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クマガイ電工「UVフレッシュ SUV-401F」

~据え置き型の歯ブラシ殺菌ボックス
Reported by 本誌:伊藤 大地

UVフレッシュ SUV-401F
 歯医者通いを始めて、はや半年、自宅で朝夕2回、職場で1回の歯磨きは習慣となっている。職場に歯ブラシを置いておくにあたり、気になるのが置き場所だろう。水分を含んだ歯ブラシは嫌なニオイの原因になるし、なにより不衛生だ。

 以前、当コーナーでは、除菌機能を備えた携帯用の歯ブラシケースを紹介したが、今回は複数の歯ブラシを収納できる、据え置き型の商品を紹介しよう。クマガイ電工株式会社の「UVフレッシュ SUV-401F」だ。メーカー希望小売価格は12,600円。楽天市場での購入価格は8,295円だった。

 この製品は、簡単に言うと、紫外線ランプを使って歯ブラシなどを殺菌する機器だ。ホテルや旅館などの大浴場の洗面台で、くしやひげそりなどが入った青く光る箱を見かけたことがないだろうか。あれは、紫外線ランプでくしなどを殺菌するためのものだが、UVフレッシュは、その小型版と思えばよい。


本体正面
サイズの大きい電動歯ブラシはそのまま入らないことも 紫外線ランプ。目に負担がかかるので、通常は直視しないほうがよい

 大きさは250×90×270mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約1.2kg。歯ブラシを立てて収納することを主な用途としており、奥行きが短い。左開きのドアを開けると、紫外線ランプが消灯し、閉めると、15分間、紫外線ライトを点灯し、中に入っている歯ブラシなどを殺菌する仕組みだ。ドアを閉めたままにしていると、15分間運転→4時間OFFのサイクルを繰り返す。

 庫内壁面には、歯ブラシを立てるためのクリップが付いている。このクリップに歯ブラシのネックの部分を挟んで立てる形となる。以前紹介したエセンシアが“モバイル”だとしたら、こちらは“デスクトップ”というべき存在で、普通の歯ブラシが5本、電動歯ブラシ用のブラシが2本、合計7本まで入るようになっている。

 歯ブラシを入れるスペースの上には、指輪などアクセサリーを入れるための、小さな棚もある。左側に軸が付いており、手前に90度方向、棚が回転してせり出してくる。棚から天井までの高さは約4cmほどなので、あまり大きいものは入らない。

 紫外線ランプはフィリップス製の4Wタイプ。平均寿命は約5,000時間という。紫外線による殺菌は、加熱殺菌、薬品による殺菌に比べると、物体そのものに与える影響がほとんどないこと、手軽でコストがかからないことが特徴だという。

 ちなみに、ランプが切れた際には、クマガイ工業に連絡すれば、有償で交換してくれるらしい。しかし、構造を見る限り、保証のことを考えなければ自分で交換用のランプを購入した方が簡単そうだ。ネット通販ではおおむね、1,500円前後で販売されているようだ。


小物専用の棚
ACアダプタは底面に差し込む。端子に水がかからないよう、台座に置いて使う 通常の歯ブラシのほか、電動歯ブラシのヘッド、60秒タイムマシンのヘッドを置いてみた

殺菌中はドア開閉部のフチが赤く光る 終了すると緑色に変わる 歯ブラシを立てて収納できるコップも付属する

 さっそく、パッケージを開け、準備を始める。まず、本体にACアダプタを接続する。ここでわかりにくいのは、ACアダプタの挿入口が底面についていること。底面に対して垂直にプラグを差し込むので、このままでは当然、台などに置けない。そこで、ちょうど下駄を履かせるように、専用の置き台が付属している。設置の手順としては、ACアダプタを接続後、コードを置き台に通す。本体を台の上に乗せ、台ごと、据え付ける場所に移動させる、といった感じになる。

 この台は、取り扱いが面倒なのだが、その目的は端子部が本体外面に露出し、水がかからないようにするためのものだ。

 では、使ってみよう。使用した電動歯ブラシのヘッド部分を毎日、歯磨き後に入れてみる。庫内にはファンが付いており、歯ブラシを乾燥させる役目も果たす。たしかに、軽く水を切って入れておくと、翌朝にはすっかり乾いている。ニオイももちろんない。当然のことながら、ケースに入れたままにしているため、ホコリなどで汚れる心配もない。

 なお、この製品は乾燥機ではないため、濡れた歯ブラシがすぐに乾燥するわけではない。しかし、殺菌作業を4時間ごと繰り返すほか、小型の送風ファンが付いている。濡れた歯ブラシを放置するよりかは、はるかに衛生的であることは間違いない。

 確かに、効果は感じられるのだが、洗面所周りにこれだけのものを置くスペースを作るのが難しい。マンションなどの洗面台ユニットでは置けるスペースがないだろう。購入前にスペースが確保できるかどうか、事前に調べることをおすすめしたい。

 できれば、こういうボックス型の製品ではなく、1~3人の世帯向けに、コップにフタが付いたような省スペースの製品がぜひ欲しい。これならば、今、歯ブラシを置いている場所にそのまま置けそうだ。メーカーのご担当者はぜひ検討していただきたい。





URL
  クマガイ電工株式会社
  http://www.kumagai-dk.jp/
  製品情報
  http://www.kumagai-dk.jp/uv.htm

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2007/07/27 00:01

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