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コーポ「足キレイキレイ CP-1000B」
~散歩帰りの愛犬の足を泡で洗浄する
Reported by 清水 理史
愛犬用足洗浄機「足キレイキレイ」
散歩の後、犬を家に入れるときどうしていますか。
欧米のように家の中でも靴で生活しているのなら、問題もないのだろうが、さすがに散歩で足の汚れた犬をそのまま家の中に入れるのは躊躇してしまう。
我が家では、普段、洗面所まで抱えて連れて行って、だっこした状態で足を洗うようにしているのだが、これが結構難しい……。
だっこされている犬は、おそらく不安定な状態を何とかしたいのだろう。しきりに足をバタバタさせ、ズボンの腰のあたりや腕に必死で後ろ足をのせようとする。
雨上がりの散歩などの場合、洗う前の足を載せられてズボンはドロドロ、洗った後の足でもぬれたままだとシャツがびっしょりという、ひどい状況になってしまう。
というわけで、何とか効率的に散歩後の足を洗う方法がないかと探して見つけたのが、この製品。株式会社コーポのその名も「足キレイキレイ」だ。Amazon.co.jpで5,800円で購入できる。色はブルーとピンクが用意されていたので、ブルーを選んだ。
水を入れる部分の底に小さな穴が空いており、ここからポンプを使って空気を出すしくみになっている
操作はシンプル。前面のスイッチをオンにすれば泡が底から出てくる
●
まるでジェットバス。しかし……
【動画】洗浄しているときのようす(WMV形式, 366KB)
この製品、見た目は小さなバケツというか、水入れのような印象だが、底面に小さな穴がいくつか空いており、ここから泡が出るしかけになっている。
単三乾電池2本で動作するしくみなので、さすがにそれほど勢いは良くないが、言うなれば小型のジェットバスとでも言ったところだろうか。水を入れて、前面のスイッチをONにすると、底の穴から空気が排出され、泡がわき出してくる。
最初は、泡と言っても微々たるものだろうと思っていたが、さにあらず。実際の映像を見てもらえばわかるが、ボコボコという感じで、それなりに勢いよく泡がわき出てくる。まあ、よく考えれば足を洗うための泡なのだから、勢いよく出てくれないと意味がないというのも確かだ。
製品自体の使い方はとても簡単で、電池をセットした後、コップ一杯ほどの水を入れ、スイッチをONにするだけで良い。
しかしながら、実際に使うとなると、犬の性格や慣れが問題になりそうだ。我が家の犬は、
以前にレビューした電動ウォーカー
も乗りこなすほど、機械モノに対する恐れを持たないのだが、今回の製品は体の一部(足)を見たこともない泡の中に入れるというのがよほど怖かったようで、最初の1回、強制的に足を入れただけで、もはやそれ以降、心を許すことはなくなってしまった。
こんな感じで足を付けて洗浄する
最初の体験がよほど怖かったのか、大暴れして周囲が水浸しに……。それ以降、使ってくれなかった
セットに付属するマットとタオル(タオルは2本)。なかなか吸水性が高く、さわりごこちも良い
電源が入っていなければ興味津々。タオルはかなりお気に入り
無理矢理足を入れようとすれば大暴れ、電源を入れてボコボコという音が聞こえてくるだけで大騒ぎ、完全に拒否されてしまった。
よほどトレーニングされた犬ならば問題ないのだろうが、我が家のように自由気ままに育った犬の場合、やはり慣れるまでの期間をしっかりと確保してあげないと使うのは無理なようだ。この手の製品を使うときは、電源などを入れない状態で、2~3日ほど近くに置いておくだけにして慣れさせるなどの工夫が必要かもしれない。
とはいっても、効果は知りたいので、何度が強制的に使ってみた。完全にキレイにするには手で洗ってやる必要があるが、玄関などで手軽に足を洗うには悪くない製品だと感じた。
本製品には小型犬にちょうど良いサイズのマット(幅400×長さ600mm)とタオル(幅300×長さ400mm)が2枚が付属しているのだが、このマットとタオルの吸水性がなかなか高く、洗った足をすばやく拭き取って、床などを濡らさない工夫がなされている。これだけでも、購入価格分の価値はあると言っても過言ではない。
というわけで、我が家の犬は結局まともに使ってくれなかったわけだが、これだけで済まさずに普通の水洗いと併用すると良いのかもしれない。たとえば、屋外の水道でざっと汚れを落としておき、最後の仕上げとして玄関で足キレイキレイを使うといったようにすれば、より効率的に足をキレイにすることができそうだ。
雨の多い夏は、散歩に行くと、どうしても体は濡れ、足はドロドロという状態になってしまいがちだが、本製品があれば、それが少しは楽になるかもしれない。犬をうまく慣れさせることがカギになると言えるだろう。
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URL
株式会社コーポ
http://www.corpo.co.jp/
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2007/07/26 00:01
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