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エセンシア「ESA-102」

~除菌機能を備えた歯ブラシケース
Reported by 本誌:正藤 慶一

ESA-102
 遠方の親戚や知人の家を泊まりがけで訪ねる際は、ドラッグストアやコンビニで売っている「トラベルセット」の歯ブラシを持ってゆく。使用後はポーチに入れておけば、バッグに入れておいても汚れることはなく、他の荷物を濡らす心配もない。携帯性が高いので、オフィスなどで使用している人も多いだろう。

 しかし、久しぶりに使おうとすると、ブラシが悪臭を放つ時がある。使用後にブラシを乾かさずケースに入れてしまったせいで、洗濯物の生乾きのように、菌が繁殖してしまったのだろう。歯をきれいにするモノ自体が汚くては、磨いてもキレイになるわけがない。

 このような事例に悩む人が多いのだろうか、歯ブラシケースに除菌機能を備えた製品が存在する。今回はその中から「エセンシア ESA-102B」という商品を紹介する。Amazon.co.jpでの購入価格は 3,580円だった。

 同様の製品はは他にもいくつかあったが、本製品はパッケージに「世界各国で特許取得」「選ばれてNo.1 世界販売実績」など、とにかくワールドワイドを謳っていることが目に付いた。製造元のエセンシアは韓国の企業で、同社のホームページによると、母国を初めアメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、シンガポール、香港、中国、台湾など、世界16カ国に歯ブラシ用の除菌機を出荷しているという。

 本体は25×218×42mm(幅×奥行×高さ)と長細く、見た目の印象は「ただのプラスチックケース」にしか見えない。ただし、一回り大きく重い。重いのは電池が入っているせいもあるだろう。ちなみに歯ブラシ自体は付属しないので、自分で使い慣れたものを入れよう。比較的ゆったりした作りなので、よほど曲がったものや大きなものでなければ入ると思う。

 内部は大小2つに区分けされている。小さな方には、紫外線ランプが備わっており、ここに歯ブラシのヘッドをセットすることで、ブラシを除菌する。2つのスペースの間にはゴム製のストッパーが付いていて、歯ブラシの“首”の部分を挟んで支える構造になっている。


ESA-102Bのパッケージには「選ばれてNo.1 世界販売実績」と謳われている 見た目の印象は、普通のプラスチックケースといったところ 歯ブラシは家庭用のものがそのまま入る

ブラシ部分には、殺菌灯として紫外線を発するランプが備えられている 歯ブラシの“首”の部分を挟んで支える、ゴム製のストッパー

 フタを閉じると、紫外線が点灯し、開始から5分後に自動的に停止する。電源には、単四アルカリ乾電池を2個使用する。ちなみに、点灯中にフタを開けると消灯するが、これは眼に悪影響を与えるとされる紫外線を直視しないようにするための配慮だろう。

 ちなみに同社のホームページには、「歯ブラシ1個当たりに14属約28種の様々な細菌が、数百万~数十億匹存在しているといわれており、これらの細菌の中には、虫歯、歯周炎などの口腔疾患から風邪、肝炎などの各種伝染性疾患細菌まで、様々な病原菌が含まれています」とあった。そんなブラシに潜む菌を、本製品の紫外線ランプで99.99%取り除くという。なんだすごいじゃないか、と思う一方で、本当にそんなに効くモノなのだろうか、という疑問もわいてきた。


フタを閉めると、紫外線ランプが点灯し、殺菌を開始する 電源は単四アルカリ乾電池2本。本体底部からセットする パッケージ裏面には「歯ブラシに残った細菌を99.99%取り除く」との説明がある

 それでは実際の効果のほどを試してみよう。会社のオフィスに置いて、毎日1回の歯磨き後に、歯ブラシを本製品に入れて保管してみることにした。中にはブラシを乾かさずに、ぞんざいに本体内につっこんだ日もあったが、2カ月ほど使用してみた結果は……大丈夫だった。ブラシは臭くならならず、歯磨き粉の香りしか残っていない。また、ブラシにも変色はあまり見られなかった。少なくとも体感できる範囲では、除菌の効果が感じられた。

 使ってみて便利だったのが、ランプのON/OFFがフタの開閉に連動していて意識する必要がない点だ。独立したスイッチがあってON/OFFの作業が必要だったら、面倒くさがりの私はそれだけでも使わなくなっていただろう。その点、本製品は通常の歯ブラシケースとして扱えば、勝手に除菌をしてくれるので、とてもありがたい。

 付属品として、携帯用のポーチが付いている。本体を入れても少々余裕があるので、大きめの歯磨き粉でもしっかり入りそうだ。ただし本体を横にしたときに、柄の部分がケースに当たるので、バッグに入れておくとカタカタ音がしてしまう。ここは内部をゴムにするなどをして、消音してほしいところだ。


使用後は毎回ESA-102で保管した歯ブラシ。2カ月ほど使用してみたが、悪臭を放つこともなく、またブラシの変色も見られなかった 付属品として携帯用ポーチが用意される。大きな歯磨き粉も余裕で入りそうだ

 しかし何と言っても、歯ブラシケースとして普通に取り扱うだけで、臭いの元となる菌を除去してくれるというのはとても便利だ。旅行の際のお供としてはもちろん、職場や学校に置いておくというのも良いだろう。単機能だが、その役割をしっかりと果たしてくれる品物である。

 なおエセンシアでは、乾燥用のファンを備え、歯ブラシを複数除菌できる据置型の商品も取り扱っている。中には、電動歯ブラシのヘッドをはじめ、カミソリやつめ切りの除菌にも対応する多機能なタイプもある。用途や使用環境に合わせて選びたいところだ。





URL
  エセンシアジャパン株式会社
  http://www.esencia-j.co.jp/
  製品情報
  http://www.esencia-j.co.jp/shouhin/esa-102.html



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2007/03/14 00:00

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