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家電製品ミニレビュー ナショナル「生体リズム お目覚めスタンドASSA」
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~自然な光でスッキリお目覚め
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Reported by
清水 理史
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● 目覚まし時計が怖い
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生体リズム お目覚めスタンドASSA
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子どもの頃からずっとそうなのだが、どちらかというと「朝型」の人間だ。
早起きがつらいと思ったことはないし、寝起きもすこぶる機嫌が良い。極端な話、やろうと思えば朝起きて5分後からスグに原稿を書き始めることもできる。
よって、普段、目覚まし時計のお世話になることはほとんどない。いや、もちろん目覚まし時計を使わないというわけではない。一応、決まった時間にセットして寝るのだが、大抵、電子音が鳴る前に起きて、先にスイッチを切ってしまう。
だからなのかどうかはわからないが、たまに寝過ごして、目覚まし時計の音が響き渡ると、心臓が飛び出してしまうんじゃないかというくらいにビックリする。でもって、そうやって起きた日は、何となく体調もよろしくない。
というわけで、たまにとは言え、できれば目覚まし時計の恐ろしい音は聞きたくないことから購入したのが、「ナショナルのお目覚めスタンドASSA(アッサ) SB697W」だ。ホワイト、ブルー、ダークグレーの中からホワイトをチョイスした。希望小売価格は30,660円。Amazon.co.jpで18,720円で購入した。
● 光で刺激して目を覚まさせる
このASSA、見た目はデスクスタンドに時計をくっつけたアイデア商品のようだが、そのしくみはなかなかすごい。
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スタンドの台座部分に時計を一体化。時計の周囲が回転式のダイヤルになっており、それを回転させることでアラーム時刻をセット可能
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通常の調光機能付きスタンドとしても利用可能。寝室の明かりとして利用することもできる
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時刻のセットは背面のダイヤルで行なう
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光源は小型のクリプトン電球。寝ぼけてさわらないようにするための対策だろうか。前面にガードが取り付けられている
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最近では振動などで目を覚まさせるようなものもあるようだが、これまでの目覚まし時計は基本的に音で人間を刺激して目を覚まさせるというしくみだった。「ジリリリリー」や「ピピピピピ」など、起きているときに聞いてもイヤな音だが、要するに寝ている人が無理矢理起きるよりも、さらに「イヤ」だと感じる不快な環境を作り上げることで目を覚まさせるものであった。
これに対してASSAは、光で目を覚まさせようという製品だ。最終的には音も併用するのだが、基本的には光を使って脳を刺激し、生体リズムを崩さないように目を覚まさせるというしくみになっている。
具体的には、前面に時計のダイヤルで目覚めたい時刻をセット。すると、セットした時刻の30分前から、うっすらと光が点灯し始め、徐々に明るさがアップしてくる。そして、ちょうど起床時間になったときに明るさが100%となり、同時にアラーム音が鳴るようになっている。
要するに、窓から差し込む朝日を人工的に作り、それで目を覚まさせようという製品だ。
● 朝日で自然に目覚める感覚
正直、使う前は、そんなもので起きられるのかと思ったが、これがなかなか心地良い。
イメージとしては朝日と共に目覚めるという感覚だろうか。明け方に窓の外が白んできた状況から(もちろんこのときはまだグッスリ)、徐々に窓から日の光が差し込んできて(ちょっとまぶしい感じ)、「うーん」という感じで自然に目覚めるという感覚だ。
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実際に寝室に置いたところ。消灯した状態
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明るさ全開の状態。昼間でも結構まぶしい
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前述したように、最終的な設定時刻には電子音も鳴るようになっているのだが、個人的にはほぼこの音を聞くことはなかった。だいたい10分前くらいになると、光で先に目が覚めてしまうので、時計を見てアラームを止めて起きてしまう。
これだけで起きられるのだから、光というのは結構な刺激だ。おそらく、徐々に明るくなるのではなく、突然ビカッと照らされたら、それこそ目覚まし時計の大音量の時のようにビックリして飛び起きるのではないだろうか。
ASSAの場合、これが朝日を模して、徐々に明るくなるから、心地よく起きられるのだろう。深い眠りから無理矢理引き起こされるのではなく、徐々に脳を刺激して、体に目覚めのための準備をさせてくれる。だから、アラームが鳴るころには、完全に目覚めているか、ほぼ目覚めた状態になっているため、不快な思いを一切しなくて済む。
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「OFF」の状態
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「最小」の状態
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「中間」の状態
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「最大」の明るさ。このように徐々に明るくなっていくことで自然な目覚めを誘発する
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最近は夏場で朝日が昇る時間が早いため、タイマーの時間によっては先に部屋の中の方が明るくなっているが、暗い部屋で寝ているとか、冬場で日が昇る時間が遅いなどという場合には、さらに効果的なのではないだろうか。
ちなみに、スヌーズ機能も搭載されているので、うっかり二度寝という事態も防止できる。アラーム音が鳴ったときにスムーズスイッチを押して止めても、5分後に再び光りの刺激とアラーム音で時間を知らせてくれるので安心だ。
● 個人差や状況による差がある可能性も
ただ、個人的にはわりと目覚めが良い方なので、万人に同じことが言えるわけではない。たとえば、複数の目覚まし時計が鳴り響く中でも平気で熟睡を続けられるような人とか、明るいところでも平気で寝られる昼夜逆転タイプの人などに効果あるのかは不明だ。
目覚まし時計に耐性があるだけなら、音の刺激が光の刺激に変わるので効果が期待できそうだが、昼夜逆転の人には効果が期待できないかもしれない。また、前夜に泥酔して、とてつもなく深い眠りに落ち込んでいる場合なども、もしかすると効果がないかもしれない。このあたりは、個人差や状況による差があることも考慮すべきだろう。
ちなみに、ASSAにはスタンドタイプ以外に天井に取り付けるシーリングライトもラインナップする。しかも、シーリングタイプは光とともに小鳥のさえずりやヒーリング音が鳴るという豪華版だ。小鳥のさえずりというのは、なかなか目覚めがよさそうで魅惑的だ。場合によっては、こちらを選ぶのも良さそうだ。
■URL
ナショナル(松下電器産業株式会社)
http://national.jp/
製品情報
http://ctlg.national.jp/product/info.do?pg=04&hb=SB697W
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