使いづらいと感じるようになりました。

 原因は、新しく買ったソファの下やベッドの下に掃除機のヘッドが大きすぎて入らないこと、部屋の隅が掃除しにくい、掃除機をかけてもなんとなくすっきり感が足りないなど……1つ1つは小さな点なのですが、引っ越してからというもの掃除機を使うことが億劫になってきてしまいました。

 ここ数カ月は、フローリングワイパーで軽く掃除して、汚れが気になる部分はウェットタイプを取り付けて拭き掃除、畳やじゅうたん部分は粘着テープ式のカーペットクリーナーで掃除していました。椅子とスリッパの生活ではそれで部屋がきれいになったと思っていました。

 ところが、友人が赤ちゃんを連れて遊びに来た時、赤ちゃんが、フローリングをハイハイする様子を見ていたら、今まで気が付かなかったゴミやほこりがあるのに気が付いてしまいました。マメに掃除していたつもりだったので、ゴミがとりきれていなかったことがショックでした。

 そこで、思い切って使いづらい掃除機は処分して、新しい掃除機を1台購入することにしました。引っ越した先が、フローリング、じゅうたん、畳と床面の種類が多い家なので、いろいろな床面をスムーズに掃除できるものを探しました。今回、選んだのは日立の紙パック式クリーナー「パワースター CV-PL10」です。メーカーオープンプライスで、Amazon.co.jpで39,320円で購入しました。


本体正面。延長管からグリップハンドルを外せば、よりコンパクトに収納できます
本体側面
グリップハンドルのスタンドフックを延長管の差し込み穴にひっかければ固定できます

ホース差し込み口近くにある「サッとハンドル」の裏側は、延長管のスタンドも兼ねています 本体プラスチックの質感。本皮のような凹凸加工で、薄いグレーの部分は壁に衝突した際にバンパーの役割を果たします ハイハイする赤ちゃんの目線に合わせると、大人の目線では気が付かない細かなゴミも気になります

「こぼさんパック」で進化した紙パック式

 この「パワースター CV-PL10」は、床質を感知して吸引力を自動的に変える、「ごみハンターヘッド」を搭載した紙パック式のクリーナーです。「ごみハンターヘッド」にはサイクロン式もあるのですが、以前使っていた安いサイクロン式掃除機のゴミ捨てや手入れがとても面倒だったので、今回は紙パック式を選びました。

 サイクロン式でも、最近ではフィルターの掃除や手入れが簡単なものも出てきているようですが、私は、捨てるときにゴミが見えること自体がストレスに感じていました。

 「パワースター CV-PL10」の場合は、紙パックにシール式のふたが付いていて、紙パックを捨てるときに吸い込み口の部分にシールでふたをするしくみがあり、取り出すと同時にちょうど穴が隠れるようにシールが貼られるので、紙パックの中のゴミをほとんど見ずに済み、快適です。

 紙パックの穴からのホコリの舞い上がりには、過去何十年もイラっとしてきましたが、最近の紙パック式掃除機はこういったシール式のふたが付いたものが多いようです。こんなに簡単にゴミ捨てのストレスが減るなら、もっと早く買い紙パック式のものに買い換えればよかったと思った程です。


「こぼさんパック」のGP-130FSをセットしたところ ふたになるシール部分のひっかけ穴を、フックの突起部にかけておきます 【動画】紙パックのGP-130FSを捨てている様子。上に取り出すと同時にシールふたが貼り付くため、交換のときにゴミのがこぼれることはありません(WMV形式,0.99MB)

紙パック自体がまるで部品の1つのよう

 今回の「パワースター CV-PL10」は電源コードを引き出したり、収納したりする際の振動を使って紙パックの内側に付くチリを落とし、目詰まりを防ぐ「3面自動除じん」機能を採用していて、紙パック式でも充分目詰まりに対応できる造りになっています。また、紙パックの上部に空気の流れができる「パワー長持ち流路」で、従来機(CV-PEB 01年モデル)に比べて約5倍パワーが長持ちするので、590Wという、高い吸込仕事率を長く活用でき、紙パックがいっぱいになるまで掃除できます。

 これらの仕組みを利用するには、日立純正パックフィルター(紙パック)を利用する必要があります。「こぼさんパック」対応の「ナノテクプレミアム衛生フィルター[こぼさんパック](GP-130FS)」が、3枚入りで標準価格1,365円と、1枚あたり455円。汎用の格安紙パックは魅力ですが、GP-130FSの場合はこの紙パック自体も部品の1つとも言える高性能さなので、値段にも納得です。

 本体には、抗菌消臭フィルターが2カ所、抗菌フィルターが3カ所、背面に大型HEPAブロックフィルターが設置され、「ナノテク[スーパー]アレルオフ 除菌消臭システム」を構成しています。紙パックもこの構成の1つになっています。こまめに取り替えなくても最後までパワフルに使えるので、ペットを何匹も飼っていて毎週紙パックを交換しなくてはならない、というような場合を除けば、純正の「こぼさんパック」がおすすめです。


電源コードを引き出したり収納したりする際の振動を使って、紙パックの細かなチリを落として吸引力を維持する「3面自動除じん」の機能を搭載しています。写真は、コード巻き取りボタンを押している様子 「抗菌消臭フィルター」は、上ふたと、本体の2カ所にあります。フィルター枠から取り外して水洗いも可能 さらに、本体内部と両サイドの3カ所に抗菌フィルターを、背面に「大型HEPAブロックフィルター」を設置。ハウスダストやアレル物質などの微細な粒子を99.9%捕集して排気をきれいにします

 CV-PL10で使用できる日立純正パックフィルターにはいくつか種類があり、性能よりもコストパフォーマンスを追求するなら、「抗菌防臭3層クリーンパックフィルター(GP-75F)」が5枚で標準価格735円と買いやすい価格。逆にさらに高機能な「ナノテクスーパープレミアム衛生フィルター(GP-2000F)」という種類もあります(3枚入り標準価格2,100円)。これは残念ながら「こぼさんパック」には対応していませんが、この紙パックを使えばGP-130FSよりもさらに捕じん性能や、静電捕じん性能を高くすることができます。紙パックを変える頻度や求める性能によって、日立純正紙パックから選ぶといいでしょう。


左が「こぼさんパック」対応の「ナノテクプレミアム衛生フィルター[こぼさんパック](GP-130FS)」3枚入り標準価格1,365円、右がさらに高性能な「ナノテクスーパープレミアム衛生フィルター(GP-2000F)」3枚入り標準価格2,100円 GP-2000Fは「こぼさんパック」対応ではないので、シール式のふたは付いていません GP-130FSとGP-2000Fを比べると、GP-2000Fの方がフィルターが厚めで、捕じん性能や静電捕じん性能が高くなります

操作はグリップハンドルに集中していて使い勝手良し

本体は丸みをおびた卵形。色は今回購入した「シャンパン」のほかに「アクアマリン」があります
 本体の大きさは26.6×31.3×22.4cm(幅×奥行き×高さ)のコロンとした卵形で、重さは約3.6kg。ホースやヘッドなどを含めると5.2kgですが、本体のタイヤが大きめなのと、パワーヘッドがほんの少しの操作で軽く前に進む「スーパー自走」の機能付きなので、ハンドルを持って引きずって掃除していても、重さは感じません。ただ、私の場合はパワーヘッドがとにかく軽くてスムーズなので、どんどん先に進んでしまい、本体を引き寄せ忘れて無理に大きくひっぱる……ということが何度かあったので、本体はこまめに引き寄せて使うのが正しいかもしれません。

 狭い所や持ち運びには、本体の「大型ハンドル」かホースの根元にある「サッとハンドル」のどちらかを持って移動させます。私個人の使い勝手としては「サッとハンドル」の方が使いやすく、移動するときは、ほとんどこちらを使っていました。

 また、延長管の「サッとズームパイプ」は、手もとの「グリップハンドル」の裏側にある「手もとレバー」を手前に引きながら、パワーヘッドを足で押さえて伸ばすこともできるので、伸縮のたびに腰を曲げてかがむ必要がありません。

 このグリップハンドルとパワーヘッドを組み合わせて使う場合、グリップハンドルを右に倒すとパワーヘッドの向きが右に、左に倒すと向きが左になる「クルッと構造」のしくみがあり、先端のブラシを付け替えなくても狭い所が簡単に掃除できます。

 取扱説明書などを何も読まずに使い始めると、これまでの掃除機とは違う動きに少し戸惑うかもしれませんが、数回使うと、スーパー自走の軽い動きに合わせた力加減にも慣れ、クルッと構造の便利さや、グリップハンドルの使い勝手がよいところなどを実感できるのではないでしょうか。


本体の「大型ハンドル」は、普段は本体に収納されています。長く持ち運ぶにはこちらの方が安定していて便利 ホース根元にあって使い勝手のいい「サッとハンドル」。狭い場所での本体の移動や、本体を引き寄せるときなどに便利に使えます 本体底面には、方向を変えるための小さなタイヤと、「大型ソフト車輪」があります

本体底面には、方向を変えるための小さなタイヤと、「大型ソフト車輪」があります グリップハンドル裏にある「手もとレバー」 「手もとレバー」を引くと、スライドつまみを押したのと同じ状態にできるので、足でパワーヘッドを押さえれば、延長管の伸縮を楽にできます

延長管を伸ばした状態。高い場所、ベッドの下などには伸ばした状態が便利 延長管を縮めた状態。背の高さや掃除の仕方によってぴったりの長さに伸縮できる 【動画】グリップハンドルを右に回すとパワーヘッドの向きが右へ。左に回すと向きが左になります。単にヘッドの根元がゆるく動くよりも、まっすぐ進みたいとき、縦に使いたいときと柔軟に使い分けられて便利です(WMV形式,0.98MB)

パワーヘッド内部でマイナスイオンを発生させて床をピカピカに

「抗菌消臭イオンパワーヘッド」のヘッド幅は280mm。少し小さめで、軽く取り回ししやすいサイズです
 「パワースター CV-PL10」のさまざまな機能を凝縮しているのが、「抗菌消臭イオンパワーヘッド」です。このパワーヘッドには内部にマイナスイオンを発生させるイオンブラシがあり、回転ブラシとこのイオンブラシを接触させることで、ほこりを取りやすくする仕組みです。ほこりはプラスなので、マイナスのイオンを接触させれば、床から取り去ったほこりを回転ブラシからどんどん取り去り、より確実に吸引できるというわけです。フローリングで使ってみるとこの仕組みが実感できました。床がきれいに見えて、まるで、拭き掃除したときのような仕上がりです。

 そして、このパワーヘッドには、この掃除機の購入を決めた理由の1つ「ごみハンターヘッド」が搭載されています。「ごみハンターヘッド」は床質や操作力を感知して、吸引力やブラシの回転速度を自動的にコントロールするものです。いろいろな床面のある我が家にはぴったりです。

 私はこれまで、掃除機はすべて「強」で掃除すれば確実、「弱」にするのは電気代節約のためと誤解していたのですが、フローリングなどのワタゴミには「強」の風圧でゴミが散ってしまって、逆効果だと初めて知りました。そのために強弱を適切に切り替える必要があるわけです。また、取扱説明書には、掃除機は「押すときよりも引くときの方がよくゴミが取れる」と書かれていて、ある程度ゆっくり軽くかけるのが正しいということもはじめて知りました。


「パワーブラシ」の「切」「入」、「これっきりボタン」、「強/中/弱」などの切替ができるグリップハンドルの手もと操作部。グリップをにぎりながら親指で操作できます 赤、青、緑とカラフルな部分が「ワンタッチ着脱回転ブラシ」 ソフトな車輪の下にあるのが、持ち上げ停止スイッチ。パワーブラシが床から離れると、回転ブラシをストップさせます

ヘッド部分についている「ひらく」ボタンを押すと、ヘッドを外すことができます 「ひらく」ボタンを押した後、「ブラシホルダー」を外す 回転ブラシを取り外して、洗うことができます

取り付けのときは、回転ブラシを溝に合わせて取り付けます。ベルトにひっかける手間がないので取り付け・取り外しが簡単です パワーヘッドの先端にある、「きわぴたスイングシャッター」の部分。少し弾力があってソフト。この部分があることで、壁際のチリを強力にかき取ります

【動画】「ごみハンターヘッド」+「これっきりボタン」で、フローリング、じゅうたん、畳と違う床質を感知してパワーを自動で切り替えます。「これっきりボタン」を入れてすぐは、パワーヘッドを前後に数回動かして、床質を感知させます(WMV形式,1.41MB)
 さて、パワーブラシを取り付けて「これっきりボタン」で掃除すると、掃除機が床面の種類・状態を自動で感知して運転を切り替える「ごみハンターヘッド」が有効になります。「ゴミハンターヘッド」を有効にして、使うと、本体が自動的にパワーを切り替えて、パワーモニターの色が緑(弱)、オレンジ(中)、赤(強)と変わります。最初のうちは自動的に運転が切り替わるのが面白くて、いつもその色の変化をみていました。

 しばらく使っていると、、フローリングの途中や一見ゴミがなさそうな平面でもパワーが切り替わるときがあり、パワーを切り替える要因が何なのか、気になるようになりました。調べてみると、「ごみハンターヘッド」は、床面の抵抗によって変わるモーターの負荷(抵抗値)を吸い口でチェックし、最適な状態に電流を変えて本体のパワーを自動調整するとありました。

 また「ごみハンターヘッド」はセンサーで床面の凹凸、じゅうたんの毛の向きや倒れ具合も見ているので、同じ材質の床を掃除していても自動的にパワーが変わるときもあります。たとえば、フローリングを掃除している場合はたいてい「弱」なのですが、途中でパワーが上がることも。この場合は、見えないゴミで抵抗が増えているか、手が加える力加減に影響されていることもあるとのこと。パワーブラシの先端を軽く上げるだけでも抵抗は下がるので、その影響もあるそうです。じゅうたんを掃除していると、いつも使うあたりは「強」で、あまり触らない、たとえばソファの下などは「弱」で自動運転されることが多く、これはじゅうたんの毛の流れと倒れ具合によるものだと思います。

 もちろん手もとで「強」「中」「弱」を切り替えることもできるので、じゅうたんの念入りな掃除には「強」、毛足の短いじゅうたんには「中」、フローリングや畳には「弱」などと手動で使い分けができます。広いフローリングなど、ある程度床質が決まっていてしばらく変わらないときなどは、「これっきりボタン」よりも「弱」で固定して掃除する方がいいようです。また、回転ブラシの「切/入」も設定できますが、「これっきりボタン」の運転中に回転ブラシを止めることはできません。


サッシとフローリングの間にある部屋の隅の溝や、少し奥まったところなどにパワーブラシが入ると、反応してパワーが上がることが多かったです しばらくそのままにしているとパワーが自動で「弱」に切り替わります。「きわぴたスイングシャッター」で溝のチリを取り去っているのだと思います

パワーヘッドはぴったり床につく「ペタリンコ構造」 ソファの下やベッドの下など狭い場所にもスムーズに入って掃除できます

本体に接続しておける便利な「クルッとブラシ」

【動画】ブラシの取り付けと取り外しの様子(WMV形式,415KB)
 「パワースター CV-PL10」には、パワーブラシのほかにも2種類の吸口が付属しています。「クルっとブラシ」は、先端が毛足の長いブラシになっていて、棚の上や狭い場所などを掃除するときに使う取り替え用のブラシです。先端部分が、クルッと回って使いやすい角度になるすぐれものです。「すき間用吸口」は先端が細くなっていて、ごく狭いすき間や部屋の隅、ソファーの隅などの掃除用です。

 どちらのブラシも本体に収納することができます。付属の換えブラシはいつも、使うものではないので、なくしてしまったりすることもありますが、本体に付いていることでなくすこともなく、日常的に使う機会も増えました。


延長管の先に取り付けた「クルッとブラシ」 使いやすい角度になるよう、先がスムーズにクルッと回るのが特長です サッシなど、パワーヘッドが入りにくい、溝の掃除にも便利。パワーヘッドが入らないすき間や、家具、棚の上などを掃除するのに使います

延長管の先に取り付けた「すき間用吸口」部屋隅の掃除やごく狭い隙間など、ほかのヘッドが入らないところのゴミも、これなら楽に取り去れます 壁際の段差にたまるホコリがキレイに取り去れるので、私の場合はこの「すき間用吸口」が必須です 収納は、延長管のフックに取り付けておきます

オプションの「はたき吸口」や「ふとん用吸口」を利用すればさらに用途が広がる

別売りの吸口の1つ、「はたき吸口(D-H3)」
 取扱説明書を読んでいたら、用途別に別売りの吸口がいくつか発売されているのを知り、その中から「はたき吸口(D-H3)」と「ふとん用吸口(G-52)」を購入しました。これまで、オプションで吸口を購入したことはなかったので、そこまで期待していなかったのですが、実際に使ってみると、吸口で掃除機の役立つ範囲が本当に広がりました。

 「はたき吸口」は、はたきの感覚で使える吸口です。変わった形に最初びっくりしたのですが、使ってみるとこのビニールひものようなはたき部分がうまく段差を吸収して、机の上のホコリも、キーボードのすき間のゴミもすっきりキレイになりました。まるで拭き掃除したようなきれいさです。水拭きしたときのような跡も残らないので仕上がりもきれい。段差があっても強力に吸い取るので、かなりおすすめです。


「はたき吸い口」は、内側のスポンジ部分と、外側のハケの部分で構成されています。ハケはビニールひものような、ホコリが吸着しやすい素材です 汚れれば分解して水洗いもできます エアコンの吸い込み口のホコリもかなり強力に取れます。普段ならはたきで落とすところを、落とさずその場で吸い取るので、部屋にホコリが舞いにくいのがいいところ

 もう1つ購入した「ふとん用吸口」は、以前テレビでふとんに掃除機をかけるとアレルギー対策になると紹介されているのを見て以来、とても気になっていたものです。来客に布団を出すことが多いので、干したらこれで掃除機をかけておくようにしています。マンションだと布団のゴミを下に落とすのも案外気が引けるので、ふとんたたきよりも気兼ねなく使えて重宝しています。


ふとんのホコリやダニ、糸くずなどをスムーズに吸い取れる「ふとん用吸口(G-52)」 普通の掃除機のパワーブラシでは衛生上気になるし、吸い込みすぎてうまくかけられない場合が多いのですが、この「ふとん用吸口」なら引っかからずにスムーズに吸い取れます

 サイクロン式が人気の中、紙パック式を選ぶ方は少ないかもしれませんが、今回使ってみて、私はやっぱり紙パック式がいいなと思いました。紙パックを買ったり、補充を絶やさないようにすることが面倒だという人もいるでしょうが、掃除機本体の手入れの簡単さを考えれば紙パックの補充など、全く苦になりません。何より感動したのが、「こぼさんパック」のように紙パック自体が使いやすく進化していたことです。

 パワフルで、パワーヘッドが使いやすく、マイナスイオンで床がピカピカになるCV-PL10。この掃除機にしてから、掃除する回数が以前より減り、掃除することが楽しく感じるようになりました。





URL
  日立アプライアンス株式会社
  http://www.hitachi-ap.co.jp/
  製品情報
  http://kadenfan.hitachi.co.jp/clean/lineup/cvpl10/

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2007/10/01 00:00

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